夏の暑さを凌ぐのに、電気を使った冷房では無く、
環境にやさしい自然の涼しさを取り入れようと、
板橋区でグリーンカーテンの運動を始めた。
小学校の校舎の
陽の当たる窓際に植物を育てて、
グリーンのカーテンを作ろうと、
ゴーヤを植えた。
これが功を奏し、各小学校の窓際にグリーンのカーテンが出来た。
これを一般区民に広げようと、
春の時期になるとゴーヤの苗を区民に無料で配布を始めた。
ボクが住んでいるマンションの自治会長が、
ゴーヤの苗を貰ってきて、敷地面積の20%ある緑地に植えた。
時期が来るとゴーヤの実を何個もマンションの玄関ホールに、
「欲しい方はどうぞ」と並べたら、
貰う人が結構いて、ゴーヤはあっという間に無くなった。
ゴーヤは別名「ニガウリ」と言い、名の通り苦みがある。
沖縄では、ゴーヤチャンプルで戴くのであるが、
少し苦くて酒の肴に持って来いの美味しさがあってボクは好きだ。
わざわざゴーヤのために、
沖縄のお酒「泡盛」まで買ってくるほどである。
前書きが長くなってしまった。
実はそのゴーヤを我が家のベランダで育てようと、
今年、苗を買ってきて植えた。
136円也。

孔雀サボテンの花が終わったので、サボテンを整理して、
プランターに植えたゴーヤのつるを
サボテンの鉢に立てた釣り竿に絡ませた。
どんな過程でゴーヤの実が成るのか、
想像では、キュウリやカボチャの同じような課程で、
稔るのだろうと想像していたが、
なかなか、そのような花芽が付かない。
花芽の後ろにゴーヤの実らしきものがあって、
その雌花が咲いたら雄花の花粉を付けてやれば、
実るであろう、と思って居た。
首を長くして、今か今かと待って
やっとそれらしき花芽を見付けた。

毎朝眺めて、この花芽が何時咲くのだろうと・・・
やっとその日が来た。

後は、この実が大きくなるのを待つだけと期待していたら、
この小さな実は思ったより早く大きくなって行く。
小さなプランターに植えたから、
このゴーヤの実はあまり大きく成らないかも知れない。
早くも「泡盛」だけは購入した。
待ち遠しいが、かなり暑くならないと、
食べられるほどにはならないと、
気長に待って居るこの頃である。