いかんともしがたい距離感です。
茨城県まで出掛けようと、ナビで検索しました。
答えは、どのルートを通っても3時間かかります。
実際に行く朝早い時間では、順調に行けば約半分の時間になります。
この1時間半のリスクマネジメントが、距離感となって遠いとなります。
いまだ、この距離感になれません。
どこを基準に考えるかで変わります。
いつまでも東京を引きずっているからこうなります。
仙台や青森に行くことを考えると、東京からは絶望的な距離です。
しかし東北のここからは、さほど苦になりません。
今日のテーマは、「新しいズボン」です。
何か欲しいとなると、地域で売ってる店を探すよりアマゾンに頼ります。
アマゾンの画面では安くて良い買い物に感じます。
しかし、身につけるものや常に使う道具は、
実際に履いたり、手に持ってみないとフィット感や使いやすさはわかりません。
新しいズボンにも感じました。
ウエストもお尻も問題ありませんでした。
ところが、腿まわりは少し細く、胴回りの丈は少し短く心もとない感じです。
ユニクロで感じたものと同じ感覚です。
コストカットがそこかい(チャックの品質、生地の薄さ、色の単純さなど)と
少しがっかりさせられます。
悦ばしいこともあります。
若者向けの細い綿パンツが履けるようになったこと、
ウエストまわりが10cm小さくなったことなどです。
30年前の結婚したての頃のサイズです。
太らなければ申し訳ないと、かみさんの料理をバンバン食べていた頃のことです。
川崎の義兄のあれこれの支払について、東北のここで心配をしています。
東京に行ったついでに川崎に寄り、義兄に会ってきました。
一週間ごと食材を届けていた時は、
いろんな心配の相談に途切れなく細かくのれました。
出来なくなるだろうと、色々な人にお願いをして手続きもしてきました。
色々な人が抜けてしまうと、約束事は引き継がれません。
電話で申し訳ないけど、もう一度キーマン(ケアマネ)に
確認し、お願いするしかありません。
距離感を埋めるのは、顔が見えない分、
ちゃんとした情報を繰り返し発信し、フォローするしかないようです。
これは、ホームページの運用をこれから始める私にとって、
ヒントになりました。
顔が見えない分、「いつも丁寧にフレッシュに」を心がけなければなりません。
人の感覚は、どうしても自分中心になりがちです。
Q&A(よくある質問にていねいに答えている)に力をいれている旅館がありました。
コミュニケーションとは。
社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。
言語・文字そのほか視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。
と広辞苑に出ていました。
やはり、そうかと言う感じです。
ホームページでは、知覚、視覚は伝えられます。
しかし、感情・思考・聴覚は伝えにくいのです。
五感で感じる文章を書けるようにこころがけよう。
阿久悠さんの詩のように。味が伝えられる文章を書けるようになりたい。
感動が伝えられる絵が描きたい。
それが出来ないなら、心がこもる話し合いをしよう。
億劫がらずに、出来ないまでも少しずつ努力をしよう。
「ここまで考えてくれているのか」と工場を造ってきたではないか。
人を気持ちよくさせて来たのではないか。
またまた原点に返らせてくれた「新しいズボン」でした。
袖通し 残り香なみだ 朝に発つ
2016年7月11日