2007年正月の話です。
恒例の行事であるが、
この正月に、娘夫婦が孫と一緒に遊びに来た。
手土産にいろんな種類のワイン4本ぶら下げて・・・
12月の初めに、お歳暮が届いていたので不審に思って、
どうしたのか訊ねたところ、
「キャンペーンに応募してワインが60本当たった」というのだ。
一月ほど前、安いワインを買ったところ、
買ったワイン60本が当たるキャンペーン中で、
応募したら当たった。
宅配業者が60本のワインを届けるのに、
電話をかけてきて、
これからお邪魔しますので、
必ず家に居てくださいと念を押した。
娘はマンションの五階に住んでいるので、
エレベーターがあるにしても、
1ダース入りのワイン5ケースを運ぶのが大変だからだ。
さて、5ケースのワインの置き場所に困った娘は、
近所の知り合いや親戚、つまり我が家と旦那の実家、
旦那の兄弟に配ったそうだ。
娘が宝くじに当たったという話は聞いたことがないが、
こうしたキャンペーンに応募して、よく当たる。
初めに当たったのが、デジタルカメラ。
デジタルカメラがまだ普及していない頃、
時価九万円のデジタルカメラが当たった。
次に聞いたのが、ドナルドさんのハンバーガー
100個。
現物ではなく、100個分の引換券である。
これはボクに20個分の券をくれたが、
あいにく僕達夫婦は一ヶ月に一回ハンバーガーを食べれば良いほうで、
カミサンと一度食べに行ったが、
残りはカミサンが処分した。
お友達五人と、
二回ほどハンバーガーを食べに行ったらしい。
そして今回のワインである。
娘夫婦は、結婚後毎年年末ジャンボ宝くじを買っている。
それを聞いて、250万分の一の確率で当たる宝くじを買うのは、
「数学を知らない人だ」とボクはからかって言ったが、
このようにキャンペーンに当たっている経過を見ると、
いつか本当に当たるかもしれないと思うようになっても不思議ではない。
そこで「3億円当たったら、
ボクに1割くれませんか?」といったら、
娘夫婦は黙り込んでしまったので、
後は何もいえなくなってしまった。
本当に当たるつもりで居るらしい。
期待すると反動が大きいから、
夢を買っているだけと思って欲しいものだ。