
この方の温かい表情が出たでしょうか。
チャーミングな方です。
歳はそこそこ言ってると思うんだけど、
いつまでも少女の表情を失わない方です。
冒頭の絵に熱中してしまいました。
格闘の末、載せることにしました。
こうして、夜が明けてきました。
もう、ひぐらしが鳴いています。
さて、朝餉の仕度をして出かけますか。
今回の記事は、昨日書いたものです。
今の気持ちとトーンがいささか違います。
最後まで、読んでくだされば幸せです。
今日のテーマは、「6次産業化にかわるもの(Part2)」です。
どんな可能性があるのか考えてみました。
農業生産物においても、生食で売れないB級品(未熟、不揃い、虫食い)が多く出ます。
これを加工して販売をしようとするのが、「6次産業化」です。
仮に果樹を対象にして、売れる可能性について検討してみました。
A.食品としての使い道
1.ジャム、ジュースなどの加工品
2.少し手を加えて、和菓子、洋菓子、氷菓子の副原料
3.生食以外の料理の素材や調味料
B.樹木や葉の利用
4.葉や樹木の再利用(工芸品、染料、炭など)
5.燻製用のチップ
6.包装材
7.飼料や肥料
C.工業原料やエネルギーとして
7.廃棄物の糖分を発酵させて、バイオエネルギー
8.木材チップにして、化石燃料のかわりに利用
9.有効成分を抽出して、石鹸や医薬品
D.娯楽や癒し
10.樹木、果樹でのアート
11.バーベキューなど外食産業の場所として利用
12.単なる場所(癒しどころ)としての活用
花見、香り、若葉、紅葉、作業風景など
E.情報
13.ソフト(調理や乾燥などの加工方法)と抱き合わせで中間品を売る
14.成長過程を動画で発信
15.数々の工夫を講演する
私達が、考えている「6次産業化」は、ほとんどが「A,食品としての使い道」です。
その他に売るものはないのでしょうか。
「B.樹木や葉の再利用」は、地域の得意技と組み合わせればできそうです。
ただ、コーディネーターの努力が必要です。どちらの価値も知っている人のことです。
真似事では、飽きられてしまいます。一流品でなければならない。
そして、素材の温かみが伝わるオンリーワンでなければならない。
「C,工業原料やエネルギーとして」となると、工業試験場、大学やメーカーとの
タイアップになります。それなりの兆しや方向性(成功例)がないと踏み切れません。
メーカーは投資を回収しなければなりませんから、望むものとは違う結果になることも
多いでしょう。メーカーに任せないプロジェクトマネージャーがいないといけません。
「D.娯楽や癒し」は、少しずつですが、やっているところもあります。
ただ、見せる工夫が必要です。これは、サービス業です。熱い想いを持たなければなりません。
また大いに遊び心がないと続かないでしょう。都会の人が求めるものでもあります。
かと言って、やっつけ仕事のレストランには来ないでしょう。
一流の庭師に頼み、地域全体でのコンセプト(景観を乱す看板、標識や案内板は立てない)が
なければなりません。
「E。情報」は、今すぐにでもできることです。
ただ売れるわけがないと価値に気づいていないかもしれません。
ここで考えたいのは、人々が「求めているもの」は何かということです。
人々が求めているものは、「面白い」、「楽しい」や「得をする」ではないでしょうか。
そのニーズに応える商品づくりをすることも、
「6次産業化にかわるもの」ではないでしょうか。
ある人が、「田舎便り」を、産物と一緒に送られています。
産物を購入される方は、その「田舎便り」が楽しみになっています。
これこそ、田舎が持っている底力ではないでしょうか。
田舎にしかない。田舎にいるからこそ、毎日一生懸命やっているからこそ真実を
発信できます。これは、何といわれようと本物です。
私達は、もっと柔軟に考え話し合うべきではないでしょうか。
盆踊りの打ち合わせをあんなに細かくやります。
それは、祭事だからです。伝統行事だからです。
確かに田舎に暮らしていて、同じ作物を作っているもの同士はライバルです。
生活が優先されます。皆さんが話し合えるまた価値を知り合える場が必要です。
他の人の価値観を知ることで、一致団結できるかもしれない。
一足飛びにはいかないでしょう。仕組みと仕掛けが求められます。
誰かが仕掛け人になりましょう。
刈り過ぎも なんてことない 妻床屋
2016年7月27日