OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

飢える

2016年09月28日 | 書道・筆文字

今の時代、何かに飢えている。

飢えることに飢えていたりして。

 

先日の「清」時代の書をテーマにした講座で、若い女の子が書いた趙之謙を真似た一字。

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花を摘む少女と虫を殺す少女 

2016年09月24日 | 文化・芸術

横浜シネマノヴェチェント12時前にたどり着く。

映画館に入ると途端に、段差に足をとられて、ばったりこけた。

 

矢崎仁司監督作品「花を摘む少女と虫を殺す少女」を観るのである。

すごい。

フラッシュドキュメンタリー的にはじまって……いや、やめておこう。観てほしい、どこかで。

大衆映画もいいけど、映画ってすばらしい、と思わせてくれるだろう。

11月のワークショップの件で3時から矢崎監督と渡邊さんと打合せなので、その前に映画を観ておこうと思って、2時には終わって、お茶でもしながら待つか、と思っていたが、映画が終わってロビーに出ると、矢崎監督も渡邊さんもお茶をしているではないか。

「(二人とも)早かったねー」といって館内の時計をみたら、4時だった。

236分だか237分の上映を単純に約2時間と思いこみながら、映画を観たのである。

なかなか4時間の映画も最近はないだろうが、これはすごい。今回は、まず「すごい」とだけ言っておく。

打合せ中はワークショップで観る「無伴奏」があって、打合せ後、矢崎作品の3本目「KISS KISS KISS」を観る。

こちらは、「無伴奏」の脚本も書いた武田知愛さんら5人の脚本家作品を5つの物語でつないだ矢崎組スタッフで撮ったメジャー仕様なインディーズ作品。

それぞれの作品が、それぞれの感覚をもって光っているが、5本に通って流れるのは矢崎さんの詩情というか感覚。

次回作が今すすんでいるそうで、またみたい。

写真は、舞台挨拶(左)矢崎仁司監督(右)キスキスキス4話目出演の草野康太さん

 

3作終了後夜も更けながら、ロビーで、スタッフやら業界の人たちもアットホームな感じで一献。

河合龍之介さんも矢崎作品に出演したことがあるらしいのですが、まったく私は最近の俳優さんをしらないのですが、かっこいい。そして紳士でした。

マスターと、草野さんの友だち俳優の大和田悠太さん(この人あいされキャラです)と最後に話しこんでいたら、気がつけば終電ぎりぎり。あわてて帰る。

 

さて、11月12日土曜日1時30分より5時30分の4時間。

「無伴奏を、観て、書く」

池袋コミュニティカレッジ8階ホール

会員3430円(60歳以上会員会費無料)、会員外4000円

映画の一齣をみてから、そこからの感情を筆文字やペンという肉筆におこしてみよう、という初の試み。

どうぞ、ご参加あれ。

矢崎監督もきてくれます。

 

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落葉松と赤とんぼ

2016年09月17日 | こども書道

北原白秋

 

三木露風

 

どちらも気になる作品なのだ。

筆文字には人間の数ほどその魅力があるんだと思うんです。

 

 

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中秋の名月

2016年09月15日 | 書道・筆文字

本日の名月は曇って観えず。

ながら、今日の教室は、初心者も経験者も一緒になったので、前半は臨書などしながら、途中で「菊月」などと書いて、そのうち誰かがいったか、満月みたいな「月」が書きたいとか。

最後にみんなで、満月みたいな「月」コンテストになる。

みんなそこそこのものになるのは、人生経験か。

そのなかで、結果的に初心者の方のあっさりした「月」が半紙のやや上部に書いて、そこはかとなく満月を感じてみせて、見事。私には書けぬと思った。写真を撮っておけばよかった。

 

昨日も身体をほぐす会にて、毎回、太極拳の動きのままに筆を扱おうとする水書き書道で、大きく「月」を書いた人がいた。

たっぷりとしたいい「月」だ。関西在住の昔、私も大好きなかなの大御所に習っていた方の作である。

中秋の名月は過ぎても、日本にはもう一つの名月、十三夜がある。

なので、過去の書家の名作がある「月」を、十月に入ってもう一度、池袋教室では全紙に書く。

どれだけ、のめり込めるかと、心の自由度が試されそうである。

 

 

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書の身体 書は身体 第9回

2016年09月02日 | 書道・筆文字

平がなは抽象的な書のなかにあってもっとも抽象的なものかもしれません。

 

武術と身体のまとめ www.ko2.tokyo/

「書の身体 書は身体」第9回 平がなについてかいています。

長いですが、ご一読お願いします。

第一回、最新号は無料です。

今現在、第8回も無料みたいです。

 

 

 

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