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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 1/23

2010年01月24日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストはマラソンの高橋尚子さん。

今回は恒例の10の質問でマラソン話などをあれこれと。
"今でも現役で走ってる夢を見ることがある?"という質問には「いいえ」と答えていた高橋さん。
現役時代も走ってる夢はほとんど見なかったそうですが、唯一よく見たのは「靴の紐とか結んでいる間にスタートしちゃって、で、わ、どうしようどうしようとどうしようって言ってる間に、後ろから追っていくっていう、何かいつもスタート地点に遅れる夢をよく見てましたね」とのこと。
高橋さんがよく見ていたという夢を夢判断したら、普段は窺い知ることが出来ない深層心理が隠れていそうで面白そうな感じではありましたが、夢判断の先生もフロイトも番組には出演していませんでしたので、高橋さんの夢が何を表していたのかわからず残念でした(笑)。
あ、そういえば、南原さんも『上々』で夢の話を・・東京ドームでベイダーと戦うことになり控え室で長州選手などから「頑張ってくれ」とか言われてる、という夢について夢判断してもらってたことがあったっけ。
どんな判断結果だったかはよく憶えていないのですが(笑)、でも、こちらはなくとなく素人でも想像がつくような・・日々プレッシャーと戦い続ける真面目な南原さん(笑)なら見ても不思議ではない夢だったように思います。

その後は、
自分が出たオリンピックについてはずいぶん前に過ぎ去った話なので全くワクワクしないが、バンクーバーオリンピックで誰が活躍するんだろうということに関してはすごくワクワクする。
フィギュアの浅田選手や高橋選手、スピードスケートの加藤選手や長島選手などにインタビューをして知り合いにもなっているので、どういう活躍を見せてくれるのか楽しみにしている。
という話がありつつ。
南原さんからはこんな質問が。

南原 「逆取材されるでしょ?「どうなんですか?オリンピックっていうのは」」
高橋 「そう、そうなんですよ」
南原 「「どうやってあれ、こう金メダルの前はどうやってやりゃあいいんですか?」みたいな」
高橋 「フフフフ、そうですね(笑)」
南原 「はい、それどうやって答えてるんですか」
高橋 「あの、やっぱり「試合にはどういうようなモチベーションで望んだらいいんですか?」あと「試合のときってどういう雰囲気とか精神状態ですか?」っていうことをよく訊かれるんですけど」
南原 「はい」
高橋 「なるべくホントに」
南原 「はい」
高橋 「あえて普通にしとくこと・・が一番大切かな」
南原 「あえて」
高橋 「はい」
南原 「はい」
高橋 「で、日頃の練習さえしっかりしていれば」
南原 「うん」
高橋 「そこで特別なものを見せるんではなくて」
南原 「うん」
高橋 「「いつもの自分のままでいい、いつもの自分を見せればいいだけなんだって思えばまったく緊張がなくなるよ」っていう」
南原 「はぁ~」
高橋 「だから特別なところと思わなければいい」
南原 「はぁ~」
高橋 「365日のただの1日であって、特別な輝いた1日ではないから」
南原 「いやぁ~、まったく逆ですよ、だって4年間ね、それに懸けて、この一瞬に懸けてることを」
高橋 「はい」
南原 「そこは特別なことじゃないよ、365日の1日だよ」
高橋 「1日なので、はい、で、その自分がやってきたことをやること、出せることがいちばん良いことだと思うんですね」
南原 「あ、自分のパフォーマンスを」
高橋 「パフォーマンスを」
南原 「出し切ることが」
高橋 「はい」
南原 「これは何かいい言葉を聞いたかもわかんないですね~」

高橋さんの話に、南原さんはいつものように感心しきりという感じ(笑)。
でも、サラっと「365日の1日であって、特別な輝いた1日ではないから」と言えちゃうあたりがさすが金メダリストという感じでしたので、高橋さんに逆取材した選手たちも、南原さんと同じように感心しながらこの言葉を聞いていた・・かもしれません(笑)。


あとは、

南原 「そして、3問目のこの"Qちゃんと呼ばれることから卒業したい?"そんなことはない」
高橋 「そうですね、やっばりおばあちゃんになってもずっと「Qちゃん、Qちゃん」って言ってもらえたら嬉しいなぁと思いますね」
南原 「ねぇ、これが「Qさん」って言われてもアレですもんね」
高橋 「フッフフフフ」
南原 「「Qさん」「Qさま」とか言われてもねぇ」
高橋 「(笑)そうですね(笑)」

という軽いやり取りがあったり(笑)((ウッチャンナンチャンも、おじいさんになってもウッチャンナンチャンと呼ばれ続けて欲しいと思いますが・笑)。
それから、タイムリーなコンカツ話も(笑)。
高橋さんいわく、婚活をしたいと思うが、今は仕事などやらなければいけないことがありすぎて自分の中でまったく余裕がない、とのことでしたが、南原さんと高橋さんの間では、

南原 「合コンにも行ったことがないんですか?」
高橋 「そうなんですよ、合コン・・」
南原 「憧れたりします?」
高橋 「いや、もうないですね、行くと何か初めての人たちと会うわけじゃないですか」
南原 「そうですよ」
高橋 「気遣いそうじゃないですか(笑)」
南原 「いや、合コンってそういうものですから、アッハハハハ、アッハハハハ」
高橋 「何かもう知り合いとまってりしてるほうが、アハハハハ」
南原 「アッハハハハハ」
高橋 「好きなんで(笑)」
南原 「もうねぇ、だからアラフォーって言われるんです」
高橋 「アハハ、すいませ~ん(笑)」
南原 「(笑)もうねぇ」
高橋 「そうですね」
南原 「でも結婚するなら健康な人のほうがいいと」
高橋 「はい、そうですね~、やっぱりこう、もし一緒になったら」
南原 「うん」
高橋 「自分からは」
南原 「はい」
高橋 「亡くなりたくない、死にたくないと思う(笑)」
南原 「アッハハハハハ」
高橋 「寂しいじゃないですか」
南原 「あぁ別れて、じゃあ結婚するなら長生きの人ってことですね」
高橋 「アハハハハハハハ」
南原 「長生きの人(笑)」
高橋 「(笑)」
南原 「あたしより長生きの人、わかんないですよ」
高橋 「ハハハハハハ」
南原 「ゴールがわかんない」
高橋 「ゴールがわからない(笑)」
南原 「ハハハハ」

というやり取りも(笑)。
高橋さんは、♪私より先に死んではいけない♪な、逆『関白宣言』な人がいいようです(笑)。


あと、"時間さえ気にしなければ今でも何時間でも走り続けることが出来る?"という質問には、高橋さんの答えは「はい」。
で、

南原 「走ってるのが何ですか、日常みたいなもんですか、自分と会話してるようなもんですかね」
高橋 「会話というか何かこう、自分と向き合える時間かなと思いますね、何かこう、今情報社会なので」
南原 「はい」
高橋 「ケイタイがあったり」
南原 「はいはい」
高橋 「テレビがあったり」
南原 「えぇえぇ」
高橋 「いろいろなこう情報源たくさんあって」
南原 「はいはい」
高橋 「自分自身とこうシーンと向き合って考えられるっていう時間ってあまりないじゃないですか」
南原 「ないですね、その通りです」
高橋 「そういう意味では、ま、40分でも50分でもですけれども」
南原 「はい」
高橋 「走ると自分と向き合うことが出来るんですね」
南原 「おぉ」
高橋 「なので、現役時代でも40キロ50キロ走り終わったあと、そっからはもう自由な時間じゃないですか」
南原 「はい、はい」
高橋 「なので、監督とかに「じゃあ私これから走ってきます」って言って」
南原 「へっ!?」
高橋 「それから90分とか走っていっちゃうんですよ、勝手に」
南原 「練習したあと?」
高橋 「練習したあとに、そっからは楽しみのために走るんで」
南原 「アッハッハ」
高橋 「でも、「高橋が50キロ走ったのに行方不明だ」とかって捜索願を出されたことあります(笑)」
南原 「「何処いった?」って」
高橋 「そう(笑)」
南原 「「逃げたんじゃないか」とか、「今日の練習きつかったかな」と思ったら」
高橋 「そう(笑)」
南原 「「走ってきました」」
高橋 「走ってきました」
南原 「「自分の時間でした」って」
高橋 「そう、「楽しかった」みたいな、「もう誰か高橋を管理しとけ」みたいな感じで(笑)」
南原 「はぁぁ~~」
高橋 「「どっか行かないようにしとけ」っていうくらい」

というやり取り。
練習の後に楽しみのために走っていたという高橋さんの話を、信じ難いという感じで聞いていた南原さん(笑)。
駅伝部のトラウマのある南原さんからしたら信じられない・・いや、これは誰が聞いてもビックリするようなエピソードだと思いますし、私もラジオの前でビッくら仰天してしまいましたので、南原さんが驚くのも無理のないところです(笑)。
高橋さんの話は、大食いの人が大食い大会が終わった後で自分の楽しみのために夕飯を食べる、というのと似てるような気もしますが(ちょっと違うかな・笑)、それから、自分と向き合う方法は他にもあるのでは?と思わないでもありませんが(笑)、兎にも角にも、高橋さんはホントに走るのが好きだということがよくわかるエピソードでありました。


その後は、
今までの人生は毎日毎日が全力投球で良いことも悪いこともすべてその時点で決めた最大の決断をしてきたので全く後悔はないが、駆け足でここまで来ているような気がするので、中学生ぐらいに戻って今度はじっくりもう1回今の人生をやり直してみたい。
という話などがありつつ。
昨年の4月から始めたインタビューの仕事で会った石川遼選手についての話では、

高橋 「皆からすごいいい子いい子と言われていたんで」
南原 「はい」
高橋 「ホントのところどうなの?とかって思って行ったんですよ」
南原 「「そんなわけないよ」っつって」
高橋 「「いい子ですよぉ~!」
南原 「アッハハハハ」
高橋 「ホントにいい子ですよ」
南原 「ビックリしました?(笑)」
高橋 「ビッックリしました」
南原 「もう中学校のときだったら告白してたぐらいですか(笑)」
高橋 「いや、もう今でも告白したいぐらいですよ」
南原 「アッハハハハハ」
高橋 「ハハハハハハハハ」

と、石川選手をベタ褒め(笑)。
それから、ボクシングの亀田選手についても、

高橋 「私ね、行く前すっごい怯えてたんですよ」
南原 「怖かったですか」
高橋 「怖かったんです」
南原 「「どうしよぉ~、何か言われたらどうしよ~」」
高橋 「もう「お前の質問なんか受けられねぇんだよぉ」みたいな感じで言われたら(笑)」
南原 「「何だその質問」とか」
高橋 「ダーっみたいにひっくり返されたらどうしようかと思って、ホントにね、ビクビクしてたんですけど」
南原 「はい」
高橋 「興毅選手もいい子なんですよ」
南原 「アッハハハハハハ」
高橋 「ホントに(笑)」
南原 「もうすいません、あのね、もう二人見たおばちゃん目線ですよ」
高橋 「ハッハハハハハハ」
南原 「(おばちゃん口調で)「いい子、あの子たちホントいい子よ、もう」」
高橋 「ホントに(笑)」
南原 「「ちょっともう」」
高橋 「「ちょっと聞いてくださいよぉ(笑)」
南原 「井戸端会議状態じゃないですか」

と、こちらもベタ褒め(笑)。
南原さんの口調に乗っかって、高橋さんもおばちゃん口調になっていたのにちょっと笑ってしまいましたが、高橋さんの話し振りから二人がいい子だったというのはよくわかりました(笑)。
ちなみに石川選手は、歳は関係なくアスリートとしてどんな人たちの中に入れてもトップクラスにいい子。
コメントも、自分の反省点などしっかりまとまっていてものすごくしっかりしてる。
3回インタビューに行ったが、前回喋ったことを覚えていてくれる。とのことでした。
亀田選手は、2時間くらい練習を見学したがその間に水を持ってきてくれたり、椅子を用意してくれたり、「長くなっすいません、後もう少しで終わるんで待っていただけますか」ということなど、全部敬語で話していたそうで。

高橋 「ものすごくね、気の遣える」
南原 「(おばちゃん口調で)「いい子だった」」
高橋 「「いい子だった」
南原 「アッハハハハハ」
高橋 「いい子だったんですよぉ~(笑)」
南原 「ちょっと聞いてよ、もう」
高橋 「ちょっと聞いてください!」
南原 「アッハハハハハハ」
高橋 「いや、もう皆に知って欲しいです」

と、最後までおばちゃん口調で「いい子」を強調していた高橋さんでありました(笑)。


あとは、南原さんから「これはトップアスリートの条件かなっていうのはありますか?」という質問があったり(高橋さんの答えは、「やはりね、今日1日を全力投球できるっていうことですね」「今日すべきことから逃げない、そのちゃんと積み重ねることが出来たときに 初めて次の道が現れる、夢にいちばん近づくっていうことが皆共通してることかなと思いますね」)。
肉体の疲れは心地よい疲れで気持ちいいが、怪我をしたり上手く走れないときのほうがストレスが溜まる。
という話などがあったりして、番組は和やかな雰囲気の中終了。
マラソン話から婚活話まで(笑)、硬軟取り混ぜた話題で盛り上がっていた30分でありました。

あ、それから、高橋さんはバンクーバー五輪へ取材に行くようで。
南原さんは「アスリート目線で、皆さんに、日本の全国の皆さんに感動を伝えてください」と言ってましたが、南原さんはバンクーバーへは行かない・・のかな?
ちょうど現代狂言の公演と開催時期が重なっていますし(東京公演のあとは少し日にちが空いてますが)、それに巳年生まれで寒いのは苦手な人ですから(笑)、今回は日本で留守番なのかもしれません。




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