goo blog サービス終了のお知らせ 

故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

新しいズボン

2016-07-11 06:50:27 | よもやま話

いかんともしがたい距離感です。
茨城県まで出掛けようと、ナビで検索しました。
答えは、どのルートを通っても3時間かかります。
実際に行く朝早い時間では、順調に行けば約半分の時間になります。
この1時間半のリスクマネジメントが、距離感となって遠いとなります。

いまだ、この距離感になれません。
どこを基準に考えるかで変わります。
いつまでも東京を引きずっているからこうなります。
仙台や青森に行くことを考えると、東京からは絶望的な距離です。
しかし東北のここからは、さほど苦になりません。

今日のテーマは、「新しいズボン」です。
何か欲しいとなると、地域で売ってる店を探すよりアマゾンに頼ります。
アマゾンの画面では安くて良い買い物に感じます。
しかし、身につけるものや常に使う道具は、
実際に履いたり、手に持ってみないとフィット感や使いやすさはわかりません。

新しいズボンにも感じました。
ウエストもお尻も問題ありませんでした。
ところが、腿まわりは少し細く、胴回りの丈は少し短く心もとない感じです。
ユニクロで感じたものと同じ感覚です。
コストカットがそこかい(チャックの品質、生地の薄さ、色の単純さなど)と
少しがっかりさせられます。

悦ばしいこともあります。
若者向けの細い綿パンツが履けるようになったこと、
ウエストまわりが10cm小さくなったことなどです。
30年前の結婚したての頃のサイズです。
太らなければ申し訳ないと、かみさんの料理をバンバン食べていた頃のことです。

川崎の義兄のあれこれの支払について、東北のここで心配をしています。
東京に行ったついでに川崎に寄り、義兄に会ってきました。
一週間ごと食材を届けていた時は、
いろんな心配の相談に途切れなく細かくのれました。
出来なくなるだろうと、色々な人にお願いをして手続きもしてきました。
色々な人が抜けてしまうと、約束事は引き継がれません。
電話で申し訳ないけど、もう一度キーマン(ケアマネ)に
確認し、お願いするしかありません。

距離感を埋めるのは、顔が見えない分、
ちゃんとした情報を繰り返し発信し、フォローするしかないようです。

これは、ホームページの運用をこれから始める私にとって、
ヒントになりました。
顔が見えない分、「いつも丁寧にフレッシュに」を心がけなければなりません。
人の感覚は、どうしても自分中心になりがちです。
Q&A(よくある質問にていねいに答えている)に力をいれている旅館がありました。

コミュニケーションとは。
社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。
言語・文字そのほか視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。
と広辞苑に出ていました。

やはり、そうかと言う感じです。
ホームページでは、知覚、視覚は伝えられます。
しかし、感情・思考・聴覚は伝えにくいのです。
五感で感じる文章を書けるようにこころがけよう。
阿久悠さんの詩のように。味が伝えられる文章を書けるようになりたい。
感動が伝えられる絵が描きたい。

それが出来ないなら、心がこもる話し合いをしよう。
億劫がらずに、出来ないまでも少しずつ努力をしよう。

「ここまで考えてくれているのか」と工場を造ってきたではないか。
人を気持ちよくさせて来たのではないか。
またまた原点に返らせてくれた「新しいズボン」でした。

袖通し 残り香なみだ 朝に発つ

2016年7月11日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする