goo blog サービス終了のお知らせ 

故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

突然であっても、最善をつくす

2014-11-18 00:50:49 | プロジェクトエンジニアー




新しいプロジェクトはいつも突然の話です。

何を、どうしたいのか。
ヒアリングをし、要望を聞きます。
2週間後の取締役会に間に合わせるよう計画書を提案してほしい。
仕事の割には、短期間です。

初めにすることは、要望は可能なことなのかNGなのか、判断します。
どちらにしても分析が必要不可欠です。
何が問題なのかを中心に、必要な情報を集めます。

膨大な情報から、必要なものを抽出します。
その時は、すでにストーリーは出来上がっています。
分析を進めるうちに新たな問題を発見します。
ここからが、苦悩の始まりです。
初めに描いたストーリーと違う絵柄が見えて来るのです。
両方の可能性を追求する迷路にはまり込んでいくのです。
そんな時は、仕事をいったん中止します。翌日改めて原点に帰ります。
分岐点の洗い直しをします。また新たな第三の道を見てしまいます。

情報の整理をし、取捨選択を綿密にし間違いに気づきます。
最初に描いた計画に近い結果を得られそうです。
そこからは力づくです。肉付けと展開を書き進めます。
すべて我田引水のストーリー作りです。

品質、スケジュールとコストをはじき出します。
短期間であれば、使うツールの選択が命取りになります。
経験の中にある、直近のデータを使います。
新鮮であればあるほど説得力があるからです。

やっと出来上がった提案書は、50ページ程度です。
秘密の案件であれば、一人仕事になります。
コンセプトから分析、提案まで一人で書き進めます。
良い点は一貫性があることです。悪い点は、視野が狭くなることです。
仕方がないとは言え、いい加減なことはできません。

計画は、頓挫したり、また突然ぶり返します。
その時に読み返し、理解出来るものでないと意味がないのです。
よって、どんな時でも最良の提案でないといけないのです。
あとでここは考えようでは、アウトです。
すべてについて血液が通っていない提案はしないのと同じです。

これが仕事と割り切っています。
レベルを落としてやらなければならなくなったら、いつでも辞める覚悟です。

2014年11月18日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 多忙だけど楽しい | トップ | 気になってはいるけれど »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

プロジェクトエンジニアー」カテゴリの最新記事