OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

月桂樹で染める

2009年12月26日 | 和紙作り
今日は小川町和紙体験学習センターの本館内装工事で職人のような仕事をした。塗装の下準備のケレン作業だ。「むかしよくやってたナー」と感慨一入。
「筆をハケに持ち替えて」のキャッチコピーはペンキ屋時代。現場監督時代もある。面白かったなー、と思えるのは、とても人間らしい職人さんがたとめぐり合ったことかな。
若い和紙仲間のひとりは月桂樹の葉を煮て、銅ばいせんで紙を染めた。銅の量が多ければ、緑にもなるようだが、少なかったので、少し赤みを帯びた生成りをくすませた感じの色に染まった。
好きな色に染めるのは難しい。そりゃなんでもそうだ。でもそうならない時の発見もある。これ、大事だろ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 続 スペインへの道 | トップ | 速水御舟 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

和紙作り」カテゴリの最新記事