OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

幸せ2日続き

2010年11月14日 | 日記
今夜は日野陣屋の江戸文化に親しむ会があり、三社祭礼の段より三世相金錦繍文章を音羽菊公さんの舞踊、浄瑠璃・三味線の文字蔵さんという最強コンビで。その後は圓窓さんの落語で左甚五郎物の「鼠」。
どれもよかった。
「鼠」はもともと浪曲だったとか。人情物であるが、芸の精神も、その通り! とおもえたり、いいね、この噺。
菊公さんの動きは気功家のような動き。だが、これ当たり前か。江戸までの芸を受け継いでいれば、そうなるのが理。文字蔵さんもいうに及ばす。

その前、昼からは出口衆太郎氏の江戸の養生の話と実技。力まず、委ねる凄さを実感。

江戸に帰らなくてはいけないものがある。

ということで、昨日は赤坂で江戸前の鮨をいただく。
ただの生ずしではなく、これだな、と思う。
その後、昔は政界財界の黒塗りの車しか前に停まっていなかった料亭へちょこっと寄って一献。

その前は打ち合わせを兼ねて中国茶を飲ませる会へ。
プーアール茶を飲んでカビ臭いと思ったら、そりゃ違う! ということを知らされた。

その日のはじめは白楽で、かなをテーマに教えてました。
ということで、昨日は一日3件をこなした。私にとっては近年まれな事。

出口氏のレジメから
……。だから「目力を養おうとするならば常に目をつむれ、耳力を養おうとするならば常に聞くことに飽いて耳をとざせ、心気を養おうとするならば常に沈黙すべきである」と言われるのである。
                              白隠禅師『夜船閑話』
見猿聞か猿言わ猿の三猿は、封邪、瞑想の境地をいっている。


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2 コメント

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Unknown (やまもと)
2010-11-20 14:12:15
「目力を養おうとするならば常に目をつむれ、耳力を養おうとするならば常に聞くことに飽いて耳をとざせ、心気を養おうとするならば常に沈黙すべきである」と言われるのである。
                              白隠禅師『夜船閑話』
見猿聞か猿言わ猿の三猿は、封邪、瞑想の境地をいっている。

いい言葉ですね!覚えます。。
返信する
Unknown (小熊)
2010-12-02 00:50:23
白隠禅師は、書も肉太でとてもいいんです。みなさんも真似するなら白隠かも。
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