のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は「薬師如来」にもれなくついてくる可能性の高い、オマケ仏「日光・月光菩薩」についてです。
さて、「日光」といえば漫画「孔雀王」に登場する、高野山にいる屈強な男性。
あるいは、アリスソフトの「ランス」に登場する聖剣ですね。
……ああ、知らないですか。
そりゃ、そうですよね。こちら漫画ブログではないですし。
一般的には東照宮なイメージなのかな？
それに比べて、「月光」ってのはあまりぱっと思い出しませんね。
えー、昔流行った忍者部隊とか、どっかの地対空車両、あるいは戦闘機が似た名前だったと思いますが…どうでしょう。
どうしても暗い、ぼんやりとしたイメージですよね。
これが名前の不幸ってやつですよ。
ああ、クラッシックでそんなんあったかな。
とかなんとか、つまらん前置きはそれくらいにして、なんでも対にするのがお好きな仏像でまさしくソレというのが、この「日光・月光菩薩」だと思われます。
とりあえずいきなり見分け方からですが、「薬師如来」の脇侍として左右におられる方々です。
おしまい。
ちゃんちゃん。
…と、終わってしまってはお寺さんぽブログとして失格なんで続きをば。
ほぼ八割方は薬師様の両隣におられます。
いつぞやのヒーロー物っぽく、三尊形式でおられる薬師様を発見したなら、一緒にご確認下さい。
このトリオを「薬師三尊（やくしさんぞん）」と呼んでおります。
一般的には、「日光菩薩」が右で、「月光菩薩」が左になります。
それぞれは対称的に作られています。
どちらかが右手上げていれば、片方は右手を下げ、みたいな感じです。親指と人差し指で輪をつくっていることも多いんだって。
「世の中ゼニやー」
というやつですよ。
ポーズとかお姿はかなり自由でして、固定形態はありません。残念。
お名前そのまま、冠や持ち物にお日様マークや、月のマークがありますんで、そちらでも判断できるでしょう。
遠いと確認しづらいんですが。
ただ、どうしても薬師さんのオマケ的な扱いが強く、単なる盛り上げ役に甘んじておられます。
単独での信仰もほぼないでしょう。
あれですよ、ガンダムのオマケ的扱いな支援モビルスーツのガンキャノン・ガンタンクみたいなもんです。
梵名は日光さんが「スールヤプラバ」、月光さんが「チャンドラプラバ」です。
ちょっと覚えにくいですね。
まぁ、覚えたところでまったく役にはたたないでしょうけれど。
両菩薩ともに「薬師瑠璃光浄土（やくし・るりこう・じょうど）」に住み、如来の教えを護っているそうです。
なんだかお役目自体からしてオマケちっく。
もう少し掘り下げると、日光菩薩が”光明を発して天下をあまねく照らし、生死・諸苦の闇を消滅”させ、月光菩薩は月の光の象徴として存在しているそうです。
ここでも月光菩薩はやや分が悪いみたい。
最後に真言を。
日光菩薩は「おん ろぼじゅた はらばや そわか」
これで、除病（じょびょう）、すなわち病根を焼くことができるそうです。
月光菩薩は「おん せんだら はらばや そわか」
これで、除病（じょびょう）、すなわち苦熱を除くことができるそうです。
……どちらにすがればいいのか……微妙（笑）
[関連記事] 【如来のいろいろ】
⇒ 如来 （お父さんのための仏像講座）
⇒ 座り方編 （お父さんのための仏像講座）
⇒ 印相編 （お父さんのための仏像講座）前編 後編
⇒ 五智如来石像
⇒ お釈迦様・釈迦如来 （１・２・３・４・５・６）
⇒ 大日如来
⇒ 阿弥陀如来 鎌倉大仏 （胎内参拝）
五劫思惟阿弥陀如来 みかえり阿弥陀如来 うなずき阿弥陀
⇒ 薬師如来 蛸薬師
⇒ 弥勒如来
⇒ 毘盧遮那如来
⇒ 四天王編 （お父さんのための仏像講座）
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※そんな訳でうわさの忍者部隊です。
本日は「薬師如来」にもれなくついてくる可能性の高い、オマケ仏「日光・月光菩薩」についてです。
さて、「日光」といえば漫画「孔雀王」に登場する、高野山にいる屈強な男性。
あるいは、アリスソフトの「ランス」に登場する聖剣ですね。
……ああ、知らないですか。
そりゃ、そうですよね。こちら漫画ブログではないですし。
一般的には東照宮なイメージなのかな？
それに比べて、「月光」ってのはあまりぱっと思い出しませんね。
えー、昔流行った忍者部隊とか、どっかの地対空車両、あるいは戦闘機が似た名前だったと思いますが…どうでしょう。
どうしても暗い、ぼんやりとしたイメージですよね。
これが名前の不幸ってやつですよ。
ああ、クラッシックでそんなんあったかな。
とかなんとか、つまらん前置きはそれくらいにして、なんでも対にするのがお好きな仏像でまさしくソレというのが、この「日光・月光菩薩」だと思われます。
とりあえずいきなり見分け方からですが、「薬師如来」の脇侍として左右におられる方々です。
おしまい。
ちゃんちゃん。
…と、終わってしまってはお寺さんぽブログとして失格なんで続きをば。
ほぼ八割方は薬師様の両隣におられます。
いつぞやのヒーロー物っぽく、三尊形式でおられる薬師様を発見したなら、一緒にご確認下さい。
このトリオを「薬師三尊（やくしさんぞん）」と呼んでおります。
一般的には、「日光菩薩」が右で、「月光菩薩」が左になります。
それぞれは対称的に作られています。
どちらかが右手上げていれば、片方は右手を下げ、みたいな感じです。親指と人差し指で輪をつくっていることも多いんだって。
「世の中ゼニやー」
というやつですよ。
ポーズとかお姿はかなり自由でして、固定形態はありません。残念。
お名前そのまま、冠や持ち物にお日様マークや、月のマークがありますんで、そちらでも判断できるでしょう。
遠いと確認しづらいんですが。
ただ、どうしても薬師さんのオマケ的な扱いが強く、単なる盛り上げ役に甘んじておられます。
単独での信仰もほぼないでしょう。
あれですよ、ガンダムのオマケ的扱いな支援モビルスーツのガンキャノン・ガンタンクみたいなもんです。
梵名は日光さんが「スールヤプラバ」、月光さんが「チャンドラプラバ」です。
ちょっと覚えにくいですね。
まぁ、覚えたところでまったく役にはたたないでしょうけれど。
両菩薩ともに「薬師瑠璃光浄土（やくし・るりこう・じょうど）」に住み、如来の教えを護っているそうです。
なんだかお役目自体からしてオマケちっく。
もう少し掘り下げると、日光菩薩が”光明を発して天下をあまねく照らし、生死・諸苦の闇を消滅”させ、月光菩薩は月の光の象徴として存在しているそうです。
ここでも月光菩薩はやや分が悪いみたい。
最後に真言を。
日光菩薩は「おん ろぼじゅた はらばや そわか」
これで、除病（じょびょう）、すなわち病根を焼くことができるそうです。
月光菩薩は「おん せんだら はらばや そわか」
これで、除病（じょびょう）、すなわち苦熱を除くことができるそうです。
……どちらにすがればいいのか……微妙（笑）
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