楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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心臓の治療(4)

2021年01月12日 04時32分13秒 | 日記
12月22日入院2日目。

今日は心臓を治療する日である。

どう言う訳か朝食は無し。
右手に点滴を入れる。
針が上手く血管に入らなくて、
三回くらい場所を変えた。
きっと新人の看護師なのであろう。
手術は11:00からと言う。

T字帯(ふんどし様のもの)を付け、
手術着(ワンピースの前と後ろを張り合わせた衣)に着替える。
車椅子に載せられ、手術室へ。

手術室では、用意が出来て居り、
手術台へ階段を二段上がる。
手術台の幅は、人間の体の幅ほどで、
両手が置ける程度。

右手は点滴と血圧計をつける。
左手は動かないようにしてある。
(どのようになっているかは見えない)
手術着はめくられており、すごく寒い。

「治療は何分ぐらいですか」と聞くと、
「45分か1時間ほど」と返事。

その内、
「麻酔を打ちます、少し痛いですよ」
の声で、左手首にズシーンと痛みが、
そして痛みはすぐなくなる。
何回も、麻酔を注射しているようで、
その内、針金が血管内を通って行く感じがする。

少し時間が経って、
「はい、成功」
の独り言のつぶやく医師の声が聞こえる。

やがて手首のあたりで、ワイヤーを引き抜く動作を感じる。

手首がぎゅっと絞めつけられる感じがして、

そして終わる。

動脈を切ってカテーテルを入れた箇所には、
透明のビニールの腕輪が付いて居るようで、
その腕輪は空洞になっており、
空気を入れると腕が締め付けられる。
血止めをしているのだろう。

右手は、点滴のチューブでつながって居り、
左手は、血止めの腕輪が付いて居る。

病室に戻ると、すぐ昼食の時間。

膨らんだ冠状動脈。

(〇印の部分が広がったヶ所)

これで心臓の治療はひとまず終わった。
一週間はお風呂でなく、シャワーだけにして下さい。
腕首に水に濡れても良いように、
ガーゼと共に透明の絆創膏らしきものが張ってある。

「この絆創膏は何時はがして良いのですか?」
「明日の夕方までは付けて置いてください、
それと左手で、手をついて体を支えるなど、
力を掛けるのは止めて下さい。」と言う。
「鉄棒にぶら下がるのは?」
「体を支えるのと同じですから、せっかくくっ付いて居る動脈が
口を開く恐れがありますから、
一週間の間は左腕に力を掛けないように」

血管内に入れたステントの周りに、
血液が固まらなくする薬を一月分貰って、
翌日には、退院する。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心臓の手術 (らいちゃん)
2021-01-12 09:05:45
これだけの大手術をして、翌日に退院できるとは驚きです。
医学の進歩が実感できますね。
手術前後の冠状動脈の写真はもらえるのですか?

>「カマトトぶりゃがって」と言われて、これも未だに解りません
岡山生まれの私も東京勤務の時「カマトトですね」といわれて意味が分かりませんでした。
その後知りましたが、「二八の豚」は聞いたことがなく、分かりません。
「二八そば」ならわかりますが・・・。
返信する
らいちゃんさん コメントありがとうございます (hide-san)
2021-01-12 09:49:50
手術後が上の写真で、
手術前の写真は「心臓の治療(2)」に載せてあります。

返信する
おはようございます (ytakei4)
2021-01-12 11:16:22
心臓の手術、1時間ほどで
翌日退院ですか~すごいですね~
返信する
ytakei4さん コメントありがとうございます (hide-san)
2021-01-12 13:55:31
27年前は6日間ほどの入院でしたが・・・
返信する
大手術なのに (ウォーク更家)
2021-01-12 16:57:14
心臓の大手術なのに、手術時間が思ったよりも短く、麻酔のお陰で手術中の痛みもあまりなさそうです。

そして、病室に戻るとすぐ昼食、更に、翌日退院というのも驚きです。

しかも、退院後、1週間くらい腕の動きに注意するだけでよいとは、心臓という大変な場所の手術なのにも拘わらず、何だか簡単な手術の様に思えてきます。
返信する
ウォーク更家さん コメントありがとうございます (hide-san)
2021-01-12 20:29:46
>何だか簡単な手術の様に思えてきます。

医学は絶えず進歩して居り、死ぬ病気のガンも最近では、治るガンが増えてきました。

新型コロナの治療薬が早く出るのを期待していますが、
なかなか難しいでしょうね。
治療薬が出来るまで、感染しないように注意するより仕方がありませんね。

人間100歳まで生きられるのはこうした医学の進歩のお陰でしょうね。
本当なら、27年前に一回、20年前に一回、
そして今回と三回死を克服していることになります。
返信する
Unknown (masamikeitas)
2021-01-14 02:23:11
hide-sanさん、おはようございます。

手術の模様を詳しく書いていただいて、とても参考になりました。

>針が上手く血管に入らなくて、
三回くらい場所を変えた。
きっと新人の看護師なのであろう。

私も血管がはっきり分からないので、何度も打たれることがあります。
注射の上手い看護師さんにお願いしたい!😀
返信する
masamikeitasさん コメントありがとうございます (hide-san)
2021-01-14 12:03:44
>私も血管がはっきり分からないので、何度も打たれることがあります。

それでも命と引き換えになりますので、
我慢して、注射針がうまく行く様待つしかありませんし、
何回も練習を重ねて、看護師さんも上達すると思えば我慢も出来ます。
返信する

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