故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

道は長い

2023-10-12 05:22:08 | プロジェクトエンジニアー

写真タイトルは、「柿暖簾」です。
友人の畑で、渋柿500個を収穫させていただきました。
250個は都会に住む友人と、地域に移住してきた隣人に分けました。
残った250個を吊るしました。
新たに、ステンレスの竿を吊る場所作りから始まります。
北の青空方向から海風が吹き抜け、柿を適度に乾かしてくれます。


若者より勝るものは、「時間持ち」だけです。
何をするにも時間がかかります。
耕作放棄地の草刈り、野菜作り、ゴルフや釣りも同様に一筋縄ではいきません。
今日のタイトルは、「道は長い」です。

喜ばしいことは、道が見えていることです。
とても急峻で、とてつもなく長いロードです。
熊野古道に較べれば、煙草の自販機に行くくらいの道のりです。
眼は黒く、おぼろげながら目標は見えています。

地域活動に参加したいのですが、今のところ目指すもので精一杯です。
空き家になった実家に灯りをともすことさえできていません。
手をかけた耕作放棄地(1町歩)の維持だけで力が尽きています。

食料自給率が40%を超えることはありません。
個人経営の農業が継承されず、法人経営が補っています。
工場で野菜を作っても、一部の野菜だけで穀物までは作れません。
次の世代に頼るにしても、農地だけは更地で維持したい。
出てくる雑木の芽を切り、季節ごとに生える草を刈るだけのことです。
どれをとっても、適宜かかれば簡単な作業です。
つまりは、自然との追いかけっこです。
結果、自然災害の受け皿になり、里の風景となります。
刈るだけでは続きません。
作物を植えることで、モチベーション(収穫の喜び)を維持します。

食料安保は意外に安い。
ミサイル数発、戦闘機数台の投資で済みます。
アピール不足なのか、何とかなっているように見えるのか。
森の資源を使い果たし、砂漠になっているわけではありません。
季節は、知らぬうちに巡ってきます。

都会の人に、移住者(外国人も含む)に、
手に余る土地(耕作放棄地)を引き継いでもらうことができないのでしょうか。
生きるために、金が近い都会を選択せざるを得ません。
続けるには、鉛筆ハウスに住むしかありません。
週末だけでも緑(食料を作る)に接したい。
そんな人に任せるために、維持しています。

2023年10月12日
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