OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

手すさび

2018年02月22日 | 文化・芸術
兜太先生の追悼記事など眺めながら、記事中にもよく載る代表句をいくつかペンや小筆を使ってじゃれているうちに一つ私のなかで小さな発見があった。

湾曲し火傷し爆心地のマラソン

原爆という人類の重い課題を社会的に前衛的に表現した現代俳句の有名句。

それに対して、
弟子筋や兜太ファンでなければ知らないと思われる句に、私が「月によせて」としながら、書作品群の中に、しゃれで肉づきの「腰」の入っている一句を作品にしたと昨日ここに記したが、それは、

頭痛の心痛の腰痛のコスモス

この句は、どうとらえるか様々だろうが、私にとっては、コスモスが秋桜ではなく、飛躍して宇宙として捉えてもいい句であったのだが、二句はリズムが似ていた。
と私の小さな発見。




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