何度も使いまわしの「愛の椅子」(タイトル)です。
ルージュを引いて、少し気分を変えましょうか。
きれいになーれ。女の方が、鏡の前で呪文を唱える。
今日もゴルフに行った。
ホームコースで、昨日のリベンジのはずでした。
設定目標には届きませんでした。
打ち方のヒントを得て、ゴルフ練習場に向かう。
色々試してみる。左肩があがりシャンクになる。
隣りで、私より少し若い人が、見事な球を飛ばしている。
加速がついて、280ヤード近くまで飛んでいる。
左目でボールの右を見ながら、全身のパワーをインから入れてボールに押し当てている。
私もインから入れて試してみる。私は、アウトからインに入れるのが癖で、右へ曲がる。
どうにもならないくらい、飛距離に差がある。友人のアイアンも見事だった。
ゴルフに限界を感じた。ゴルフを始めて、何度目かのことである。
11歳上の先輩と回った。
私のボールは先輩より50ヤード前にある。
二打目も前にある。ここから、逆転劇が始まる。
100ヤード頃から3-4打でホールアウトが私のゴルフです。
先輩は、ピンそばにぴたりと付けて1パットです。
先輩のフェアウェーキープ率は、18/18です。
「また、入っちゃった」と上機嫌です。
上がってみたら、84点でした。私とは20点の差です。
見事でした。
今日のタイトル「あがってなんぼ」と先輩は、私を慰める。
280ヤードも魅力的です。18/18がさらにすごい。
ゴルフは奥が深い。辞めるわけにはいかない。
QOL(Quality of life)という言葉を初めて知った。
保健所から、QOLのアンケート依頼が来た。
多くの質問に「健康上の理由で」と前書きがあります。
健康かそうでないかで、生活が変わる。
そういうことでしょうか。
先輩も胃を取られている。
少しずつ栄養補給しながらラウンドされる。
胃がないのだから、健康とは言えない。
そうだろうか。
本人は(健康上)苦しいだろうが、スコア(Life)は大いに楽しいはずである。
QOLのスコアーは、努力次第でいかようにもなる。
そんなことだろう。
ゴルフが上手くなくたって、友人たちと笑いながらラウンドできる。
私のQOLのスコアーも上がる。
人生は楽しいはずである。
苦難を受け入れることから始まる。
蟻と象 ないものねだり いわし雲
2020年10月14日