故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あがってなんぼ

2020-10-14 06:24:28 | よもやま話

何度も使いまわしの「愛の椅子」(タイトル)です。
ルージュを引いて、少し気分を変えましょうか。
きれいになーれ。女の方が、鏡の前で呪文を唱える。


今日もゴルフに行った。
ホームコースで、昨日のリベンジのはずでした。
設定目標には届きませんでした。
打ち方のヒントを得て、ゴルフ練習場に向かう。
色々試してみる。左肩があがりシャンクになる。
隣りで、私より少し若い人が、見事な球を飛ばしている。
加速がついて、280ヤード近くまで飛んでいる。
左目でボールの右を見ながら、全身のパワーをインから入れてボールに押し当てている。
私もインから入れて試してみる。私は、アウトからインに入れるのが癖で、右へ曲がる。

どうにもならないくらい、飛距離に差がある。友人のアイアンも見事だった。
ゴルフに限界を感じた。ゴルフを始めて、何度目かのことである。

11歳上の先輩と回った。
私のボールは先輩より50ヤード前にある。
二打目も前にある。ここから、逆転劇が始まる。
100ヤード頃から3-4打でホールアウトが私のゴルフです。
先輩は、ピンそばにぴたりと付けて1パットです。
先輩のフェアウェーキープ率は、18/18です。
「また、入っちゃった」と上機嫌です。
上がってみたら、84点でした。私とは20点の差です。
見事でした。

今日のタイトル「あがってなんぼ」と先輩は、私を慰める。
280ヤードも魅力的です。18/18がさらにすごい。
ゴルフは奥が深い。辞めるわけにはいかない。

QOL(Quality of life)という言葉を初めて知った。
保健所から、QOLのアンケート依頼が来た。
多くの質問に「健康上の理由で」と前書きがあります。
健康かそうでないかで、生活が変わる。
そういうことでしょうか。

先輩も胃を取られている。
少しずつ栄養補給しながらラウンドされる。
胃がないのだから、健康とは言えない。
そうだろうか。
本人は(健康上)苦しいだろうが、スコア(Life)は大いに楽しいはずである。
QOLのスコアーは、努力次第でいかようにもなる。
そんなことだろう。
ゴルフが上手くなくたって、友人たちと笑いながらラウンドできる。
私のQOLのスコアーも上がる。
人生は楽しいはずである。
苦難を受け入れることから始まる。

蟻と象 ないものねだり いわし雲

2020年10月14日
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彼方を立てれば此方が立たぬ

2020-10-13 07:15:05 | よもやま話

短編小説「さなさん」14の挿絵です。
タイトルは、'To be or not to be’です。
困った時は、踊りましょう。


今日のタイトルは、「彼方を立てれば此方が立たぬ」です。
英語訳は、どうなのと調べたら
こんなのがありました。
You're damned if you do, and damned if you don't.
(日本語訳:どっちにしても悪く言われる)
(オーレックス英和辞典より)

こんな経験は、誰にもたくさんある。
移住したら、「移住の不自由」と「移住の自由」をどちらも感じる。
不自由は、誰からも相手にされないこと。
自由は、なにをしても誰からも文句を言われないこと。
じゃあ、どっちなのと後から来る人に伝えたい。
移住の不自由につぶされないことです。
相手にされない不自由をなんらかの工夫と努力(例えば、下手な英語でも繰り返し話しかける)で克服し、
コミュニケーションをとり、自分の得意なことで関係づくりをする。

二人の意見が異なる上司のどちらにも忖度をする。
この方の出世の行方は知れたものです。
どちらかに賭けるしかありませんね。

彼女のいいなりになる。
女性側の言い分は、理想的な関係となります。
毎日のように、どうしたらよいのとジレンマに陥ることでしょう。
彼女の機嫌をとることほど難しいものはない。
悟りを開くまで、苦行の連続でしょう。

ブログを書きたい。
ルーチンワーク(掃除洗濯、朝餉のしたく)をしなければならない。
炊き込みご飯の素を入れて、炊飯器にまかせることにした。
炊けるまでの時間で、ブログを書き、掃除洗濯をする。
主婦は、毎日が八面六臂です。
10日連続のゴールデンウィークが忌々しい。
だって、3x10よ。と言われました。家族の食事の支度数です。

やりたくないけど、やらなければいけないと思わないこと。
させていただきます。と謙虚な気持ちになればすべてが丸く収まる。
苦手なことも積極的になれば、少しずつ上手になるでしょう。
職場(例えばレストラン)の先輩は、極意を教えてくれない。もう、三年になるというのに。
ここで、させていただきます。
先輩が使う鍋をピカピカにした。
いつしか、ちょっぴりと「料理のかす」が付くようになりました。
職場の後輩に、「鍋の磨き方が足りない」と忠告しました。
笑っていました。

毎日の生活、「彼方を立てれば此方が立たぬ」の連続です。
どちらからも悪く言われるだけ、関心を持たれていると密かに思うことです。
気持ち的に塞ぐこともあるでしょう。
溜息を深呼吸に変えるだけで、落ち着くことでしょう。
私も妻の家来になるために精進しています。

やったろか。あかんか。ほなーどないしょ。
シェイクピアのハムレットの有名な台詞''To be or not to be''の関西弁訳です。
呆けかましながら、生きまひょか。

2020年10月13日

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手でパクパク

2020-10-12 04:53:45 | よもやま話

昭和記念公園で松ぼっくりの会話を聞いた。
「あんさん、なんや」がタイトルです。
二つの松ぼっくりの関係がわかる会話です。



いつものように、3時になると目が覚める。
ホテルにLANケーブルがあったので、書くことにしました。

月山の紅葉は始まっていました。
友人宅に自家製の野菜を届けた。
二世帯住宅の敷地も広く、
友人の父君が趣味で植えられた木々が繁茂していた。
友人は、剪定鋏でわずかながら伐っていた。
コメリでよく切れる鋸を買って、やったほうがよい。とアドバイスをした。
良い鋸は、まるで紙を切るように枝を落とせる。

今日のタイトルは、「手でパクパク」です。
友人も娘を嫁がせ、今は二人だけの生活である。
夜は、二家族で駅近くの居酒屋で飲んだ。
友人は、すっかり尻にしかれているとこぼす。
それは仕方がないこと、会社を退職したら奥様が君臨する家庭に入るんだから。
私が、あれこれと持論を話し始めた。
友人と奥様の理解が異なるとわかった。
友人が、そうだなと意見を言う。

すると、奥様が友人に向かって「手でパクパク」された。
手っ取り早くいうと、「黙れ」ということらしい。
いや、そうじゃないとでもおっしゃりたかったんだろうか。
二人のなれそめまで想像してしまった。

写真を撮らしていただいて、似顔絵にすると約束した。
タイトルは、「手でパクパク」になるだろう。

最上川 阿武隈の兄 県全部

2020年10月12日

<<あとがき>>
これから少し寝て、友人とゴルフです。
「手でパクパク」させられるでしょうか。
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麺類

2020-10-11 06:12:02 | 思い出話

この地に来て、初めて打った10割蕎麦です。
ぶつぎりで、美味しくなかった。
水回しに3年はかかる。粉に水を落としながら回す。
だまになり、最後の水を足し粘土状になるのが一瞬のことです。
できるだけ四角に伸ばした麺体を、包丁を斜めに倒しながら、均等の太さに切っていく。
水ではなく湯だと10割でもうまく打てるそうですが、見るだけでやれたことはありません。
ここで初めて食べた10割蕎麦は香りが良くて、腹いっぱいでもおかわりができました。


今日のタイトルは、「麺類」です。
故郷広島では、小麦を粉屋に持っていき、うどん(乾麺)と交換してもらいました。
同じく、大豆を持っていき、豆腐や揚げと交換してもらいました。
60年以上も前の話です。
家族が多かったので、乾麺を釜で茹で上げ、夏は酢醤油、冬は煮干しつゆでいただきました。
母は、出汁に使った煮干しをうどんの上に載せて出してくれました。煮干しをよけながら食べました。
来る日も来る日もうどんで、今でもうどんは苦手です。

高校は広島に通いました。小遣いもなく、年に2度、県病院電停前の「頼々亭」で中華そばを食べました。
先代は、こってりした豚骨スープを3日間煮込んでいました。
細めの中華麺、トッピングはこれでもかと錦糸卵を載せてくれました。
もう終わりかと、腹空かしの私はスープを飲み干しました。
35年ぶりに訪ねて食べました。スープは健康のため少しあっさりしたものになっていました。
麺は昔のままでした。帰郷の際は、必ず寄ります。

会社員になって、御徒町辺りの安い飲み屋さんに通いました。
帰りがけに、駅前で讃岐うどんを食べることがありました。
うどんが嫌いなはずでしたが、ゆずの香りに誘われて、熱いのをすすりこみました。

時は経ち、50歳を越えてから営業職をやるようになり、九州に通いました。
お客さんと会食を終え、同僚の外人の方と小倉の屋台でラーメンを食べました。
あっさり味の豚骨スープに、細麺が良く合いました。二人で、夜の街に繰り出しました。

40代でプロジェクトエンジニアーをやっていました。
コンビニエンスストアー専用の麺工場を造りました。
麺体を5段ローラーで順繰りに細くし、麺きり機械で所定の長さ、太さに切ってそのまま釜に投じる。
釜の中を、かごが通過する間に茹で上がり、4℃の冷水でしめる。
試運転の最初に出てきたそーめんを、めんつゆでいただきました。そりゃ美味かった。
後にパン工場も造りましたが、揚げたてのカレーパンも同様に美味しかった。

今回の旅行で、ラーメンを食べたい。
醤油味の中華そばが好きです。朝ラーメンもやってるとのこと。
大根葉を塩締めして混ぜたおにぎりは、昼ごはんになりそうです。

さあ、出かけましょうか。

ゆずの香に 錦糸卵か 金木犀

2020年10月11日
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宝物

2020-10-10 02:20:43 | よもやま話

不法投棄を禁ずる杉木立の中に、「しょうじょうばかま」(絵のタイトル)はひっそりと生えていた。
3年前に、地域の友人に教えられ見に行った。
今年も咲いた。友人は知っていた。

絵のタイトルは、「昔からそこにいたような」です。
今秋も乱舞した。


NHKBSの深夜の番組で、徳島県の山奥で暮らす人々について視聴した。
害獣駆除をしている男性(50代)は、かつて蔦監督が率いた池田高校の野球部だった。
高校時代のほうが、今よりきつかったと言われた。
その経験があったから、今も頑張れる。感謝しかないとも。
山奥を人々が訪ねる。桜が咲いた。チューリップが咲いた。
なんとも、のどかな景色である。都会にはない。
桜もチューリップもここで暮らす人々が植えている。
今年はどれだけの人が見に来てくれるだろうかと、夫婦(80代)はチューリップを植えた。
そのチューリップの芽を野生の鹿が食べた。でも、無事に今年も咲いた。

今日のタイトルは、「宝物」です。
親が作ったゆずの収穫に、都会から子供や孫が帰ってきた。年に一度の農作業です。
子供の頃は、手伝いが嫌で仕方がなかった。年をとったら農作業が楽しいと、都会で暮らす子供が言う。

明日から酒田を訪ねる。大学時代の友人と飲み、ゴルフをするためである。
我が家の畑で収穫した野菜を土産にしたいと、恐る恐る友人に聞いた。
「もっけだの」(ありがとうと言う意味らしい)と答えた。
いくらか日持ちのする芋類(さつま芋、里芋、保管中のジャガイモ)と豆(インゲン)を収穫した。
里芋を今夜試食した。里芋は、親芋の周りに子芋ができ、またその周りに孫芋ができる。
親芋が一番美味しかった。新鮮だからだろう。親芋は市場に出ない。時が経つと捨てるもの。
カフェで焼いた栗入りパウンドケーキとフランスパンも用意した。
辛子味噌も追加する。

里山の風景や暮らしが、住民の「宝物」です。
故郷の山河が、こころの原風景だと言われる。
「宝物」だから、大事にし、守る。
都会で暮らすものは、近所の付き合いやお祭りが、宝物であろう。

ここでもいろんな行事がある。
今度は、何をしたらよい。とボランティア活動をする人々が積極的に動く。
それは、何百年と続いた奉納相撲と盆祭りである。
なぜか。
暮らしそのものであり、皆さんの「宝物」だからでしょう。

苦労して習得した言語能力(英語、フランス語、ドイツ語、中国語など)を受け継ぐことはできない。
親世代の苦労を子世代は継承できない。
AIは、過去のデータを記憶し進化させると言う。
人間は忘却の生き物である。だから、戦争はなくならない。
私は、それが残念だと考えた。

どうやら、違う。
刻まれたDNAが記憶する。進化の過程に生きている。
言語能力を習得するのに、子どもと外国で暮らす。
外国人と話し、異文化と交流する。
言葉は分からなくても、肌で価値観を感じることができる。
「宝物」は引き継がれる。

無駄な生き方もなければ、無用な自然も人々もいないはずである。
人々の「宝物」を奪うことはできない。形にないものだから。

桜愛で 父さん植えた 宝物

2020年10月10日
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