故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

私も商店街

2018-10-26 05:52:51 | 故郷再生

和菓子屋の看板娘です。
2年前にここに来た時から世話になりました。
ありがとう。


今日のタイトルは、「私も商店街」です。
当たり前のことなんだけど、今頃それに気づきました。
カフェのことしか考えてない。
十歩譲ってもカフェの周りのことしか考えてない。

和菓子屋の看板娘、ことちゃんが、
この先に食べるところがあるよと我カフェを案内してくれました。
お好み焼きが美味しいよと付け加えてくれました。
あんたがいうなら一度訪ねてみるかと来られたお客さんが何人かおられます。

商店街が元気だからこそ、お客さんが来られる。
また、商店街の方々がお客さんになってきていただける。
それなら、私たちも同じように商店街を宣伝しなくちゃとなりました。

基本的なことに気づきました。
「私も商店街」の一つです。
もう少し付け加えれば、私もここの住民であり商店主です。
商店街が元気な方がよいに決まっています。

どうしたらよいかな。
私は、もっと商店街を知らなければならない。
各商店を宣伝できるくらい知らなければならない。
住んでいる方々をもっと知らなけければならない。

競争より共生。
私にできることはないかなと考えました。
商店街の店主の似顔絵カレンダーを作れないかなと考えました。
似顔絵を刷った名刺でもよい。
店主のキャッチフレーズを入れてもよい。
思いつきではなく、やってみようかな。
手始めにお世話になっていることちゃんのお店のカレンダーから始めてみよう。

陽を目指し 茗荷が背伸び つつじ越す

2018年10月26日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しまなきゃ

2018-10-25 05:58:53 | プロジェクトエンジニアー

春菊の絵です。
癖のある野菜です。
苦みとにおいが食欲をそそります。


毎朝、毒消しのようなスタートを切っています。
昨日食べ過ぎた、飲みすぎた、遊びすぎた、働きすぎた。
便を出し、かちかちの身体をほぐす。

今日のタイトルは、「楽しまなきゃ」です。
こう書いた途端、不満なことは思い出せなくなりました。
気持ちが、前向きになっている。
タバコを喫う、妻が窓を開ける。
安いカシミヤのマフラーをする。

台所に立ち、汚れたものを洗う。
湯でないと洗う気にならなくなりました。
洗濯は、昨日のうちに干したから今日はらくちん。
早く書き上げて、里芋を掘りたい。
さつま芋の掘ったあとを耕しておきたい。
できそうな、できることを追いかけます。

愛妻の身体をほぐしていると、胸に手が伸びる。
厚かましいと閉じられる。

ぶんぶんと タバコの口に 掃除機が

2018年10月25日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芋を掘る

2018-10-24 04:03:58 | プロジェクトエンジニアー

妻が描いた「じゃがいもの行進」という絵です。
楽しく表現されてるので、許可をもらい載せることにしました。
妻は、私の絵の師匠です。
線探し、色探しと小学生に教えるように手ほどきしてくれました。


今日のタイトルは、「芋を掘る」です。
さつま芋の収穫時期となりました。
植えたのはべにあずま。
スーパーや産直で買っていろいろ味見をしました。
べにあずまで作るあんこ(芋パン)が一番美味しかった。
40Kgの収穫でした。

妻が芋づると格闘していました。
鎌で切りながら、丸めていくとひとまとまりになり運びやすくなる。
しかし重い。
芋づるは乾かして焼くか、土に埋める。
牛を飼っているころは、餌として食べさせたのか忘れてしまった。

土に潜っている茎の周りをスコップで掘り返す。
芋を掘るときの手順は、昨年とろ芋を掘ったときに学んだ。
芋が見えるまで、片側の土を掘る。見えたら反対側から土を崩すように掘る。
現れた芋を土に自立させ、つるを持ち揺さぶりながら土を落とす。
うまくいったら、4,5本ごっそり抜ける。
掘るのは、私。収穫するのは妻。

さつま芋は、径が5cm~10cmくらいがほくほくして美味しい。
それ以上も以下も美味しくない。
大きいものは、すが入りパサパサとした食感で大味である。
小さいものは、繊維が多く歯に挟まる。

40Kgを3回に分けて運ぶ。
これも私の仕事。
3-4カ月かけて育てたさつま芋の収穫である。
土を落として干すのは妻がやる。
妻の喜ぶ顔が嬉しい。

一回の食事に使うのは一本か二本。
冬季を越す保管が難題である。
一本ずつ新聞紙でくるんで、もみ殻を入れたダンボールに入れる。
そのダンボールは、私たちが生活する居間に貯蔵する。
さつま芋は寒さに弱いのです。
すぐに凍みてしまう。凍みたら腐る。
里芋は、土を1mくらい掘った穴に藁を敷いて並べ、また藁をかけ土をかける。
この辺りは。春先まで10cmの深さの土が凍ってしまう。
じゃが芋は、米袋にいれて上に毛布を掛けて納屋で保管する。

春まで持たせても、食べる量は一本か二本。
都会の友人に大量に送っても困るだけ。
他の野菜とあわせて少しずつ送ることになる。
そのための保管です。

人に上げるために作るのかというとそうでもない。
自分たちが食べるためであり、カフェで出す料理の食材となる。
土に植えて、育て、収穫するのが楽しいから作るのである。
コンポストを作り土に戻してやる。
野菜を植えて、それを毎年繰り返す。
土は程よく湿り、サクサクとなる。
柔軟で強い土にするのも楽しい。
野菜づくりは、一年中楽しめる。
身体も鍛えられる。

さつま芋 ふかして焼いて また作ろ 

2018年10月24日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芋煮会

2018-10-22 02:28:12 | よもやま話

今日のタイトルは、「芋煮会」です。
カフェは休業して芋煮会に参加しました。
カフェの駐車場に机といすを12人分用意しました。
朝の内は少し風が出たものの、日中は無風快晴でした。

軽トラックに一切の器具と材料を積んで、準備は始まりました。
ドラム缶を半分に切った炉(足つき40cm高)が据えられ、炭火をおこした。
ドラム缶を囲むように、手作りの机(幅30cmx40cm高)が囲炉裏状に囲んだ。
その周りに12人分(6組の夫婦)の椅子が並んだ。
別に設置したガスコンロ(内外の2バーナー、5000Kcal出力)の上には、
径80cmほどの鍋が置かれた。

囲炉裏で季節の野菜と肉を焼き、鍋でけんちん汁を炊いた。
囲炉裏では、大量に買ってきたさんまが続いて焼かれた。
別の鍋で湯を沸かし、手打ち蕎麦を茹で上げた。
残ったけんちん汁と合わせて食べるもよし、そばつゆで食べるもよし。
腰があってうまかった。

めいめいが好きな酒を持ち込み、芋煮会は始まった。
料理をするのも楽しいし、しゃべりながら食べたり飲んだりするのも楽しい。
昼から始めて、3時頃には出来上がった。
一緒に来た子供たちは、虫やかなちょろ(カナヘビの子ども)を追っかけ捕まえている。
実にのどかな風景である。

撤収も鮮やかそのもの。
女たちが手分けして、30分で片付いた。
火が消えるのを待って、帰宅したら暗くなっていた。
そのまま酔いに任せて寝てしまった。

夏にやるバーベキューもよいが、秋の芋煮会は収穫した野菜を使う分喜びがある。

空高く 準備も楽し 芋煮会

2018年10月21日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やれば、できる

2018-10-21 07:21:45 | プロジェクトエンジニアー

やっと渡せた似顔絵です。


一年前に描こうとした似顔絵を仕上げました。
昨日、その方が来られたので、渡しました。
一年前の印象とは違っていたので、戸惑いました。
これは私よと、喜んでくださいました。
冒頭の似顔絵のことです。

2年前、地域おこし協力隊の仕事を始めて5カ月目のことでした。
暮らし始めた家の片づけや修理をし、イベントの手伝いに明け暮れていました。
いろんなところに出かけ、人を紹介していただきました。
会った人の顔を覚えようと似顔絵を描き続けて渡しました。
この人はどういう人なんだろうと、皆さんから見られていると感じました。
単なる序章に過ぎない準備期間でした。

イベントの手伝いをし続けることが、地域おこしになるとは思えませんでした。
地域おこしとは何なのか、改めて考えなおす時間が長く続きました。
応募する前の気持ちや考えは、現実を知らない単なる知識だと気づきました。
そして自分にもできるのだろうかと悩みました。
他の地域でやっている地域おこしの成功例を学びに出かけました。
現状とは程遠い話ばかりでした。

期待はされているが、具体的なミッションはありませんでした。
自分が変わることにしました。
仕事で来た人でもなく、都会から来た人でもない。
ここに住もうと決めました。
昔栄えた通りは、我が家も含め見るも無残な光景でした。
空き家の持ち主の了解をいただき、草を刈り剪定をしました。
空き家であることがわかるようになりました。
「見える化」でした。

今日のタイトルは、「やれば、できる」です。
失敗をくりかえさないよう工夫をしましたが、次の失敗も避けられませんでした。
若いころは心が折れて、失敗を恐れました。
今は失敗のつけを払いながらも、おどおどすることはありません。
ゴルフのときも、クラブを渾身の力で振りぬきます。
それでよい、そうでなければならない。

一角でもよい価値を高めたい。
さんぽみちに選んでいただける通りにしたいと、草刈を続けました。
まだ花を植えるまでには至っておりません。
熊野古道のように有名でもありません。
奥まったところですが、蔵を借りてカフェを開店しました。
点と点を行き来する人が、気軽に寄れる縁側のような場所になればと始めました。
まずは、近所の人に来てほしい。噂を聞いて遠くからも来てほしい。
始めたからには続けなくてはなりません。
畑を借りて無農薬の野菜を作り、カフェでおまかせ料理にする。
いろんな味に挑戦して、地産地消を心がけています。
地域の人が残したいと一生懸命な行事(盆祭り、奉納相撲、運動大会)を応援しています。
一生に一度の惣代の晴れ姿(褌姿)を額縁に入れてプレゼントしています。
いわゆる地域密着型です。

なくてはならぬ人になることが、地域おこしの一つだと感じています。
協力隊になったころのように、
「自分の代わりはいくらでもいる」とおどおどすることは、もうありません。
この気持ちの変化が、「やれば、できる」です。
自分にうそをつかない。
この気持ちを持ち続けることができれば、いつまでも挑戦できそうです。
ここ数日もやもやしていた気持ちが晴れました。

遠い空 眺めるだけじゃ 近づかぬ

2018年10月21日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする