北京北京(ぺきん)というと、
思い出すクイズがある。
話し言葉で無いと面白くない。
文字では、すぐ回答がわかるからだ。
(1.東西南北の「キタ」と京都の「キョウ」と書いてなんと読む?)
回答はすぐ「北京」と回答される。
(2.「ミナミ」と京都の「キョウ」と書いてなんと読む?)
回答はすぐ「南京」と回答される。
(3.「ヒガシ」と「キョウ」と書いてなんと読む?)
話し言葉では、
ヒガシは広東の「ヒガシ」だから「トン」だから回答は?
「トンキン?」
いやマージャンの「トーナンシャーぺー」から
「トーキン?」とひっかかる。
さて、これを中国語読みするとベイジング。
英語でもベイジング。
英語で思い出すのが次のクイズ。
英語の素養があればあるほどひっかかる。
シェクスピアのハムレットに出てくる、有名な一文。
“To be or not to be that is the question.”
「生きながらうべきか、死すべきか、それが問題だ。」
の有名なくだり。
Hamlet(ハムレット)は実在の人物であったらしい。
スペインを旅して、セゴビアというところのお城を見学したところ、
このお城にAmleth王子がいて、ハムレットと同じ境遇にあった。
この話を、旅の商人から伝え聞いて、
シェクスピアが物語りにしたという。
Amlethの名から最後のhを取って、
頭に持ってくると、Hamletになるという。
そもそも、シェクスピアは生涯、自国から一歩も出たことが無いと云われている。
それなのにこうした外国の話を良く描いている。
「ヴェニスの商人」しかり「ロミオとジュリエット」しかり。
学生時代シェクスピアの「ハムレット」を一年がかりで読んだ。
古典であるから、解らない英単語を、
オックスフォード・イングリッシューイングリッシュ・ディクショナリーを牽いて、
その辞書の意味を今度は英和辞典を引いて調べるという、
厄介な作業して読んだので、記憶に残っている。
シェクスピアを翻訳した有名な坪内逍遥は、
実に見事な翻訳をしており感心する。
“Frailty thy name is women”を
「弱きものよ、汝の名は女なり」などは素晴らしい訳で、
男尊女卑の時代に、よく女性の立場を傷つけずに訳したと思う。
直訳すると、「脆きものよ、その名は女なり」となる。
ここでいう、「脆きもの」と云うのは、「誘惑に陥りやすいもの」という意味だからだ。
逍遥は、立場が「弱きものよ」と訳したのか、定かではないが、
後に「女は弱わし、されど母は強よし」は名言となった。
最近になって、「たかが野球、されど野球」が流行ったが
言葉の使い方を真似たと思われる。話を元に戻そう。
クイズは次の通り、“To be to be ten made to be”は
どんな意味?
先ほどからシェクスピアの話を並べて、
お読みいただいた方で、英語をよく理解された方は、ひっかかる。
そうでなくアルファベットは、ローマ字しか判らない人は、ひっかからない。
(生きて、生きて、十を作るといくつになる?)などと訳のわからない翻訳になる。
ローマ字読みをすれば、(飛べ、飛べ、天まで飛べ)でこれが正解だ。
今月はじめに、北京へ旅をした。
カミさんが万里の長城を見たいとかねてより言っていたからだ。
もともと、司馬遷が書いた「史記」を翻訳した「中国五千年の歴史」あるいは「論語」、
学生時代に読んだ「長恨歌」、
そして最近になって、井上靖著「楼蘭」「蒼き狼」「敦煌」「孔子」などから、
中国には興味を持っていたボクはすぐ旅の計画を立てた。
12月はじめの北京は、気温が低く寒かったが、
万里の長城を登るには、汗をかくことも無く、空は澄んでおり、快適であった。
昨年末に広州を訪れた時も感じたが、
中国は今、猛烈なスピードで経済的に発展しつつあった。人口12億人。
北京市には、一千百万人の人口があり、正社員として就職できるのは、
北京市に籍がある人のみという。
そうでないと市民が就職できなくなることと、
田舎から人が集まってきて、一極集中するからだという。
市外では、それでも仕事が無いから、人は北京に集まってくる。
就労人口が多くなるから、当然賃金が安くなる。悪循環である。
地方出身の人は、永久に地方籍である。
市内籍をとる方法は、男性は北京大学に入るか、兵役しかない。
女性は北京大学以外方法が無い。
中国は、結婚しても男女別姓で、生まれた子供は、父親姓を名乗り、
戸籍は母親戸籍に入るとのこと。
したがって母親が地方出身だと子供はすべて地方籍になってしまう。
なんとも不合理であるが、現状はそうゆうシステムになっている。
人口が多すぎるため、少子化政策を採っている。
少数民族は二人目も許されるが、漢民族は子供一人しか許されない。
漢民族は、二人目は罰金を取られるという。
だから二人目を罰金っ子と言うそうで、子供はみじめである。
また、罰金を取られるので、届け出をしない人が沢山いる。
人口は12億であるが、届けの無い人が何人いるか見当もつかないらしい。
日本などへ密入国するような人は、戸籍の無い人なのではないか?
しかし、豊かな人は、二人目も申請すれば許可がもらえるそうだが、
相当のお金が必要という。
平均月収3万円であるが、二人目を申請する場合、
約60万円の費用が必要とのこと。
やはりかなり豊かでないと難しいらしい。
二人目を申請して、子供が出来なかったらどうするの?
と聞いたが返事は無かった。
申請費用60万円は没収になるのだろうか。
あるいは、妊娠するまでがんばるのだろうか?
中国は広い。54の民族が暮らしており、言葉はそれぞれ持っており、
方言があり、なかなか通じないそうである。
標準語政策を取っているが、全域に達するには、まだ相当の時間が必要になるらしい。
中国が経済的に、世界と肩を並べるのに、そんなに時間は掛からないだろう。
日本にとっては、脅威になるのか、あるいは良いお客さんになるのだろうか?
2003年にそう思って居たのに、
2019年には世界第二位の経済大国になってしまっている。
思い出すクイズがある。
話し言葉で無いと面白くない。
文字では、すぐ回答がわかるからだ。
(1.東西南北の「キタ」と京都の「キョウ」と書いてなんと読む?)
回答はすぐ「北京」と回答される。
(2.「ミナミ」と京都の「キョウ」と書いてなんと読む?)
回答はすぐ「南京」と回答される。
(3.「ヒガシ」と「キョウ」と書いてなんと読む?)
話し言葉では、
ヒガシは広東の「ヒガシ」だから「トン」だから回答は?
「トンキン?」
いやマージャンの「トーナンシャーぺー」から
「トーキン?」とひっかかる。
さて、これを中国語読みするとベイジング。
英語でもベイジング。
英語で思い出すのが次のクイズ。
英語の素養があればあるほどひっかかる。
シェクスピアのハムレットに出てくる、有名な一文。
“To be or not to be that is the question.”
「生きながらうべきか、死すべきか、それが問題だ。」
の有名なくだり。
Hamlet(ハムレット)は実在の人物であったらしい。
スペインを旅して、セゴビアというところのお城を見学したところ、
このお城にAmleth王子がいて、ハムレットと同じ境遇にあった。
この話を、旅の商人から伝え聞いて、
シェクスピアが物語りにしたという。
Amlethの名から最後のhを取って、
頭に持ってくると、Hamletになるという。
そもそも、シェクスピアは生涯、自国から一歩も出たことが無いと云われている。
それなのにこうした外国の話を良く描いている。
「ヴェニスの商人」しかり「ロミオとジュリエット」しかり。
学生時代シェクスピアの「ハムレット」を一年がかりで読んだ。
古典であるから、解らない英単語を、
オックスフォード・イングリッシューイングリッシュ・ディクショナリーを牽いて、
その辞書の意味を今度は英和辞典を引いて調べるという、
厄介な作業して読んだので、記憶に残っている。
シェクスピアを翻訳した有名な坪内逍遥は、
実に見事な翻訳をしており感心する。
“Frailty thy name is women”を
「弱きものよ、汝の名は女なり」などは素晴らしい訳で、
男尊女卑の時代に、よく女性の立場を傷つけずに訳したと思う。
直訳すると、「脆きものよ、その名は女なり」となる。
ここでいう、「脆きもの」と云うのは、「誘惑に陥りやすいもの」という意味だからだ。
逍遥は、立場が「弱きものよ」と訳したのか、定かではないが、
後に「女は弱わし、されど母は強よし」は名言となった。
最近になって、「たかが野球、されど野球」が流行ったが
言葉の使い方を真似たと思われる。話を元に戻そう。
クイズは次の通り、“To be to be ten made to be”は
どんな意味?
先ほどからシェクスピアの話を並べて、
お読みいただいた方で、英語をよく理解された方は、ひっかかる。
そうでなくアルファベットは、ローマ字しか判らない人は、ひっかからない。
(生きて、生きて、十を作るといくつになる?)などと訳のわからない翻訳になる。
ローマ字読みをすれば、(飛べ、飛べ、天まで飛べ)でこれが正解だ。
今月はじめに、北京へ旅をした。
カミさんが万里の長城を見たいとかねてより言っていたからだ。
もともと、司馬遷が書いた「史記」を翻訳した「中国五千年の歴史」あるいは「論語」、
学生時代に読んだ「長恨歌」、
そして最近になって、井上靖著「楼蘭」「蒼き狼」「敦煌」「孔子」などから、
中国には興味を持っていたボクはすぐ旅の計画を立てた。
12月はじめの北京は、気温が低く寒かったが、
万里の長城を登るには、汗をかくことも無く、空は澄んでおり、快適であった。
昨年末に広州を訪れた時も感じたが、
中国は今、猛烈なスピードで経済的に発展しつつあった。人口12億人。
北京市には、一千百万人の人口があり、正社員として就職できるのは、
北京市に籍がある人のみという。
そうでないと市民が就職できなくなることと、
田舎から人が集まってきて、一極集中するからだという。
市外では、それでも仕事が無いから、人は北京に集まってくる。
就労人口が多くなるから、当然賃金が安くなる。悪循環である。
地方出身の人は、永久に地方籍である。
市内籍をとる方法は、男性は北京大学に入るか、兵役しかない。
女性は北京大学以外方法が無い。
中国は、結婚しても男女別姓で、生まれた子供は、父親姓を名乗り、
戸籍は母親戸籍に入るとのこと。
したがって母親が地方出身だと子供はすべて地方籍になってしまう。
なんとも不合理であるが、現状はそうゆうシステムになっている。
人口が多すぎるため、少子化政策を採っている。
少数民族は二人目も許されるが、漢民族は子供一人しか許されない。
漢民族は、二人目は罰金を取られるという。
だから二人目を罰金っ子と言うそうで、子供はみじめである。
また、罰金を取られるので、届け出をしない人が沢山いる。
人口は12億であるが、届けの無い人が何人いるか見当もつかないらしい。
日本などへ密入国するような人は、戸籍の無い人なのではないか?
しかし、豊かな人は、二人目も申請すれば許可がもらえるそうだが、
相当のお金が必要という。
平均月収3万円であるが、二人目を申請する場合、
約60万円の費用が必要とのこと。
やはりかなり豊かでないと難しいらしい。
二人目を申請して、子供が出来なかったらどうするの?
と聞いたが返事は無かった。
申請費用60万円は没収になるのだろうか。
あるいは、妊娠するまでがんばるのだろうか?
中国は広い。54の民族が暮らしており、言葉はそれぞれ持っており、
方言があり、なかなか通じないそうである。
標準語政策を取っているが、全域に達するには、まだ相当の時間が必要になるらしい。
中国が経済的に、世界と肩を並べるのに、そんなに時間は掛からないだろう。
日本にとっては、脅威になるのか、あるいは良いお客さんになるのだろうか?
2003年にそう思って居たのに、
2019年には世界第二位の経済大国になってしまっている。
では、「ヒガシ」と「キョウ」と書いてなんと読む? これを「トンキン」と言いがちです。
また、“To be to be ten made to be”も、中学生のころにはやりました。
hide-sanさんも、ことば遊びをして、ニンマリしていました。^^
そんな按配ですから、堅苦しく考えないで おたがいに「ことば遊び」をたのしむことにしましょう・・・。
また、「縁は異なもの」ですからhide-sanさんのご指摘とおり、読者登録もどこで縁深くなるかもわかりません。
ボクのブログ「楽しんでこそ人生」です。
どうなるのでしょうか?日本
もどうしたらいいのでしょうか?
私が学生の頃は、中国は眠れる獅子でした。
が、とうとう目覚めてしまいました。
世界2位の経済大国、その国をないがしろにしていつまでも世界1位のアメリカに尻尾をふる日本政府と官僚。
中国ともうまくやらないと大変なことになるのでは?
これは思ったより上手く、「双方とも勝ち」になるような気がします。
日本は資源のない国ですから、どの国ともうまくやって行く必要がありそうですね。
漢民族は子供一人しか許されず、少数民族は二人目も許される、というのは意外でした。
中国では、チベットなどの少数民族は弾圧されていると思っていたので。
豊かな人は二人目も申請すれば許可というのは、国家が個人生活に介入している感じもして納得いかないですね。