故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

「こんなに」と「これだけ」の違い

2015-03-16 03:04:16 | プロジェクトエンジニアー


腰がいたくなって働けなくなった時に、助けられたことばがあります。

「コップに半分だけ、水が入っています。
まだ、こんなに残っていると考えるか。
もう、これだけしか残っていないと考えるか。」

という言葉でした。
格言はとりようによっては、ただの言葉遊びになってしまいます。
事象は変わりません。
しかし、心の持ちようによって180度違う状況になります。

いじめのことを考えてみます。
今まで仲良くしてくれた人が急に冷たくなり、
仲間外れにされたり意地悪をされ始めます。
何とか病(症)を考えてみます。逃げ場を求めました。
いつしかのめり込んでしまいました。

問題は、これまで通りの暮らしがしたい、
もっと楽しいことがしたい、できると思ったことです。
変化に対応できなかったのです。
助けてもらってばかりいて、転換できる知恵がなかったのです。

最初は、ほんの小さな逃避でした。
私にも、数限りなく同じような経験があります。
でも、潰れなかった。
周りの人たちに助けられたからです。
一からやり直そうと、新たな出発点に立てたからです。

こだわりは誰にもあります。
それを、「お前、馬鹿だな。」と一緒に笑ってくれる人がいます。
これが、大事なことなのです。
早目に、少しの毒を吐き出すことが大事なことなのです。
中に溜め込まないことが大事なのです。

今はできなくても、いつしかできるようになるのです。
だから、失っても嘆くことはないのです。
どんなに失敗しても、生きていればやり直すチャンスはあるのです。
不足を嘆くことはないのです。

これしかない「小さなちから」ですが、それが役にたつのです。
コップに半分残っている水は、これから生きていくために貴重なのです。

2015年3月16日

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