
(ジャマイカ)
ジャマイカで思い出すのは、
歌手のナットキングコールとブルーマウンテンコーヒーだ。
歴史と地理、音楽と水泳が殊の外苦手なボクが、
好きな音楽家が二人いる。
一人はショパンで、もう一人がこのナットキングコールである。
ショパンは「戦場のピアニスト」の映画で、
ナットキングコールはアメリカのTVドラマ「ルート66」が
「ララミー牧場」と共に人気番組であったことから好きになった。
唄は、「ルート66」「マチルダ」
「デイ・オー」「モナ・リサ」「トゥヤング」などを、
ナットキングコールで聞いているとしびれてしまう。
カリブ海の人たちは、
アフリカから奴隷となって連れてこられた人たちが多く、
アフリカのリズムを原点に、
新しいリズムがカリブ海からスタートして
世界に広まっていると言う。
マンボ、カリプソなどがそのようだ。
中南米の音楽を知るには、
「ブエナ ビスタ ソーシャル・クラブ」の映画を観なければならないと、
誰かが言うのでレンタルショップでビデオを借りて鑑賞した。
音楽苦手意識のあるボクには、
やはりその良さがわからなかった。
ディズニーの「ファンタジア」でも観ていたほうが、
ボクには似合うし、
どちらかと言うと、前年訪ねた南アフリカでお土産に買ってきた
アフリカの音楽CD,
「Out of Africa」
に収録の太鼓を基調とした音楽のほうが好みである。
船はジャマイカの「オーチョ・リオス」と言う港に入港する。
「オーチョ・リオス」とはスペイン語で「オーチョ=数字の8」「リオ=川」
「ス=複数を意味する」で「八つの川」を意味する。
「リオ・デ・ジャネイロ」「リオ・グランデ」も同じように、
「ジャネイロ川」「グランデ川」のように川を意味する。
ジャマイカのオーチョ・リオスでは、
ロッククライミングならぬ滝登りをすることになっている。
滝登りと聞くと、鯉の滝登りを連想するが、
滝は滝でも急流が流れる岩の坂道を登ることである。
流れに足をとられて岩の上を滑るほどの急流ではなく、
手をつなぎあって登れば何とか登れる範囲である。
ダンズ・リバーの滝登りという。英語だからこうなるが、
スペイン語で言えば「リオ・デ・ダン」の滝登りと言うところだ。
それでも滝の長さは距離にして500mほどあるから、
そうとうなスリルを味わうことが出来る。

(ダンズ・リバーの滝)
ボクは糖尿病の合併症で末梢神経の麻痺があり、
手足の指先がしびれるので、手先足先に力が入らず、
また、冷たいところに手足を入れると痛みを感ずるので、
こんなことには参加できないのが残念である。

(滝登り)

(滝登り2)

(滝登り3)

(滝登り4)
船に乗っている日本人客は総員26名であるが、
この滝登りに参加しなかったのは,
ボクを含み70歳過ぎのジジ・ババ5~6人ぐらいなものであった。
見るからに楽しそうであったが、
ボクはカメラマンに徹して皆さんに喜ばれた。

(滝登り)

(滝登り6)
カリブ海は何処でもそうだが、周りの海は澄んでいて視界が利き、
次の訪問地 英国領グランド・ケイマンと共に、
ダイビングにはもってこいの場所だそうだ。
これまた、水の中は苦手なボクにはノンフィクション映画でも観て、
あるいは「グランブルー」と言う映画でも観て、
満足するということになろうか。

(ブルーマウンテン・コーヒーを求めて)
ジャマイカではブルーマウンテンコーヒーを、
お土産にしこたま仕入れたのは言うまでも無い。
