旨いものに国境はない。
とよく言われます。
地元の人が通う店に行きます。
出来たら古い暖簾が掛かっている店が良いと思います。
一日たりとも裏切らないサービスの連続が暖簾です。
ステュットガルトで食べたニョッキの入ったスープは、
年季が入ったお袋の味でした。塩加減も良く食べやすい温度でした。
小さなホテルの厨房で、ドイツ人のおばあちゃんが作ってくれました。
美味しいと親指を立てると、おばあちゃんはにこにこしていました。
何でも入った闇鍋のようなスープをいただいたのは、韓国の食堂でした。
あじゅま(韓国語でおばちゃん)は、マッコリを冷やして迎えてくれました。
闇鍋からは、魚の骨つきの身を丁寧に取り出しながらいただきました。
二日酔いの朝は、ヘージャンクー(牛の血の冷スープ)で元気を取り戻しました。
パキスタン人の淹れたチャー(紅茶)はどうしてこんなに旨いんだろうと
思ったものです。
カレーを付け乍らいただくチャパティーは、現場仕事の合間でした。
私は、心の準備をしないことにしています。
資料は、綿密に作ります。それだけです。
毎日訪ねたビール工場では、売り込み仕事の話はしませんでした。
お客さんが、興味を示した時だけでした。
常にでたとこ勝負です。
国際展示場で、100人の聴衆を前にした講演では、喉がからからでした。
心臓はバクバクでした。いつしか持論の展開に熱を帯びていました。
私は、これ以上考えられないくらいの準備をします。
ギャンブルは、からっきし駄目です。
欲張りの本性が出てしまいます。
プラスマイナスゼロで満足です。
毎日、ブログをアップしています。
時間がある時は、下書きをストックしています。
ほとんどの記事が思いつきになってしまいます。
朝のルーチンワークをしている間に、頭に「ぽっと」出て来た事柄になります。
つまり、気にしていることになります。
そのことだけを追っかけるとつまらない内容になります。
あちこち気持ちを振って、深みを出したいと思います。
どうして、そのように思う(なる)のか、必然性を考えます。
もう、出かける時間になりました。
今日もでたとこ勝負です。
2015年2月18日