(大猷院入り口)

(日光6)
日光の世界遺産にはこの大猷院も入っている。
階段を登って仁王門を通過する時には、
左右の仁王像に睨まれながら通過する。
次の階段を登った所にある二天門は覆いが掛かったままであった。
ここでも平成の大修復が行われており、
覆いはあるものの、中の持国天と広目天は見ることができる。
ふう~ふう~云いながら次の階段を登ると夜叉門。
夜叉門の前に立派な鼓楼が左右に二基ある。
次が唐門で左右に銅製の灯籠が葵のご紋をつけて立ち並んでいる。
(仁王門)

(二天門)

(二天門にある大猷院の扁額)

(夜叉門)

(夜叉門前に左右にある鼓楼の内左側の楼)

(夜叉門の前にある右側の鼓楼)

(唐門)

(唐門2)

(銅製の灯籠)

その先が拝殿で、奥に本殿があるが、観光客が入れるのは拝殿まで。
拝殿には先客があり、説明の案内係が人の集まるのを待っている。
ある程度人が集まると、説明が始まる。
(この建物は、仁王門から始まり、拝殿本殿にいたるまで、
世界遺産に登録されており国宝になっています。
奥に見えますのが本殿で、位牌が並んでいますが、
家光公、お江の方のものです。
拝殿、本殿とも金箔が施されており、日本三大金堂の一つです。
この大猷院と、京都の金閣寺、平泉の中尊寺金色堂の三つを言います。
家光公廟所は、この建物の右手の小高い位置にありまして、
廟所入り口を皇嘉門と言い、その奥にお墓がありますが、
入る事はできません。)
説明は流暢に流れる水のようであった。
(皇嘉門)

(皇嘉門の扉にある徳川のご紋)

徳川家康のお墓は観光客に見せているのに、
どうして家光公のお墓は公開されていないのか、
不思議に思った。
いつもなら手を挙げてどうしてなのか問いただすのに、
どういう訳か、このときは質問しそこなった。
よほど疲れていたに違いない。
あるいは人のお墓に踏み入るのが憚られたのかも知れない。
いずれにせよ大猷院 徳川家光の廟所は、
全て世界遺産に登録されている。
貴重なものである。
しかし階段は137段あるという。
ひぐらしの鳴声が寂しそうに聞こえた。
(際立つ葵のご紋)

・ひぐらしの 鳴く夕焼けや ものかなし hide-san