(オーストラリア)
南太平洋の島には猛獣のような動物は住んでいない。
恐ろしい動物といえば、クロコダイルくらいなもんだ。
定年になったら、カミさんを連れて世界中を旅する約束を果たすために、旅行を始めた。
物の本によると、世界の人々が、もっとも沢山旅行する国々のベスト3は、
1. 北欧(フィンランド・スエーデン・ノルウェー・デンマーク)
2. オセアニア(オーストラリア・ニュージランド)
3. カナダとある。
なぜ沢山の人が訪問するのだろうかと言うと答えは簡単、
世界で最も治安が良い国々である。
そこで、まず初めに、オーストラリアに行くことにした。
何と言っても、カミさんと海外旅行するのは2回目。
多少冒険心もあって、二人だけで催行されるツアーを選んだ。
現地で、案内人が手助けしてくれる。
オーストラリアには、身近に見たこともない可愛い動物が沢山居る。
カンガルーにコアラ、ペンギンにペリカン。
手乗りの極彩色のインコに似た小鳥、ロリキータ。
ダチョウに似たエミュー。
海に行けば触ることが出来るシャチやイルカ。
忘れてはいけないのが羊。
ボクは人間以外の動物が嫌いで、その上写真を撮られるのが嫌い。
夜行性のコアラを観光客に抱っこさせて記念写真なんてまっぴら。
でも、カミさんは、コアラを抱っこして御満悦。
コアラの毛はどんな感触かボクは知らないが、
カミさんによればとても柔らかく良い感触だったとのこと。
次がグリーン色のトカゲ。これは見ただけで感触が悪そう。
でも、現地の人がトカゲを抱っこして、ニコニコしているのを見て、
カミさんが抱いてみたいという。
口元から蛇と同じように舌をぺロリ、ぺロリと出している。
カミさんは自分の干支が蛇年であることも手伝って、
平気で抱っこしている。
すべすべして、つるつるして、冷たくて、感触はよいらしい。
オーストラリアに行ったら、最低三つは見てきなさいと言う。
一つは、グレートバリアリーフ、
二番目はエアーズロック、
三番目にペンギンのパレード。
ボクが考えた三つは、
羊の毛皮剥ぎと、
ブーメラン飛ばしと、
羊の群れを囲いの中に追い込む犬、と思った。
カミさんの三つは、
コアラを抱く、
手乗りのインコに餌付けする、
ペンギンパレードを見る、
と思ったらしい。
旅行はこんな考え程度が一番楽しい。
(つづく)
南太平洋の島には猛獣のような動物は住んでいない。
恐ろしい動物といえば、クロコダイルくらいなもんだ。
定年になったら、カミさんを連れて世界中を旅する約束を果たすために、旅行を始めた。
物の本によると、世界の人々が、もっとも沢山旅行する国々のベスト3は、
1. 北欧(フィンランド・スエーデン・ノルウェー・デンマーク)
2. オセアニア(オーストラリア・ニュージランド)
3. カナダとある。
なぜ沢山の人が訪問するのだろうかと言うと答えは簡単、
世界で最も治安が良い国々である。
そこで、まず初めに、オーストラリアに行くことにした。
何と言っても、カミさんと海外旅行するのは2回目。
多少冒険心もあって、二人だけで催行されるツアーを選んだ。
現地で、案内人が手助けしてくれる。
オーストラリアには、身近に見たこともない可愛い動物が沢山居る。
カンガルーにコアラ、ペンギンにペリカン。
手乗りの極彩色のインコに似た小鳥、ロリキータ。
ダチョウに似たエミュー。
海に行けば触ることが出来るシャチやイルカ。
忘れてはいけないのが羊。
ボクは人間以外の動物が嫌いで、その上写真を撮られるのが嫌い。
夜行性のコアラを観光客に抱っこさせて記念写真なんてまっぴら。
でも、カミさんは、コアラを抱っこして御満悦。
コアラの毛はどんな感触かボクは知らないが、
カミさんによればとても柔らかく良い感触だったとのこと。
次がグリーン色のトカゲ。これは見ただけで感触が悪そう。
でも、現地の人がトカゲを抱っこして、ニコニコしているのを見て、
カミさんが抱いてみたいという。
口元から蛇と同じように舌をぺロリ、ぺロリと出している。
カミさんは自分の干支が蛇年であることも手伝って、
平気で抱っこしている。
すべすべして、つるつるして、冷たくて、感触はよいらしい。
オーストラリアに行ったら、最低三つは見てきなさいと言う。
一つは、グレートバリアリーフ、
二番目はエアーズロック、
三番目にペンギンのパレード。
ボクが考えた三つは、
羊の毛皮剥ぎと、
ブーメラン飛ばしと、
羊の群れを囲いの中に追い込む犬、と思った。
カミさんの三つは、
コアラを抱く、
手乗りのインコに餌付けする、
ペンギンパレードを見る、
と思ったらしい。
旅行はこんな考え程度が一番楽しい。
(つづく)