OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

お知らせ

2012年05月27日 | 文化・芸術
ポールスチュアートというブランドをご存知ですか。
松屋銀座から有楽町駅に向かうところにある銀座店に、
墨象の男物の扇子、紀波さんとのコラボ扇子などが並びます。
6月1日から17日まで。

明日28日から釜山の慶星大学に9日間です。
韓国は書道といわず書藝。


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黄瀬戸 根太香合

2012年05月22日 | 文化・芸術
和紙の型染めの得意な方だが、今回は家にある骨董類もたくさん並んだ竹間迪子展に寄った。
お香も聞かせてもらった。漁火とか、花橘とか。

そして織部釉の香合と利休も持っていたという黄瀬戸 根太香合をいただく。
来週から始まる釜山展のために大変な準備をしている方のお土産には黄瀬戸の方と考えている。
その方は陶芸が専門。今回のイベントは井戸茶碗発祥の韓国ということから、お茶がベースにあるので、
いいかな、と。

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今日一日きらり

2012年05月18日 | 文化・芸術

今日初日の三渓園「日本の夏じたく」展。看板のための布書きは、写真のサイズを3枚書いた。
それを昨日、出品者でどれにしようと投票して、割れたが、写真の看板のものとなった、らしい。
作者は、この前のブログに載せたものを善しとした。

この違いはよくある。
私は線を。
みんなは見やすいものを。
でも私も納得の結果ではある。
これが作者よりもディレクターの眼である。

今回はあたふたとまわった。
おや、世界を股に掛けるビジネスマンMさん発見。
「今日は平日でしょ」と。
「今日は誕生日でお休みを」会社がプレゼントだとか。
みんないい仕事してます。帯どめのコーナーがあって、出品者若い女性多く、入り込めず。年齢を感じてしまいました。

別の会場では、闘う花会、あり。
45分間で、4つの花を活けた。
上野雄次VS日向雄一郎
日向の的確な造形、上野の危うい美の前半、日向優勢。
後半、大物にとりかかる。日向、手際良く整然として上手い。
上野、大胆にしながらも細かい所を気にして大丈夫か…。
会場の締め切りのお堂のとびらを大きく開けると、明かりが差し込む。
そのあたりから上野の大胆さに精気が宿る。
日向はまた新たに上手さをみせる。

結果は客の投票により勝者、上野。
日向はうますぎたが、主催者上野をたたえるコメントは素敵だった。
今の時代、対戦中も、ビデオやカメラが執拗に追って、その時の主客の緊張した間よりも、ビデオになるための材料になってしまうのはいたしかたない? 

さて、三渓園を急いで後にし、大森へ。
出口さんに誘われて、堀越さんの個人コレクション公開展のオープニングで、駅近くの平山邸へ。

一階のリビング、茶室など35年の間に集めた多くの堀越さんの作品を飾る。
平山さんは胃や消化器を専門とする著名な外科医だったとか。
それも父が入院した病院の。もっと早くに知り合っていれば、平山先生の患者になれたのに…無念。

堀越さんが得意のカンテを歌う。
家元令嬢のお手前でお茶もいただく。
隣の方は「○千家で」とおっしゃるので
私は「中千家です」とまた余計なひと言を。
料理もおいしかった。

偶然話したご婦人は平山先生助教授時代の大学病院の婦長。
「え、まさか!」むかし同じ俳句結社にいた人でした!

「はるかなる日々」堀越千秋展
6月2日まで。11時から18時半。水曜休み。
大田区山王2-7-29
平山邸

そういえば、最近、展覧会行けてません。今日が久々。
ご案内をいただいた方々、失礼!









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日本の夏じたく

2012年05月14日 | 書道・筆文字
いよいよである。
これに行かなければ日本の夏は始まらない、という国民的イベント(にまではなっていないが、人気作家や実力作家が多い、実のある心あるイベントである)「日本の夏じたく」展。
今週金曜日から日曜まで、横浜の三渓園で。

今年は参加しない小熊である。
昨年の私の案内には、「来年はお茶会を考えている」と書いた。
そうなのである。三渓園の山の中の茶室を使って、素人の私の薄茶、プロの方の濃茶を、私の作品などを飾りながら、と考えていたが、その期間、ユニセフだったか、どこかの機関が全茶室を貸し切ったと聞く。
そういうことで、今年は、看板くらいが私の仕事である。

初日に行く予定である。


今日、毎日新聞「女の気持ち」覧に「誠の書」という投稿が載った。
日野の新選組書展に毎年出品している方の、書に対する暖かいまなざしのエッセイである。
“点、はね、払い、一本の線で自分を表現する”と文中にある。
こういう方に出品していただいていると思うと、感激ものである。

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みんなの書展

2012年05月09日 | 書道・筆文字
今日は日野へ。
新選組書展後期展を観に行く。

大型書展も会期が別れての展示があるが、この新選組書展は別れて展示されるものは落選作品である。
いいじゃないか、そういうの。
いい方を変えれば、みんなの作品展である。アンデパンダン展といってもいい。
規模は小さいが、心持ちは上々である。
関係者の関わり方に感謝である。

書家のための様々な書展から子どものお習字展までさまざまであるが、上手さを基準とするものがほとんど。
この新選組書展は、上手いものも選ぶが、書や筆文字の魅力を最大限に考慮する審査である。
遊びを基準にしてはいない。だが、時には遊んだ書も選ぶ。それでも、書の魅力をいつも思っている。
落選作品も輝いている。


帰り道、小川の和紙研修にいらした時代の最先端を歩む某プリンター会社社長を訪問。
機密事項がぎっしりだが、まったく理解できないので、全部みせてくれた。

趣味とする写真は、被写体を富士山とした時の大らかさ、道を撮った時のひろがり、求道精神を感じるものだった。
気持ちいい人との一時だった。

その後、国立ノ―ションへ。
みんな墨磨りは上手い。
墨磨りコンテストがあれば入賞の可能性がある。




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相生相剋

2012年05月08日 | 書道・筆文字
「龍虎相搏つ」という言葉はある。
陰陽五行は相生相克という考え方。

「龍虎相生」なんて言葉はないが、これもあの出口氏の発想で生まれた。

その出口氏の師匠の馮老師が5月5日に亡くなったという。
日本にいる弟子や関係者は葬儀のため北京に駆けつけるという。

あらためて、「龍虎相生」もまた真理なり、と思う。
全紙に一枚一字で書いたものを表装することにする。



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コラボ

2012年05月05日 | 書道・筆文字


出口氏の主宰する自然身法研究会の極意は、自然であること、そこに極意が隠されている。
というようなことになるとおもうが、共感する部分である。

4月29日イベントの写真がとどいた。
昨年は二人とも、震災のことしか考えられず、祈りと復興を願った。
今年はたつどしにちなんで、「龍虎生動」と書くことは決めたが、
出口氏の動きによって書体を変えようとした。

「虎」はもっと様になる字があるが、出口氏の動きに合わせるとこんな感じか、と考えたりした。
「龍」の時は、一瞬意識が飛んだ。冷静に書いていない。
出口氏の太極拳をもとにした動きは定評のあるところであるが、あまり合わせようとすると、こちらはすべる。

昨年はこのコラボで、祈りとしての「鶴」を書いたが、それはその後、いくつかの場で使われ、今度は韓国に持って行って、そこに韓国の方からのメッセージを書いてもらって思いを共有しようと考えている。

自然身法研究会HPの動画に、この2つのコラボがアップされている。
ちょいと私としては恥ずかしいが、出口氏の動きを中心にみてください。

そうそう、きなみさんとのコラボ扇子は日本橋三越本店5階に8日まである。




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復活

2012年05月03日 | 文化・芸術

昨日10年ぶりくらいか、「明日、ライブをやるのでよかったら」と電話をもらう。
ちょうど、急な仕事が入って田舎の事務所へ行く予定だった。

無事仕事を終え、夕方、会場のギャラリーへ。
個展の会期は終了したが、オープニングに続き、再度、パンクのライブをやることになったという。

「人望も人気もない私たちのコンサートにおいでいただき…」とあったが、
会期は終了しても、まだ、作品が飾られていて、相変わらずのハイセンスだった。
ライブもそうだった。
人だかりはなくとも、質は格別だった。

知らぬ10年の間にいろいろあったらしいが、あの園城寺の復活である。

観客の中にはそれこそ27,8年ぶりに会った会社の幹部というか上司がいて、今はガーデニングのプロになっているなおダンディになっていた人までいて、再会の握手は不思議な感じであった。縁はいなもの。これから会うことが増えそうである。






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