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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

どうせやるなら

2017-10-14 07:40:28 | プロジェクトエンジニアー

良いことだから、やりましょう。
上司から言われたから、やるとは言われませんでした。


今日のタイトルは、「どうせやるなら」です。

この人に会えた。
俺にしては、よくやった。
素敵な女性に会えた時に、誰しも思うことです。
出来るかなと、一生懸命やった。
至福の時だったと後から思います。
こんな風に書くと、誤解をされますね。
そうかもしれないし、案外他のことだったりかもしれません。

いやいややる姿を時々見ます。
気が進まない。やらされている。
こんな風に時が過ぎていきます。
それも半世紀近くも、いやいやながら働いたそして一緒に暮らした。
結果、一緒の墓に入りたくないと考えるようになった。
咳払いひとつで、次は何が起こるか分かるような夫婦生活です。
また、上司の無理難題を言いつける、いつもの癖が始まりました。
すりガラスの向こうに嫌いな上司が座っている。
朝の出勤から憂鬱になる。

中学生の頃、サッカーをやっていました。
ボールより小さな頭で、ヘディングをした。
後ろに下がっているんじゃないかと思うくらいボールに追いつけなかった。
乾いても水は飲めない。全体責任と頬を張られた。
何でも根性が優先した。
結果やめた。辞める自分が情けなかった。

ところが、高校でもサッカー部に入った。
身体も、一年間で16cm伸びた。
先輩にも伍して戦えた。
交流戦で、中学で張られた先輩とマッチアップした。
張られたお礼とばかり、抜き去った。
サッカーをやることが、楽しくて仕方がなかった。
イメージし、工夫をし、さらに身体を鍛えることができた。
結果やめたけど、次のことにチャレンジできた。

どうせやるなら。
楽しまなければと思います。
どうしたって辛い時があります。
そんなときは、これが終わったら、
美味しい物を食べたり、酒を飲もうと思い続けます。
左のものが、右に動くことはない。
だったら、自分が左に動けば良い。
左のものが右に動いたことと同じ結果になる。

会社に入った頃、馬鹿話ばかりして周りを笑わせる先輩がいた。
ヤクルト観戦の日は、就業前から紙吹雪を仲間と作っていた。
仕事を少しはやったらと思っていました。
ところが、お客さんはその人に、
「仕事は出来んでもよい。あんたと一緒に過ごしたい」と
いつでも歓迎でした。いわゆる引っ張りだこでした。

あれあれ。
なんなんだ。
眉間にしわを寄せるのをやめました。
いまでも出る私の悪い癖です。

「どうせやるなら」でした。

いくじなし ならぬことしか 考えぬ

2017年10月14日
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出来ることを喜ぶ

2017-10-13 08:01:34 | よもやま話

疲れたあなた、「どうぞ、お座りになって」と
ちょっと色っぽい椅子がささやいた。


今日のテーマは、「出来ることを喜ぶ」です。
助けが欲しい時、決まって頼むのは忙しい人です。
「はい、どうしました」と仕事を中断し、話を聞いてくれました。
自らの仕事に区切りをつけて、私の依頼ごとに掛かってくれました。
依頼ごとは、10分~1時間に絞ってお願いしました。
つまり、要点だけになります。
私ではできない、彼だったらできる事を依頼します。

この時期は、連日忙しいことになります。
野菜の収穫時期です。
収穫し終わった後の片付けをし、冬野菜うえつけのために耕しました。
収穫を喜び、いろんな行事が動き始めます。
季節も良いとなると、ゴルフコンペが企画されます。
一杯とれたよ。と頂き物も多くなります。
頂きものを使って、いろんなパンにも挑戦となります。
いろんなパンが出来上がると、下さった方に試食していただきます。
美味しかったよ。とカフェに顔を出されます。
交流が始まります。

奉納相撲の写真を、地域の惣代さんに配りました。
銀行で、似顔絵の展示会をします。
地元の中学校と国際交流授業を企画し、来月には実行します。
収穫祭には、カフェとチュニジア協賛で出店をします。
横浜から、応援団(チュニジアダンスチーム)がきます。
カフェの空いた(似顔絵を移動)スペースに、
地元の写真家に、地元の写真を展示していただきます。
川崎で義兄が透析に遅刻するから、
タクシーを使えないか訪問看護の方から相談を受ける。
義兄から預かっているお金から出すので、
タクシー会社と交渉してくれるよう訪問看護の方に依頼する。

あれこれ言うのはやめました。
身体は、きつい。
毎日、スケジュールが埋まっています。
自ら埋めているから誰にも苦情は言えません。
やることがなく辛いと、先輩が言われます。
出来るか、できないか。
それだけです。

「出来ることを喜ぶ」でした。

はいはいが 伝え歩きを はにかんだ

2017年10月12日
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待っていた

2017-10-11 08:18:22 | よもやま話

味がない淡白な食べ物、冬瓜。
あなたの優しい味付けと煮かたで決まります。
美味しいわ。


今日のテーマは、「待っていた」です。

ネット記事で、「結婚が長生きの秘訣か、否か」を読みました。
結論は、周りとのコミュニケーションがとれることが大切な事でした。
結婚して、夫婦仲に関わらず、プレッシャーを感じるなら短命になる。
よって、経済的に自立できるなら独身の方が良いかもしれないと結んでいました。
確かに、最近はインターネットでコミュニケーションが取れたり、
仲間作りもできます。男女関係の垣根も取れました。

一昨日は、「点から点の生活」の記事を投稿しました。
点から点と、無駄がないようで、追われている生活です。
ちょっと時間が空いて、関わりたいなと思っても、
さてどこに行ったら、誰と会ったら。

点と点の間に、点を追加しようとしています。
毒にも薬にもならないけど、迷惑でもない。

一生に一度の褌姿になり、奉納相撲に出ました。
雄姿を額縁に入れて、10人の惣代(町内の役回り)に届けました。
「待っていた」
と届けた先の何軒かで言われました。
「わーっ、見せて見せて」と家族の声が、屋外まで聞こえました。
普段見られない夫の晴れ姿。
どの顔も、真剣で締まったとびきりの顔をされていました。
相撲の写真を届け始めて、今年で2年目。

この頃は、似顔絵を届けると喜ばれるようになりました。
やっと、描いてくれたか。
実際より、しわが少ない。こんなに笑顔かい。
密かに待っていた。

地域おこしは、イベントの日だけでは終わらない。
ほんわか、あったか。
生きていて良かった。
独りじゃない。

F1レースみたいに、ワーッとは走れないが、
みのむしが這うごとく進めたらよいかな。
私、ここにいます。

レディースに 出かける妻に 朝ごはん

2017年10月11日
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あんたがたどこさ(Part2)

2017-10-10 08:29:06 | よもやま話

昭和記念公園で見た名も知らぬ鳥です。
「あんた誰、私ね」と会話が始まりました。


今日のテーマは、「あんたがたどこさ(Part2)」です。

神田の狭い路地裏、向こうから若い兄ちゃんが来ます。
私もこっちから、どかどかと歩いています。
このままだと間違いなく鉢合わせです。
ええいままよ。
と思いっきり肩をぶつけました。
この野郎と、お決まりの文句。
つかさず、低い姿勢になり、兄ちゃんの腰に手を巻きつけ自由を奪いました。
するする首を伸ばし、兄ちゃんの耳に「飲みに行こう」とささやきました。

初めて行った後楽園の場外馬券売り場。
「よっ、久しぶり」と後ろから肩をたたかれました。
振り返ったら、懐かしい顔がありました。
その男に似ているが、ちょっと違う。
よもやま話のあと、「馬主を知っている」と10万円馬券の束を見せられました。
給料袋ごと預けるまで時間はかかりませんでした。
男に連れて行ってもらった喫茶店で、今に始まる夢のような瞬間を待っていました。
連れの男がいつまでも帰って来ませんでした。
やっと、事態が飲み込め「警察に行こう」とその男の肩を掴みました。
落ち着いたもので、「お前、誰と間違えたんだ」と。
馬券師から、渡した給料袋そっくり返してもらいました。

チューリッヒ駅の片側からもう一方へ地下道を歩いていました。
向こうから、やせぎすの男がやって来ました。
ここにエイズ菌の入った注射器を持っている、金を出せと英語で言いました。
私は、大げさなジェスチャーで、``I don`t know``
男は、何度も説明します。私は呆けたように繰り返します。
そこへ通行人が来ました。私は英語で男が言ったことをその人に告げました。
やせぎすは、走って逃げていました。

ドイツの裏通りで、タトウーの店を見ました。
ショーウインドーに、漢字の刺青をした自慢げな男の写真を見ました。
漢字が裏返っていました。転写する時裏表間違えたのでしょう。

俺の名前を漢字で描いてくれと、各国から研修に来ていた男たちから頼まれました。
それぞれ適当に小説に出てくる主人公の名を書いた紙を渡しました。
大層喜んで大事にカバンに入れていました。
きっと、母国で日本人に会い、俺の名前だと見せるのでしょうね。

嘘か真か。
この地に来ても聞きました。
生意気盛りにやったアフロヘアー。
ある時、虫が迷い込みいつまでもぶんぶん。
虫が死ぬまで取り出せないとか。

消防車で町まで繰り出した消防団。
赤色灯をつけて国道をぶっぱなし、マイクを使ってカラオケ大会。

初めて出た出稼ぎ場所が、横浜桜木町。
飲み屋でたまたま知り合った人に、聞かれたままに故郷の名を教えました。
あれ寄寓、同じ生まれ在所と告げられました。
すっかり油断し、意気投合したのもつかの間でした。
からまれ収拾がつきません。
周りを見ると、電柱の陰に仲間の姿。
簀巻きの男が川に浮く話を思い出しました。
止めようと仲間は仲裁に入り、相手にそっと握らせた100円札。

嘘のような本当の話、本当のような嘘の話でした。

お月さん あんたがたどこさ 笑ったよな

2017年10月10日

2014年11月12日投稿記事「あんたがたどこさ」を参照してください。
今は少し改善したでしょうか。馬鹿者時代のことでした。
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点から点の生活

2017-10-09 03:36:48 | よもやま話

ベランダに植えた玉ねぎです。
風に舞っている姿です。


歩かなくなった分、人と会うことも少なくなった。
少しだけ変わった季節の風景も見ることが出来なくなった。

テレビでいつも見る顔の方が良く知っている。
隣に生まれた子供の顔さえもきっとわからないだろう。
自ら話さなければ、会話をすることもないだろう。
リモコンで何でも動かせるから、家の中に居ても頻繁にたつこともなくなった。

今日のテーマは、「点から点の生活」です。
都会だけかと思いきや、田舎でも「点から点の生活」でした。
まだここに住んで一年の私の方が、いろんな人に会っている。
生活するうえで、会う必要がないからです。
また会えない。どこでゆっくり時間が過ごせますか。
全ての施設が目的別に仕切られています。
ひょっとしたら、同じ屋根の下で暮らす家族のことだってわからない。
最低8時間は過ごす会社の同僚が、よっぽど親しみがあるやもしれぬ。
家族と暮らす時間が、どこでも少ない。
家にいたって、しゃべってるのはテレビだけなんてこともあるだろう。

まだここは良い。
朝晩の通勤は片道30分ですから。
都会の片道2時間~3時間はざらです。
今は、妻と24時間一緒の生活です。
妻がレディースゴルフの日は、どうして過ごそうかと楽しみです。
慣れないのです。息が抜けないのです。

前振りが長くなりました。
カフェは奥まったところにあります。
お腹が空いたから、目に入った店に入ろうかという場所ではありません。
これが良いと自負しています。
やれSNSで情報拡散とか、チラシを入れて宣伝をしたほうが良いと勧められます。
たまに、車を見てどこそこにいたわね。
と言われないから、ここが良いと言われます。
カフェには、テレビもラジオもバックミュージックもありません。
見えるのは、屋根と畑と森です。
溢れる陽の光です。ゆらめく梢です。
聞こえるのは、私達の声の他は、風の音と鳥の声だけです。
そして自分たちが話す声だけ。

カフェに色はありません。
私達の仲間が入り浸る場所でもありません。
私達のカフェは、目的のない施設(点)です。
言ってみれば、毒にも薬にもならない場所です。
もっと言っちゃえば、空き家ばかりだから近所もありません。
奥まっているので車も通りません。
決まって通るのは、小学生が6人だけ。
空き家の草を刈ってきれいにしたら、散歩をする人が時おり通るようになりました。
私は、目的のない人が来られる場所にしたい。
ちょっとだけある自由な時間を、ここで仲間とまたは一人で過ごしていただきたい。
密会には、不適当な造りになっています。ごめんなさい。
事務所のないフリー職には、良いかもしれない。
イヤフォンをさして、自分の音楽を聴きながら読書するのも良いでしょう。
ここで、宿題をやっても良いのですが、今は小学生も「点から点の生活」です。
通りがかりの人に名前を呼ばれぬように、名札は学校に置いて帰るようにしているとか。
中学生、高校生ともなると、爺婆または親の送り迎えです。これも点から点。
街に出るのにバスが一日三便。しかも片道800円。使えません。
補助金を出して、申し訳程度にやっているだけです。

ここでも、何らかの「点から点の生活」をされている方が住民の9割です。
カフェは、昼しかやっていません。夜は、予約(レンタル)だけです。
それも一組だけしか予約は取りません。
溜まる話を、一組(嫁会など)で存分に。
しかも近所がない。通りから見えないし静かです。
縁側のような曖昧なゾーン(外でも内でもない)になればと思います。

縁側で 通りを覗き 覗かれて

2017年10月9日
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