私は、クリーニング店で受付パート仕事をしています。
顧客に、ゴルフと釣りで一年中日焼けしている50代前半の男性社長がいます。
背も高いし、なかなか感じも良い方です。
彼は、バッグの中から取り出した衣類を、カウンターの上に種類ごとに分けて置きます。
ワイシャツ、ポロシャツ、スーツごとに仕分けるのです。
これは、受付する者にとって、手間が省けます。
特に、上下組み合わせのある衣類の、打ち間違いを防ぐことができます。
彼のクリーニング店での何気ない振る舞いを見れば、
仕事の段取りも良かろうと、推測できます。
顧客の中には、バックをドスンとカウンターに乗せたままの人もいます。
20代・30代であれば、
私 「カバンから出して頂けますか?」
と、作法を教えて差し上げますが
客によっては、言うのも面倒くさい場合
私が腕を突っ込んだり、カバンを逆さまにしたりして中身を出します。
ゴルフと釣りが好きな社長と、釣りの話題になった際、初めて聞いた言葉が
「ハイブリッド フグ」
毒を持っていないはずのフグが、毒を持っていることが多くなってきたそうです。
フグの異種混合が増えて、外見からは判断できなくなっているそうで、
外見は毒無しなのに、毒を持っているフグを、「ハイブリッド フグ」と呼ぶとのこと。
それまで、
ハイブリッドといえば、ガソリンと電気で走行する「ハイブリッドカー」しか知りませんでしたから
いい加減なネーミングだなと、聞き流しました。
ところが、
このハイブリッドという単語は、英語圏で色々な事に使われていることが、分かりました。
「hybrid」(ハイブリッド)・・・(動物・植物の)異種混合 / 混合物・複合物
例えば、
「ハイブリッド ドッグ」は、二つの血統種を人為的に交配させて生まれた犬ですし
「ハイブリッド ローズ」は、二種類に薔薇を交配して作った薔薇だそうです。
コロナ下では、
「ハイブリッド・ラーニング」という言葉も生まれました。
学校に行って受ける対面型授業とオンライン型授業を組み合わせた学習方法をです。
「ハイブリッド」は、日本語になりそうな勢いです。
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