故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

代打

2022-03-26 11:02:48 | よもやま話

高松港から見た「灯台」(絵のタイトル)です。
突堤の中と外では、海の色が違います。
出ないわけにはいかないのです。


行って来い 選ばれ辞退 帰るしか

夜中にインターネットを見たり、雨が降るからいいかと、早朝に起床しませんでした。
動かない私に代わり、妻が朝ごはんを作ってくれました。
今日のタイトルは、「代打」です。

代打は、ピンチヒッターとも言われ、先発要員に代わって打席に立ちます。
代打が、先発要員より打撃の点で優れている場合が多いと言えます。
代打の専門職もいますが、多くの場合、活躍後は先発要員になります。

乱暴な例えですが、世代交代も「代打」から始まるように考えます。
成功していれば、維持しようとする。
哀しいかな、維持するためにさらに用心をする。
きりのない話です。
それが続かないことは、侵攻の歴史が答えを出しています。

代打は、先発要員とどこが違うか。
ピンチを打開する可能性のある人です。
先発要員と同じ考えや能力では、勤まりません。
成功体験を世代間で引き継げない。
センチュリーカンパニーが少ないように、三世代で組織も終わる。

2016年1月16日の投稿記事、「見えなかったものを見たい」では、
「理由が文化であり、工夫が文明なのです。」と書いています。
「代打」は、ピンチに送られる。
大勝している場面で、試しに打ってこいではありません。
打開するのが、「理由」です。
その積み重ねが、経験すなわち「文明」となる。

62歳で、「地域おこし」に挑戦した。
未だに、過疎に抗っています。
私達は、ここでは若造です。
身体と心に汗をかいています。
「代打」は、夢多き人であるべきです。
先発要員が、多くの宿題を残してくれた。
感謝の気持ちで、頭をクールにし、全力で振り回せ。
まず、一点だけをこじ開けろ。

2022年3月26日
<<あとがき>>
代打は、一発勝負です。
ネット裏で出番を待ち、何千回もバットを振りました。
どれもうまく行かない。
お前しか残っていない。
尻込みするわけにはいきませんね。
フォアボール取るより、三振してこい。
(筆者)
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歩みを止めるな

2022-03-25 12:41:13 | よもやま話

絵のタイトルは、``Window``です。
山歩きをして汗をかいた。
かいたからこそ、頬をなでる風がさわやかと感じる。


絵画を見て、小説を書く。
人の顔を見て、悪口を思いつく。
まったく、相反する行為のようです。
前者は美しく、後者は醜い人間の性を著わしています。
今日のタイトルは、「歩みを止めるな」です。

農作業で使うズボンのあちこちに穴が開いています。
摺れるところから薄くなり、元々安いズボン故、生地の宿命です。
それでも愛着があり、妻に縫ってとお願いしました。
数週間も置かれています。
数度の嫌味の言葉に、妻は腰を上げ、ミシンを持ってきました。
ミシンを置こうにも私が机を占領している。
狭いわね。
そうだね。
厚かましい。
奥の部屋で、ミシンの音が聞こえます。

どうしても、昔のようには動けない。
ここが落とし穴です。
昔のように動けないことを知ることが出来た。
では、どうするか。
補助器具(補聴器、老眼鏡、杖、電気椅子自動車など)を使う。
それが悔しいし、情けない。
はたまた、考える。
なんで悔しいの。
誰も期待なんかしていないと知る。
生きていてくれさえすればよい。

スマホもコンピューターも面倒だ。
じゃあ、どうする。
誰かと話そう。
若い人でも同年代の年配者でもよい。
皆さん抱える問題は違えど、何とかしたい。
カラ元気が湧いてくる。
わずかながら、出来ることがある。

脳内出血で、左半身不随となった。
かつてのように、魚や野菜を抑えられない。
ならばと、まな板にくぎを打ち、くぎに野菜や魚の片方を刺して固定する。
時間はかかるが、自由な右手に包丁を握り、切ることが出来た。
にんまりである。
欠けた前歯の穴から舌が覗く。

すべて、自分に関わることである。
何とかせねばなるまい。
半歩でもよいではないか。
前へ進め。

2022年3月25日

<<あとがき>>
中国電力のポイントで、カープの観戦券が抽選で当たる。
カープ友の会に入っていなければ、抽選に応募の権利が無い。
コンピューター上で、カープ友の会に入る試行錯誤するも、苦戦して辿り着けない。
妻は、きっとまた挑戦するだろうな。
ズボンを一枚だけ仕上げ、ぷりぷりしながら「ジャガイモの種」を取り出した。
私も神輿をあげなければならない。
密植した蜜柑を掘り起こし、空いたすき間にジャガイモの種を植える。
(筆者)
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妻の友人

2022-03-24 05:57:16 | よもやま話

絵のタイトルは、「距離感」です。
盆栽を眺めている。
近いづいたり、距離を置いたり。
何処がいいのか分からない。
友人が選んで、床の間に飾っている旦那(盆栽)さん。
やっぱり、謎だわ。


やっと一人になれたのに、なぜ今更苦労の道を選ぶのよ。
再婚反対。
と、私と妻との再婚にレッドカードを出した友人二人が、我が家を訪ねて来た。
60過ぎのラブレターは、「こんな私でもよいですか」と履歴書を愛情のオブラートに包むようなもの。
今日のタイトルは、「妻の友人」です。

私の友人が、我が家に来ることがある。
妻の手料理で、大酒を飲んで、「また来るぞ」と脅しのような言葉を残して帰っていく。
古里に帰って来て3か月が経過した。
職場が一緒だった古い友人と妻は連絡を取らなかった。
多分、生活が落ち着いてからと考えていたのだろう。
嵐は突然やってきた。
私は、どこかに消えようかと考え、妻に打診した。
友人が来にくくなるからいた方が良いということになった。
私も、妻が選択したのはこんな奴ですと伝えなくてはと考えた。

解ったことは、友人と同じくらい妻は私のことを知らずに一緒になったと感じた。
ラブレターは功を奏しなかった。
結婚は、若かろうが歳を重ねていようが、無知からのスタートである。
「好きだよ」なんて、判じ物は単なるあいさつ程度のこと。
一緒になってから、沸々と発酵させて味になる。
発酵に失敗して、腐らせるか。
発酵の時の雑味も個性と楽しむか。
二人の感性に委ねる。

友人二人の質問は続いた。
興味は、何があったのか、何が決定打だったのか。
応える努力もせず、ありのままの自分を貫いた。
私の搭乗時間は、ソールと福岡の国際便程度であった。
昇ったかな、もう降りるのか。
コリアンエアーのスチュワーデスは、斜めになりながら免税品を売っていた。

あとは、尽きぬ話に3人は没入した。
よくも話があるものだ。
謎が解けたのか心配しながら見送った。
また来ると言っていたので、再婚の御朱印はいただけたのかな。

2022年3月24日
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誤り訂正

2022-03-23 06:51:55 | よもやま話

絵のタイトルは、「決めちゃってくれました」です。
友人の孫娘です。
こんなに素敵な笑顔なのに、人知れずゆがむこともあるんだろうか。


昨日の記事で、「菜花は、チンゲン菜より小松菜が美味しい」と書いたのは誤りでした。
逆の「小松菜よりチンゲン菜が美味しい」と訂正します。
すみませんでした。
小松菜は、この時期大木のように成長しすぎて苦みが増すのだそうです。
チンゲン菜は、根を太らすだけで葉は水分を貯え淡白のままだそうです。
妻に確認しました。

今日のタイトルは、「誤り訂正」です。
いけしゃあしゃあと、「ごめん」と言えればよかった。
言えずに、どれだけ後悔したことか。
あの時、あそこでと思い出は尽きません。
出会った時が遅かった。
拙い展開になるものです。
「誤り訂正」をしてこなかった人生を生きています。

そもそも、誤りだと気付くのが遅かった。
同じ失敗を繰り返す。
嫌いなことを続けようとしたのが悪かったのです。
40歳になり、できること(得意ではない)をやった。
できることをやり続けているうちに、好きになり少しは得意になった。
人間国宝も道を究めようと思うようになった結果です。
選択に狂いなしと思いたい。
墓場まで持って行く思い出ばかりです。
「誤り訂正」が自分の辞書になかった。

行動を起こしたから反省がある。
反省があるから、次の好きなことをやる。
また、失敗する。
今度こその連続が今です。
医師吉岡秀人さんに教えていただきました。
失敗の凸凹が個性、凸凹のブロックが強みだと。
生き方において、「誤り訂正」なんてないし、毎日が「誤り訂正」かもしれない。
こんな自分でよかったらと、開き直るか、
昔からこうだったと、もがき続けるか。

「誤り訂正」は続く。

2022年3月23日
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菜花

2022-03-22 03:24:58 | よもやま話

絵のタイトルは、「こんな日が来るんだね」です。
ロシア侵攻に、世界中が頭を抱えている。
殿、ご乱心をと、諫める爺やはいないのか。
チェチェンの時のように、ママのデモを待つ。


恋焦がれ 菜花苦きに 雨に晴れ  

雨樋の修理は終わった。
竪樋にヘドロ(土埃と雨)が詰まっていた。
竪樋が排水溝につながっているはずと、竪樋の末端を掘った。
繋がっているどころか、土の中に埋まっていた。
真砂土を入れた時、あるいは新築した時からなのか、呆れた工事である。
夜中に雨が降った。
雨樋は、機能していた。

今日のタイトルは、「菜花」です。
灯油の消費量が、日を追うごとに減ってきた。
寒い日もある。
テレビの前に菜花が活けてある。
わずか3日で、だらんと元気がない。
採り入れたお母さん(白菜)から、元気よく花を咲かせた。
チンゲン菜の菜花(少し苦みが強い)より、小松菜の方が美味しいのよ。
妻が言う。
辛子マヨネーズでいただいた。
淡白な味で、ほんのり苦みが美味しい。

東北で、「旬のもの」を食べてれば病気をしないと教えていただいた。
山菜の天ぷらとお浸し、筍(淡竹、根曲がり竹、孟宗竹;収穫時期は1カ月続く)の煮びたし、刺身。
山に行き、野で追っかけた。
男たちは忙しい、かみさんも手際よく肴にして食べさせた。
早朝5時に出発、獲物を採って、6時に撤収。

菜花は、スプラウト。
一番元気な部分を食する。
スイスで、アスパラガスを食べに行こうと毎晩誘われた。
昨日はグリーンだったから今日はホワイト。
スイス人がアスパラガスに夢中になる理由が、東北でやっと解った。

菜花が出たら、草刈が始まる。
晩秋迄、草刈ローテーション(2週間で一周)が続く。
楽しくもあり、辛くもあり。

2022年3月22日
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