OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

気概

2023年06月15日 | 文化・芸術

写真はそれぞれの作品の一部である。作家には失礼かと思うが、気になった部分である。

多摩美と丸木美術館共催の八木幾朗さんの多摩美退官記念の展覧会は、6月11日、丸木美術館の方に伺ったのである。

最近は何を観ても聴いてもみんな関係者や付き合いのものが多いのはしかたないが、この八木さん、その人と作品は、観たかった。

私ももうずいぶん古い付き合いになったが、染織作家の紀波さんからよく八木さんのことは聴いていた。予備校からの付き合いだそうだが、お話してみて、自然で、意固地で、解放されてて、なるほど魅力的な作家であった。

さらに言えば、この展覧会は「戦争と人間」というタイトルがつけられていたか、ここの部分写真には写ってないが、直接的に戦争や紛争、基地問題などを想起させる部分があって、日本画に何ができるか、日本画家になにができるか、の気概と問いもあった。

書家や芸術家と置き換えてみるのもいい。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すし屋

2023年06月14日 | 日記

仁左衛門の「義経千本桜」を梅花さんが出るというので、6人で歌舞伎座へ。

私以外は、通の方々。私はガイドを聴きながら。

メインは「すし屋」の段だったが、終演後、銀座シックス横のすし屋で、梅花さんを囲んで4人で会食。

セリフやら場面の長短とか、

江戸と上方では、ずいぶん同じ演目でも違うことを知った。

仁左衛門さんも多くの方を泣かせてたな。

すし屋へのお土産は、写真の歌舞伎座売店の塩キャラメル。

そのすし屋も北海道のものを多く扱い、江戸前というノリではない。

オリジナルを作り出すのは、容易ではないことをしみじみ感じているので、松島屋の千本桜を基本にして、江戸前も観てみたいが、観たい役者は誰だ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする