故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一分一秒自分の意志

2021-09-09 04:57:13 | よもやま話

似顔絵のタイトルは、「さわやかさん」です。
最期まで笑っていたい。



夏虫を つぶすのやめて 掃くだけに

長雨が続きます。
短い晴れ間をぬって、草を刈りました。
総面積約5反の草刈は、3日がかりとなりました。
混合油の消費量は、約4リットルとなった。
60cmも伸びた草は、草刈り機で上から順に3回に分けて切る。
草刈り機へのからみつき防止になり、土に鋤きこみやすい。

今日のタイトルは、「一分一秒自分の意志」です。
誰からも「あれをやれ、これをお願い」と指図されない。
カフェをやめて3か月となり、そんな生活が続く。
何をやるにも、「させていただきます」と始めることになる。

考えてみれば夢のような生活です。
学生の時、会社に居る時と較べようもない自由な時間を過ごしています。
読むもよし、視るもよし、散歩だって自由です。
飽きたら寝ればよい。
汗をかかぬから、体重が増え続けました。
食べる量は、加減ができません。

草刈と畑仕事は実によい。
みるみる体重が減ってきました。
汗をかくから、風呂もビールも楽しみが増えていく。
おまけに、妻の笑顔にも会える。
コロナで「角を突き合わせる生活」が続くと先輩や友人から伝え聞く。
出るのも地獄、籠るのも地獄です。

隣りは70m先、街に出るバスは一日3本だけ。
20分乗ったら800円取られる。
補助金づくしのバスが、申し訳程度運行される。
何処に行くことも出来ない。
畑はいいよ。
妻と汗を流す。
移住の準備で、畑は空間が目立つようになった。
冬野菜の植え付け時期であるが、指をくわえてひたすら耕している。

ふと机に置いてあるペン立てを見た。
ここに来た時は、ママのお腹の中だった女の子が幼稚園に行くようになった。
「お別れは寂しい」と、小物入れ(ペン立てで使用中)をプレゼントしてくれました。
根を張れたでしょうか。
浮草のような人生で暮らしです。
終の棲家とて、束の間の憩いの場のような気がしてきた。
苔が蒸さない流転の石(意志)でよいではないか。

2021年9月9日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする