故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

いただきもの

2020-06-26 05:56:26 | よもやま話

絵のタイトルは、「じゃがいも行進」です。
妻の作品です。


種付け師からブロッコリーをいただいた。隣村の農家が作られたものです。
大玉を5つも。3つは、帰宅途中に近所に配った。ま竹をお返しにいただいた。
ブロッコリーは、パスタに入れて、さっそくいただいた。ま竹は、湯がいて冷蔵保存にした。
ブロッコリーはどちらかというと嫌いな野菜だった。おそらく冷凍品しか食べていなかったからだろう。
ここに来て、こんなに美味しいものだと知った。

今日のタイトルは、「いただきもの」です。
野菜(レタス、キャベツ、人参、ブロッコリー、きゅうりなど)が大量に地域で回ることがある。
移住5年目にして分かった。作付変換の時期に出回る。畑に残った野菜が無償で配られる。
農家の方は、地域の捌ける人(顔の広い人)に頼むと渡す。「了解」と、いろんな人に声をかける。
声がかかったら、すぐにいただきに行く。野菜は鮮度が命です。
朝どれ野菜は、夕方までに地域に配られる。

きゅうりは、食べてもどんぶり一杯が限度です。よって、塩漬けにして冬に戻して食べる。
「いただきもの」は、人々の胃袋を満たしたら、知恵を絞って保存される。
さらに余ったものは、それぞれの人が感謝して処分する。

移住してきて間もないころ、「お返し」に悩んだ。
買ってきたものは受け取らない。
地域の人は、美味しいものしか配らない。
お礼は要らぬ。感謝の笑顔で十分でした。
あるものが配る。ないものは、いただく。
そのうち、カフェをやり売れ残りのパンを夕方に配るようになった。
暇なときは、配るために作ることもあった。

ヘルプ(木々伐採、道具の貸し借りなど)の依頼があったら、仕事をやりくりして出かける。
大勢でやれば、やっかいなこともすぐに片付く。そして、夕方にいっぱいやる。
サービスが回る。
かつては、「金とサービス」が地域内で回っていたのです。
ニッチ(隙間産業)の仕事をする方が、引き継いでいます。
子供たちは見ている。大人になったら、当然のごとく同じことをする。
過疎にはならない。

田舎では 草と隣の 息吹する

2020年6月26日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする