*2016年5月9日撮影
会津の鶴ヶ城の桜もすっかり葉桜になりました。
人出の多い場所では桜の根を守るために、桜の木の周りに丸く立ち入り禁止のロープが張ってあります。
そのロープの中の丸い地面には、様々な雑草が茂ります。
そんななかに、ジシバリがたくさん生えているのを発見しました。
*2016年5月6日撮影
黄色いタンポポのような花ですが、タンポポよりは小さめで、茎も細くて弱々しく見えます。
細長い茎が地面を這ってところどころで根を下ろして増えるので、地面を縛っているようだというので、ジシバリの名がつきました。
ニガナに似ていて、少しの土があれば岩の上にも生えるというので、イワニガナという名もあります。
みかけによらず、生命力の強い草花のようです。
*2016年5月6日撮影
じつは田んぼの畦などにたくさん生えているのはオオジシバリで、葉が大きいのが特徴です。
それに比べてジシバリはあまり見かけない花になりつつあるようです。
小さな丸い葉がジシバリ。花もオオジシバリよりは小さめなのですが、それは見た目では区別がつきません。
タンポポより小さいとはいえ密集して咲くことが多いので、華やかな小さな花です。