故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

妻の友人

2022-03-24 05:57:16 | よもやま話

絵のタイトルは、「距離感」です。
盆栽を眺めている。
近いづいたり、距離を置いたり。
何処がいいのか分からない。
友人が選んで、床の間に飾っている旦那(盆栽)さん。
やっぱり、謎だわ。


やっと一人になれたのに、なぜ今更苦労の道を選ぶのよ。
再婚反対。
と、私と妻との再婚にレッドカードを出した友人二人が、我が家を訪ねて来た。
60過ぎのラブレターは、「こんな私でもよいですか」と履歴書を愛情のオブラートに包むようなもの。
今日のタイトルは、「妻の友人」です。

私の友人が、我が家に来ることがある。
妻の手料理で、大酒を飲んで、「また来るぞ」と脅しのような言葉を残して帰っていく。
古里に帰って来て3か月が経過した。
職場が一緒だった古い友人と妻は連絡を取らなかった。
多分、生活が落ち着いてからと考えていたのだろう。
嵐は突然やってきた。
私は、どこかに消えようかと考え、妻に打診した。
友人が来にくくなるからいた方が良いということになった。
私も、妻が選択したのはこんな奴ですと伝えなくてはと考えた。

解ったことは、友人と同じくらい妻は私のことを知らずに一緒になったと感じた。
ラブレターは功を奏しなかった。
結婚は、若かろうが歳を重ねていようが、無知からのスタートである。
「好きだよ」なんて、判じ物は単なるあいさつ程度のこと。
一緒になってから、沸々と発酵させて味になる。
発酵に失敗して、腐らせるか。
発酵の時の雑味も個性と楽しむか。
二人の感性に委ねる。

友人二人の質問は続いた。
興味は、何があったのか、何が決定打だったのか。
応える努力もせず、ありのままの自分を貫いた。
私の搭乗時間は、ソールと福岡の国際便程度であった。
昇ったかな、もう降りるのか。
コリアンエアーのスチュワーデスは、斜めになりながら免税品を売っていた。

あとは、尽きぬ話に3人は没入した。
よくも話があるものだ。
謎が解けたのか心配しながら見送った。
また来ると言っていたので、再婚の御朱印はいただけたのかな。

2022年3月24日
コメント
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