故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

両刀遣い

2020-06-19 07:12:22 | よもやま話

絵のタイトルは、「ひねもすのたりかな」です。
釣れてもそうでなくても時間は流れる。


妻が毛虫にやられた。赤い斑点にキンカンを塗る。
かゆみが治まって寝てくれた。
コーヒーに動物性ミルクと固形シュガーを入れてお湯を注ぎ、スプーンで程よく混ぜる。
飲みながら、タイトルを考える。出てこない。

昨夜の後片付けをする。洗い、拭き元の場所に戻す。
冷蔵庫の使いかけの食材を見る。タッパに残っている食材を観察する。
大根の茎と葉、大根のざく切り、刻んで冷凍しているシイタケ、豆腐とわかめを入れて味噌汁を作る。
朝餉で苦労するのは、いつも味噌汁です。味を整えて火を止める。

ごぼうをと大根を千切りにする。タッパのチャーシューも刻んでフライパンに入れ火にかける。
ええいと、孟宗竹の筍を切って足していく。酒とみりんを入れ、チャーシューの残り汁を入れる。
味を見る。コチュジャンを足す。何か足りぬと酢を入れる。まあまあの味となり皿に盛りラップをかける。

もう、一品欲しい。お好み焼きの材料に使う蒲鉾と竹輪が残っている。わか竹煮の残り汁を入れる。
煮あがるころ、卵丼にしようとご飯を炊く。

ついでに、洗濯を始める。
ブラックコーヒーを入れる。
亡きかみさんが癌を患って朝ごはんが作れなくなった。4時に起きて、朝餉と弁当7個を作った。
洗い物から始めた。俺の貴重な時間を盗るなと、家族を恨んだ。
11種類のレパートリーの中から、5種類のおかずを作り弁当に詰めた。6時には終わった。
今は、残り物の箱から宝物を探すように食材を選び、おかずを考える。
妻は、箸をつける程度の食欲しかない。ほとんどが私の胃袋に納まる。昼めし抜きでも十分やれる。

今日のタイトル「両刀遣い」を決める。
両刀遣いとは、
両手に刀を持ってたたかう剣法。またその人。
両立しにくい二つの芸能・技術に熟達していること。二つの仕事を一人でひきうけて同時にできること。
また、その人。
酒と菓子とを共に好むこと。また、その人。
(広辞苑より)
私の両刀遣いは、ブログのタイトルが出てこないことに端を発する。
作業をしながら、どう書こうかと考えている。
パッパッパと両手の包丁を使い菜を刻み、鍋とフライパンを駆使して火を通す。
両手に調味料を持ち、目分量で落としていく。そんな風景だろうか。
味見だけは忘れない。これまで何度も失敗している。妻に食べてもらえない。

洗濯が終わるころ、ブログも書きあがる。
洗濯を干し、外に吊るす頃、俳句が浮かぶ。

洗濯し 蛙鳴くから 中に干す

2020年6月19日

<<後述>>
こんな亭主は嫌だ。こだわりばかりで面倒くさい。
やろうかなという時に、何々しなさいとお母さんに叱られる子供が思うこと。
2015年1月28日投稿記事「ちゃっちゃとやらんかい」を参考にしてください。

<<ちょっと、ちょっと>>
風呂桶を洗い、水をため始めました。
プロフェッショナル「革命は地方から起こす~編集者・岩佐十良」に見入ってしまった。
あーあ、1時間水を流しっぱなしにしてしまいました。
「ちゃっちゃ」もいいんですが、「ちょっとちょっと」と立ち止まるのも必要ですね。
ぼっけもんです。

コメント
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