楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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オーストラリア2(ユーカリとコアラ)-もうすぐ人生100年時代

2018年12月15日 04時11分20秒 | 海外旅行 オーストラリア
(ユーカリとコアラ)
哺乳類の中で有袋類といえば、まず最初に頭に浮かぶのがカンガルー。
オーストラリアでは、放し飼いになっているといえば、
人間が飼っているようであるが、そうではなく野生なのだ。
夜、高速道路に出てきて、車とぶつかる。
体重は何十キロとあるから、衝突した自動車は大破するし、
時には搭乗者が大怪我をするだけでなく、搭乗者が命を落としかねない。

そこでグリルガード(ラジエーターグリルの前、フロントバンパーの上につける)
が発明され取り付けられることになった。
日本では装飾品として取り付けられるが、
オーストラリアでは実用品であり、
命を守るための必需品でもある。

有袋類で有名な動物の第二は、コアラ。
もっと有名なのが パンダ。これは中国に住む。

コアラがカンガルーと基本的に異なるのが、お腹の袋の付き方。
カンガルーの袋は上が(親の胸の方が)開いている。
しかし、コアラは下のほうが(親の胸の方は閉じており、両足の付け根の方が)開いている。

どうして下向きに付いているのだろうか?

ここからが本題。(ここからは上野動物園園長の受け売りです)

コアラはユーカリを食べて生活している。
ところがユーカリは毒性があって、
親のコアラはその毒性を口にしても、お腹の中で解毒消化している。

ところが、生まれたばかりの赤ちゃんコアラは、
体内に解毒作用をする器官がないか消化酵素が無いか、
いずれにしろ解毒消化出来ないという。
成獣になって、やっとユーカリの毒素を解毒出来るようになるらしい。

それでは、「食事をするとき子供のコアラはどうするのか?」というと、
親コアラが採って毒性を消化したユーカリを食べて大きくなる。
つまり、親コアラが食事のユーカリを食べ毒性を消化して排泄する。
その排泄物を食べるという。

お腹の袋が逆さまに付いている理由がこれでよく理解できる。
子のコアラは親のお腹にある袋の中で大きくなる。
親が食べて、消毒したユーカリを排泄する排泄物を
その出口から子供は食事をして大きくなるというのだ。

だから、カンガルーと違って、お腹の袋の出入り口が逆さまについており、
子のコアラが食事を採りやすいように出来ているのだ。
自然の摂理とはいえ、

神様は細かいところに気を配って、お創りになったものだ。



コメント (8)
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