のんびり気軽にさんぽがてら。
こないだ「五百羅漢」をやったので…本日は、「目黒のらかんさん」と親しまれている目黒は「五百羅漢寺(ごひゃくらかんじ)」です。
正式名称は「天恩山五百羅漢寺」です。
東京のお寺というのはやっぱり江戸時代からのものが多いですが、こちらも同様。
時は元禄元年(1688)
…えっと、関ヶ原合戦から約八十五年後のこと。
当時四十歳であった「松雲元慶(しょううん・げんけい)」禅師は、江戸の町を托鉢すること数年。
集めたお金によって十数年に渡る歳月をかけ、コツコツと自ら造りあげた仏像なのでした。
凄いですね!
他の羅漢像を見て、自ら造ることを考えた…とのことらしいですが、大したものです。
お寺の創建は元禄八年(1695)
本所五ツ目(※江東区大島付近)にあり、「本所のらかんさん」と呼ばれていたそうです。
五代将軍「徳川綱吉」、さらに八代「徳川吉宗」など、時の支配者であった徳川家の援助を得て、一時は大伽藍が建立されるなど大いに繁栄しましたが、明治維新とともに没落。
二度の移転から現在の目黒の地に移ったのは、明治四十一年のことでした。
それ以降も衰退し続け、昭和五十四年になってようやく境内が整備され、現在の近代的なお堂が完成したのです。
…ちょっと風情に欠けるくらいなのは、そうした切実な理由からなのでした。
そんな歴史の目黒「五百羅漢寺」
松雲禅師が相当に頑張ったらしく、当時は五百体以上の羅漢さんがおりました。
正式には五百三十六体とのことでしたから…勢い余って造りすぎちゃったんですね(笑)
そうした羅漢さまが、ずらりと横に並んだ「羅漢堂」は圧巻。
また本尊「釈迦如来」を飾る本堂の両脇にも整列しておられます。
結構な大きさあるのでなかなか迫力があり、仏像ファンなら一見の価値ありでしょう。
ちなみに…現存している羅漢像は三百五体なのだとか。
誰か突っ込みましたか?
そう、五百羅漢という名ではありますが、実際は五百羅漢ではないのです(笑)
[住所]
五百羅漢寺 東京都目黒区下目黒3-20-11
[関連記事] 【観音・菩薩・天部などいろいろ】
⇒ 仏像の種類 (お父さんのための仏像講座) [前編] [後編]
⇒ 国宝・弥勒菩薩半跏思惟像 (京都・広隆寺)
⇒ 弥勒菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 普賢菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 勢至菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 般若菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 千体観音堂(京都・三十三間堂)
⇒ 十一面観世音菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 千手観音菩薩 (仏像・菩薩)
⇒ 重文 木像聖観世音菩薩立像 (秦野・宝蓮寺)
⇒ 楊貴妃観音 (京都・泉涌寺)
⇒ 如意輪観音
⇒ 馬頭観音
⇒ 不空絹索観音
⇒ 執金剛神・仁王像
⇒ 日光菩薩・月光菩薩
⇒ 二十五菩薩
⇒ 地蔵菩薩・半跏坐像 地蔵菩薩半跏像
⇒ 毘沙門天 (仏像・天部) 前編 後編
⇒ 兜跋毘沙門天
⇒ 大黒天 (仏像・天部) 仏像編 信仰編 拳印大黒天(滋賀・石山寺)
⇒ 布袋尊 (七福神)
⇒ 荼吉尼天
⇒ 摩利支天
⇒ 韋駄天
⇒ 阿修羅 (八部衆)
⇒ 大天狗像
⇒ 訶梨帝母[鬼子母神](仏像)
⇒ 五百羅漢像 千二百羅漢像 びんずるさま
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※実は、このあたりは色々と楽しいです。
これぞ、お寺さんぽですね。
こないだ「五百羅漢」をやったので…本日は、「目黒のらかんさん」と親しまれている目黒は「五百羅漢寺(ごひゃくらかんじ)」です。
正式名称は「天恩山五百羅漢寺」です。
東京のお寺というのはやっぱり江戸時代からのものが多いですが、こちらも同様。
時は元禄元年(1688)
…えっと、関ヶ原合戦から約八十五年後のこと。
当時四十歳であった「松雲元慶(しょううん・げんけい)」禅師は、江戸の町を托鉢すること数年。
集めたお金によって十数年に渡る歳月をかけ、コツコツと自ら造りあげた仏像なのでした。
凄いですね!
他の羅漢像を見て、自ら造ることを考えた…とのことらしいですが、大したものです。
お寺の創建は元禄八年(1695)
本所五ツ目(※江東区大島付近)にあり、「本所のらかんさん」と呼ばれていたそうです。
五代将軍「徳川綱吉」、さらに八代「徳川吉宗」など、時の支配者であった徳川家の援助を得て、一時は大伽藍が建立されるなど大いに繁栄しましたが、明治維新とともに没落。
二度の移転から現在の目黒の地に移ったのは、明治四十一年のことでした。
それ以降も衰退し続け、昭和五十四年になってようやく境内が整備され、現在の近代的なお堂が完成したのです。
…ちょっと風情に欠けるくらいなのは、そうした切実な理由からなのでした。
そんな歴史の目黒「五百羅漢寺」
松雲禅師が相当に頑張ったらしく、当時は五百体以上の羅漢さんがおりました。
正式には五百三十六体とのことでしたから…勢い余って造りすぎちゃったんですね(笑)
そうした羅漢さまが、ずらりと横に並んだ「羅漢堂」は圧巻。
また本尊「釈迦如来」を飾る本堂の両脇にも整列しておられます。
結構な大きさあるのでなかなか迫力があり、仏像ファンなら一見の価値ありでしょう。
ちなみに…現存している羅漢像は三百五体なのだとか。
誰か突っ込みましたか?
そう、五百羅漢という名ではありますが、実際は五百羅漢ではないのです(笑)
[住所]
五百羅漢寺 東京都目黒区下目黒3-20-11
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※実は、このあたりは色々と楽しいです。
これぞ、お寺さんぽですね。