故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

二足のわらじ

2020-01-13 10:53:09 | プロジェクトエンジニアー

拙い絵です。
タイトルは、「どうか伸びてください」
種を蒔けば芽を出せ、伸びろと応援します。
そして少しだけ美味しい想いもします。


4日振りの投稿となります。
満を持して書きます。
タイトルは、「二足のわらじ」です。
夢を追っかけ、多くの人々が現実に戻っていきます。
家族のために金を稼がねばと、夢を一時中断します。
そのまま幸せな人生を送ることになるやもしれません。

仕事(地域おこし協力隊)柄、多くの会議に出ました。
必ず、講師の方がおられました。
講師の方にもいろいろな方がおられました。
実際に地域活性化をしている人がほとんどです。
地域活性化を本業にしている人は、皆無でした。
大学の先生は、地域活性化を研究テーマにあげて取り組んでおられました。
教授としての地位と給料は保証されているように見えました。
リスクをとらない人の話は、鵜呑みにできない。

私の印象では7割(総務省の発表はもっと大きい)近くの隊員が、また都会に戻っていきます。
このまま移住したいけど、食べる道がないからです。
家族を抱えていればなおさらのことでしょう。

夢を持って入った道です。なんとか、続けられる方法はないものかと、ここ数日考えていました。
そこで、「二足のわらじ」です。
なんとか食える方法を都会ですればよい。
移住したい場所で、夢を追いかければよい。
行ったり来たりが、できないものか。
都会では、空き家と耕作放棄地がない。
田舎では、人材がいない。
仕事ができる場所をフリーにすれば可能です。
しかし、そんな仕事はない。

地域おこし協力隊員に限ったことではありません。
夢がある。追いかけたいが逃れられない現実がある。
新幹線があり、飛行機や車も使えます。その気があれば、移動手段は足かせにはならない。
ロシアの食料自給率は、90%を越えると聞きました。
有り余る国土のほんの一部で、自分たちが食べるものを作っているからです。
それが許される環境(常識)があると言えます。

熱海でシェアハウスを勉強し、故郷の島根県浜田市で始めたいという若い女性がおられました。
漁師になりたかったと、大間でまぐろの一本釣りに挑戦する人がいる。
本業の石工でしのぎ、ある時期だけ一本釣りに挑戦する。
釣果はゼロ。しかし、家族も見かねた地元の漁師も応援する。

問題は、夢があるかどうかです。
その道を始めるための「二足のわらじ」です。
考えて見れば、ほとんどの人が大なり小なりしていることです。
週末であったり、通勤時間に本を読んで準備をする。
夢は遊びであったり、職業であったりします。

オーストラリアの河畔で、ボートハウスに暮らす若夫婦がいた。
それぞれ、3つの仕事をしていた。
大いに働き、大いに遊ぶと言って微笑んでいた。

子育てのために、田舎に住む。
定年後は、田舎に住む。
期間はほんの一時期です。理由もいろいろでしょう。
それができる環境がない。
そして、誰か(行政やお人よし)が準備してくれると甘えている自分がいる。
人の気持ちには蓋ができない。一瞬で恋をしてしまう。
どうしようもない好きと嫌いです。
このことを尊重できないのでしょうか。
夢と現実をうまく折り合いをつけられないものでしょうか。

至った結論は、気持ちです。
こうしたいと言う熱意です。
熱意に、誰しも好感を持つはずです。
熱意があれば、周りにも気が回る。明瞭な目標があるからです。
なんとか食えて、夢を追える。こんな素晴らしいことはない。

「二足のわらじ」こそ、疲弊した地域の活性化につながると考えます。
大いに歓迎できる地域こそ生き残れる。
なぜなら、「二足のわらじ」を受け入れる度量があるからです。
移住が先なんて言わないで、好き勝手に行ったり来たりでよいでしょう。
その中の何人かは、きっとその地域が気に入ってくれますよ。
だって、二足のわらじの片方は、その地域に踏み込んでいるからです。

分かれ道 どちらの道も 素晴らしい

(迷うことなかれ。筆者)

2020年1月13日
コメント
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