ホーレンソーが大好きな上司がいます。
報告、連絡と相談です。
この言葉は、上の人が使う言葉であって、
下のものには関係ないのです。
だって、報告することが何なのか第一解らないのですから。
連絡したくないことばかりですから。
相談したって、上の人からこれと言った名案など出てこないのですから。
勝手な言葉です。
漫才師、大助花子のコンビは会話の絶妙が受けています。
ほとんど大助君にしゃべらせない花子の見事な芸です。
昔、付き合った女にこんな方がいらっしゃいました。
私も、考えながらしゃべるようなタイプなので、
女に見事に先を越されてしまいます。言いたいことを飲み込むのです。
何々しようか。と相談を持ち掛けられますが、
それは相談ではなく、ほとんど「シテほしい。」ことなのです。
一方、私が語り始めると寝ています。それは、絶妙な興味がないなのです。
会議は、シャンシャンと終わるのが良いと考えている上司がいます。
根回しが大好きな方なんでしょう。
私は、それこそ時間の無駄と考えています。
会議が始まる前に、議事録ができてしまうような会議は必要ありません。
議題の何にでも口を出す上司がいます。
それも一番先に発言するものですから、下のものからは一切意見はでなくなります。
ホウレンソーも茹で上がってしまうのです。
上司と部下の発言の重みは9対1だと説明します。
あなたが、しゃべることはほとんど結論なのです。
それ以上、意見が出るわけないじゃないですか。
おぞましい会議は今日も続くのです。
ホームラン競争の発表会のような会議はもうやめませんか。
まったく時間の無駄です。
組織を細分化し、セクショナリズムを作っているのは上司のあなたなのです。
だから、報告会のようなみょうちくりんな会議になってしまうのです。
そんな会議は、広めの廊下でさっさと済ませてくれませんか。5分で済みます。
広い会議室など必要ありません。
あなたが、ホーレンソーを求めるなら、
部下のところまで足を運んで(あるいは自席に呼んで)聞いてください。
部下が10人いるとすると、会議時間は、今までの1/10の時間で済みます。
だって、報告の順番を待っている部下は、他の部下の話など聞いていないのです。
自分の順番をどう切り抜けるかばかり反芻しているのです。
会議とは、真剣勝負の場なのです。
あとに引けぬくらい白熱した会議を演出するのが、
上司のあなたの役目ではないでしょうか。
大助君頑張れ。
はいはい解っているよ。と花子さん。
私だけしゃべくって稼いでいるんですよ。皆さんどう思います。
今日もマシンガントークの花子さん、意気揚々と引き揚げていきました。
2015年2月9日