お寺さんぽ Ver.03

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千二百羅漢像 (京都・愛宕念仏寺)

2006年06月28日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は嵯峨野めぐりの始発点、愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)、もはやそのメインと言っても過言でない、「千二百羅漢像」です。


なんちゃら羅漢、ってーのはあちこちにありますが、羅漢さまが千二百もあるのはここだけでないでしょうか?
よく知らんですけど。(←なら書くな)

たいていの場合は各書物による、”釈迦には五百名の比丘衆が行動を共にしていた”…という記述によって、五百羅漢としているようです。
(※あるいは釈迦入滅後の集合において、五百名の弟子が来たことに由来するなど、諸説あり)
適当に五百くらいかなーって決めた訳ではないんですね。

ちなみにインドには五百羅漢はなく、造られたのは中国に至ってからのようです。日本では禅宗系で多く、鎌倉時代以降が多いそうですよ。

さて、愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)には鎌倉期に造られた仁王を左右に安置した仁王門(※門自体は江戸時代)があったんですが、これが昭和二十五年(1950)の台風で破損。
三十年ほど過ぎた昭和五十六年(1981)になってようやく修復されるんですね。
その際に誰が言ったか、

境内を羅漢の石像で充満させたい

……それから十年。
その願いは見事成就し、いつしか五百をゆうに超える、”千二百体もの羅漢がひしめく”凄まじいお寺となったのでした。
めでたし、めでたし。
うふふふ…。

ちなみに、この羅漢様は一般の参拝者の方々が自らの手で彫ったものだそうです。
そのため非常に表情豊かで、同じようなもののない、楽しくもやや異様な石仏群となっています。
もう、そりゃお寺のあちこち、いたる所におられますよ。スゲェです。
ずらーっとならんだサミットのような風情は、まぁ昼間ならいいですが、夜はちょっと不気味ちっくかもしれません。
泣きそう。

ちなみに、ひでるさんは蟻とかアブラムシとか、集団がごそごそ蠢くようなものが苦手です。
ぞわわわわっーとするでしょ。
石仏なんで動きはしません(←あたりめーだよ)が、そんなん思い出しました。



[住所] 愛宕念仏寺 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5

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※全然関係ないですが、「たまる」繋がりで。
 ちょっと楽しそうなものみつけましたんでご紹介。いいなぁ。

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