ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

クラスでのお茶とお水

2011-05-13 21:19:43 | クリニックからのお知らせ

 今日は私がもう12年ほどもお仕事させていただいているまつしま病院の健診でした。

まつしま病院は江戸川区にある産婦人科病院です。

金曜日に健診の仕事をずっとしてきて、どんなに多くのことを赤ちゃんとお母さんから教えていただいてきたことか。

次男を自宅出産した半年後ご縁があってこれほど長く務めるとは思ってなかったです。

院長先生もお話しさせていただくと、パワフルですごい方だといつも思います。

この病院はワークシェアリングがとても進んでいて、院内の保育室にもとてもお世話になりましたし、そこで保育士さんに教わることも多かったです。

総武線のラッシュの中での2か月の赤ちゃん(今小学三年生)と通ったのも懐かしい育児の一コマ。

立って真横に誰かが立っていても授乳できるんですよね~

私の授乳武勇伝のワンシーンです。

抱っこひもと授乳服があれば、誰にも気づかれずに授乳できます。

泣き出す前に口に入れちゃうというだけのこと。

もぞもぞしだしたら、ハイハイっておっぱいを入れてあげる・・・しばらく吸ってたら寝てしまう、という感じでした。

歩きながらでもおっぱいしてたなぁ~

 

そこで、今日出会ったお母さんに一歳半の子どもに牛乳をどのくらい飲ませているかと聞いたところ、いつもは200くらい飲んでいるけれど、水道水の汚染事件以来、飲ませていないとのこと。

野菜も食べられなかったけれど、最近は少し気持ちが落ち着いたとのことでした。

それを聞いて、肯定する気持ちもなかったし、否定する気持ちもなかったです。

とても身近にも、食べるものがない!と嘆いている人がいました。

西日本の方に長く避難されている人もいます。

私は、このブログで以前「水道水も飲むし野菜も食べる」と言いきりましたが、それは私個人のことで、そうしましょうとかそうした方が望ましいとかの意図も、風評被害を減らすためにそうすべきという意図もまったくありません。

ただ、私は食べることに納得しているということです。

本当にいつも思っている「それぞれの納得が大事」であるということ。

育児についても、医療との付き合い方でも、仕事と育児の両立でも・・・。

今回の原発事故の波及にどう向き合うかということも、母親の覚悟と決断が必要なことであり、そこにはそれぞれの納得が大事で、だから、悩む人もいるだろうなと思います。

子どもが大事だからこそ悩むのですよね。

どんな決断もそれぞれの決断と尊重したいと思います。

ひだまりクラスで用意するお茶とお水はペットボトルのものにしようと思います。

一日も早く原発事故が収束しますように・・・。

心から祈っています。

どのお母さんにも安心して子育てできる環境になりますように。

 

 


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