中村さんの和紙を使わせてもらって馬子にも衣装の私の「龍」。
対して、上手くならないでいい自分らしい書を目指そうとするある生徒さん「私も書いてみよう」との「龍」。
ヘマムシ夜(ヨ)入道。
江戸の文字絵の一つだ。
たまたま月の句をみていて、
絵に似たるかほやヘマムシ夜半の月 立圃
という江戸期の句をみつける。…ヘマムシ夜半(ヨワ)の月、とうまい。
やはり「入道」を草書体で書くのがいい、と挑戦。
そのあとに性懲りもなく、またまた自作の文字絵を考える。
一つのくろ、一つのしろ、二つのいろ。と連綿マダムにする。
まゆ、め、はな、くち、で、「一、つの、く、ろ」。 「つの」は連綿。
まゆ、め、輪郭、みみ、で、「一、つの、し、ろ」。
帽子のつば、かぶる本体部分、で、「二、つの」。 「二」も行草、「つの」も連綿。
首、服、で、「い、ろ」。
かなの連綿の勉強も兼ねて、としておこう。
語呂もふくめて、金字塔「へのへのもへじ」のレベルにはなかなか届かない。
「三密」は流行語大賞候補に挙がるか。
あらためて、できることは、じぶんで三密を気にしていくしかないようだ。
大きな組織になればなるほど、歯車がうまくかみ合うのが難しいのはわかるが、
んーーー、だ。
書道的には、くずしたりすると、ウ冠が無くなってっも「密」は成り立つ。
冠、つまり、上に頼るのは時にいらない、ということで。
ダンボールの「居」。
二つ折りにしたら屏風だ。
新コロナ以後、「居」を書いたら、“あれ、よかったね。屏風にでもしたらなおいい”というシオちゃんがいて、ならば、と、屏風にもなる「居」を。
気に入るものが書けることはそうそうない。
なので、また書く。
これまた、と思いながら、いまここに居る私そのものであるから、しかたなし。