妻は下ネタネギと時々間違うが、正しくは大仁田ネギ。
脇役として立派に料理を引き立てる。
いつしか、このネギが食べたくて生産地に出かける人が出てくる。
魚の美味しいのが食べたてければ、漁場(市場)の近くに行くしかない。
ネギが主役になり、美味しいものが食べたいから地方に住むことが選択されるかもしれない。
価値は、生きているその人が決める。それでよい。
でも若い人には、旅をさせろである。
映画を観た。
タイトルは、「天国と地獄」。
三船敏郎が若かった。
中に麻薬(ヒロポン)中毒患者が出た。
薬漬けになり、薬を得るためには何でもする。
かつて、中国を支配するために麻薬を使った。
薬を得るためにはなんでもする。
支配しようとする者が薬を管理する。
コンゴ東部の資源地域での性暴力。
家族の前で集団レイプする。
女性の人権を無視した暴力である。
女性が働けなくなると、農業などで生活してきた人たちにとって経済は立ち行かなくなり、
資源掘削の危険な仕事に付かざるを得なくなる。奴隷のように働かされることになる。
自分の妻を、娘を守れなかった男は、自殺をする。
性暴力は、性テロリズムと言われる。
いつものように夢をみた。
借金苦にあえぎながら仕事をしている。
お金を得るためには、どんな辛いこともする。
かつて転職した会社の人たちが、夢の中の会社で同僚だった。
崖のような丘陵地に這いつくばるように人々は生活していた。
東京のど真ん中に会社はあったが、その場所だけ違った。
サラリーマンたちは、近くの酒店で買った酒を路上で飲んでいた。
遅くなったから、車で帰ろうと思うも路銀がない。
夢から覚めた。
今日のタイトルは、「生きる(Part3)」です。
どんなに辛いことがあっても生きてきた。
今は、薄利多売のカフェを切り盛りしている。
けっして楽ではない。
畑で採れたものを、美味しいものにして出している。
果樹園で採れたB級品をデザートに出している。
キズをとれば、デパートで売られている高級品と変わらない。
同じ畑の同じ木でできたものだから。
かつていた東京のアパート暮らしより良い(面白い)と言える。
自宅がある横浜での生活を考えると、仕事がないものにとって住みよいとは言えない。
長年の点と点を行ったり来たりで、近所の付き合いは成り立たなかった。
幸せは、比較論なのか。
昨日より、今日の方が楽しい。
昨日も楽しかったけれど、今日はもっと楽しい。
楽しいためには、身体を使って野菜を作り、草刈の合間にコーヒーを出し、料理を作っている。
どんなに貧しくても、二人でいる方が嬉しいと妻はいう。
辛くても借金をしなければ、金の奴隷にならずに済む。
麻薬(アルコールも)など使わずとも、笑って暮らせる。
横柄で態度のでかい人とは付き合わない。
経済界が、新卒者の採用ルールを廃止することにした。
地方再生と逆行する制度見直しとして、地方に本社を置く会社は戸惑っている。
インターネットで会社をアピールすることはできる。
しかし、採用面接となると会わなければならない。
会うためには、採用する側は大学が多くある場所に出かけなければならない。
その負担がさらに会社の経営を苦しめることになる。
地方と都会のどちらが住みやすいか。
いろんな分析結果が出ている。
便利でなんでも手に入るのは、やはり都会である。
地方には、人が少ないからなんでもやらなければならない。
都会に住む人は、社会に貢献することに直接手を染めることが少ない。
圧倒的に地方のほうがそのチャンスは多い。
むしろ、常に危機感をもっているといってもよい。
役を負うチャンスが多いといってもよい。
都会に住む人が、地域のことをどうしようと話す機会は少ない。
人材育成の場は、地方に多いと言える。
方法論をもっと吟味する必要がある。
「生きる」について考えてみた。
うまいもの 地産地消に かなわぬか
2018年10月10日
<<投稿後余談>>
ドイツでは、マイスター制度があり生活の場が変わっても資格(マイスター)で給料は保証されている。
日本でマイスター制度に似たものは、教員資格や各種免許(国家試験制度)である。
さて、それが公正にいかされているか、私たちはもう一度気づかなけれなならない。
会社で培った経験が、マイスターになるのはいつの日だろう。
(筆者)