梅雨明けの合図で、蝉が五月蝿く鳴きだした。
ボクはマンションの5階に住んでいるが、
2~3日経ったら蝉が何匹も網戸にぶつかって来て、
中にはひっくり返って動かなくなるものも居る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d7/4376e45962354c335f120582423e8cd7.jpg)
それも一匹や二匹では無い、いたるところに蝉の遺骸がある。
地上での生活は一週間程の短い時間である。
(一匹や二匹では無い)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/78/358b73d5165a2979c83be4de1aaa2ff6.jpg)
散歩の途中でベンチに腰を下して休んでいたら、
ポットンと木の実が落ちるような音がした。
いくら立秋が過ぎたとは言え、木の実が落ちるには早すぎる。
あちこちに目を送ると、何のことは無い、
蝉のつがいが地面に居るではないか。
(つがいの蝉)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/36/4ac115c0b962f5c88d630c18a3949501.jpg)
蝉でも、鳩でも、交合は二匹つながって居るが、
普通、動物の交合はメスの上にオスが乗って居る。
犬でも猫でも馬も牛も、万物の霊長である人も同じだ。
でも、この蝉達は、前後につながって居るから、
飛ぶこともままならないはずである。
(トンボの雄雌は上下が逆)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/79/dc9c6f532fd1b3ac3942bed15e97d25f.jpg)
話が反れたが、
蝉はこの後、卵を木に産みつけて、
その卵は孵ってウジになるや、地面にもぐる。
地面の中にどれくらいの期間いるのか疑問に思った学者が、
ある一本の木の根の周りの土を掘り起こして、
土をふるいにかけて、蝉以外の昆虫の幼虫が発生しないように、
浄化して蝉の幼虫だけ残して、
しかもその後、蝉以外の幼虫が入りこまないように、
木の根っこを一定の範囲で網をかけて調べたら、
何と、蝉は地面の中に6~7年かけて育ち、
時期が来ると、サナギになり地面から出てくる。
梅雨明けの時期になると地面に蝉が出てきた穴があちこちで見られる。
(蝉が出てきた穴)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d0/4ac72937971e41d6f5b18769ec342d15.jpg)
出て来たさなぎは、どこかで羽化しなければならない。
近くの木の幹によじ登り、羽化を始める。
ボクの体験では、午後四時頃に木によじ登り、
およそ3~40センチの高さに来ると、しっかりと足場を作るや、
脱皮を始める、まず頭から始まり腹を出し、次に尻を出し、
最後に足を出す。
(地上3~40センチの高さの抜け殻)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ad/41298a5e14c65656613502206454f07f.jpg)
サナギになった蝉が、初めて地上に出るのだから、
地面からの移動はあまり長くないとボクは思って居たが、
思わぬ高い所で脱皮している抜け殻を見つけた。
地面から高さ1.5mの高さにそれはあった。
(高い所の抜け殻 1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/5a/676568a66cc0eab576ff56d4a3275127.jpg)
(高い所の抜け殻 2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/0e/c1d81a43ad0742a0216ff5cf963b08b3.jpg)
(これは高さ1mほど)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a4/56660b06278597b344755db399e1e2b6.jpg)
脱皮した抜け殻から、少し移動し、蝉は木にしがみ付くと、
同時に畳んでいた羽根を伸ばす。
この間、蝉は真っ白で、時が経つと茶色に変わり、
羽を広げて飛び立ち、鳴きだす。
生まれて約一週間、次の世代を残すべく、
五月蝿いほど鳴いて、メスを探し、
子孫を残していく。
話が変わるが、
人も蝉も同じだ。
ただ、生まれてから人は100年もある。
これが長いか短いかは、その人の考え方次第である。
長く生きても、何かが出来るわけでもない、
友人、先輩、後輩、知人、親類縁者などなど、
最近、訃報が多くなって来た。
健康に留意する意外に方法は無いと思う、
今日この頃である。
>この間、蝉は真っ白で、時が経つと茶色に変わり、
真っ白い蝉は見たことがあります。
脱皮を終えたところだったんだ!
hide-sanさんの、研究熱心には驚きました。
小学生が木の上の方を見て居るので、
どうしたのかと思って近づくと、
小枝を渡して、
「オジサン あれ 獲ってよ」と指さす方を見たら、
蝉の抜け殻が木の枝について居る。
この小枝で、落としてくれと、言うのだ。
それで落としたら、ここにも向こうにもと、
結局、6匹の蝉の抜け殻を取らされる羽目になりました。
7年もの長い間地下で成長し、1週間で生涯を閉じる。
哀れですね。
短い生涯だから余計に鳴くのでしょうか?
うるさいくらい鳴きますが、にも拘わらず芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠みました。
我々凡人とは感性が違うのでしょうね。
>「てぐすね」「おみおつけ」「たむろ」しか読めませんでした。
ざんねん!!
3問読めたらすごいですよ。
日常使用している言葉でも漢字に直すと読めないものですね。
不思議に思って、山寺の立石寺へ行ってみました。
文章では表現が難しく、
芭蕉の言葉が最適かと、次の通り。
「――岩に巌を重ねて山とし、松柏年ふり、土石老いて苔滑らかに、
――中略――
佳景寂寞として心すみ行くのみおぶゆ。」(おくのほそ道)と述べ、
その後に「閑さや・・・」を読んでいます。
詠んだ場所が山形県の山の中で、
おそらく蝉の音だけしか聞こえないほどの
静けさだったと思われます。
(
こちらは今年の蝉の姿は少なかったのです。
去年は穴があちらこちらに有りましたが今年はどうしたものか。
数が少なかったように思います。
アルコール好きな人はオペ後なのにと言っても8カ月過ぎましたが辞めれそうにありません。
ただタバコは吸っていないですが・・・
効き目がないのです。
まぁ~辞められないでしょね。
いつも有難う御座います。
お酒はなかなか辞められません。
缶ビール1缶から半分に減らし、
更に半分にして、半年経ってやっと辞められていますが、
何時前に戻るか自信がありません。
道路が全てコンクリートになり、身の回りの雑木林が開発で切り倒されてしまったせいでしょうか。
子供の頃は、蝉の抜け殻を集めるのに夢中で、蝉が出てきた穴までは気が回りませんでした。