現在、当院での「職業感染対策」の見直しに取り組み始めております。
まさかの”麻しんのアウトブレイク”。 母国の対策がまだまだである現実に、落胆の気持ちになります。
医療現場でも、”職業感染対策”について十分には浸透していない状況です。
麻しん、風疹、ムンプス、水痘、B型肝炎の抗体の確認と潜在結核および活動性結核の有無の確認は、職業感染対策の基本中の基本です。
就職前に、すべての医療職で、”職業感染対策”について、十分な教育が必要です。
必要な抗体の証明またはワクチン接種がされていない場合、医療者は、医療安全の観点から、プロフェッショナルとしては病棟に立つべきではないでしょう。
まさかの”麻しんのアウトブレイク”。 母国の対策がまだまだである現実に、落胆の気持ちになります。
医療現場でも、”職業感染対策”について十分には浸透していない状況です。
麻しん、風疹、ムンプス、水痘、B型肝炎の抗体の確認と潜在結核および活動性結核の有無の確認は、職業感染対策の基本中の基本です。
就職前に、すべての医療職で、”職業感染対策”について、十分な教育が必要です。
必要な抗体の証明またはワクチン接種がされていない場合、医療者は、医療安全の観点から、プロフェッショナルとしては病棟に立つべきではないでしょう。
ダイエットアプリケーションを使い始め、”自分の生き方”についても見直す機会になっております。
”等身大で自然体” これが一番と思います。
ただ、「成長」を目指すならば、Comfort zone(心地よい位置)から脱出して、チャレンジしない限り「既存の枠の外」には出れません。
「思いっきり背伸び、思いっきりジャンプ」をする人生の場面は、なんどかあります。
親しい人たちと過ごす時には、「等身大で自然体」。
プロフェッショナルな場面では、「少しでも背伸び」して、「成長し続ける」選択をします。
9月は正念場です。
”等身大で自然体” これが一番と思います。
ただ、「成長」を目指すならば、Comfort zone(心地よい位置)から脱出して、チャレンジしない限り「既存の枠の外」には出れません。
「思いっきり背伸び、思いっきりジャンプ」をする人生の場面は、なんどかあります。
親しい人たちと過ごす時には、「等身大で自然体」。
プロフェッショナルな場面では、「少しでも背伸び」して、「成長し続ける」選択をします。
9月は正念場です。
医者の不養生で、体重オーバーになって久しく、なかなかダイエットを開始できずにいました。
週末に、スイッチが入り、”同じ遺伝子”を持つ甥と励ましあってダイエットモードになりました。
iPhoneのアプリケーションで、楽しみながら開始しております。
週に0.5 kgずつぐらいのペースで。
プログレスも見れるし、励みになる仕かけですね。
家族も一緒に”自動的に巻き込まれ”て、健康管理です。
夕食を家族が助けてくれるので、なるべく早い時間に食事をすませるようにタイムスケジュールを変更する予定です。
週末に、スイッチが入り、”同じ遺伝子”を持つ甥と励ましあってダイエットモードになりました。
iPhoneのアプリケーションで、楽しみながら開始しております。
週に0.5 kgずつぐらいのペースで。
プログレスも見れるし、励みになる仕かけですね。
家族も一緒に”自動的に巻き込まれ”て、健康管理です。
夕食を家族が助けてくれるので、なるべく早い時間に食事をすませるようにタイムスケジュールを変更する予定です。
秋以降、仕事のスケジュールが極めてタイトになっており、苦戦しております。
いろいろなものが寄りにもよって重なって、四苦八苦です。
総合内科専門医の更新時期となり、十分に説明を読んでいなかったため、9月30日締め切りのセルフアセスメントの問題を提出できておりませんでした。9月の”もっとも大変な”時期に重なって、ちょっと悲鳴。
今日、その問題が届きましたので、本日中に仕上げます!
いろいろなものが寄りにもよって重なって、四苦八苦です。
総合内科専門医の更新時期となり、十分に説明を読んでいなかったため、9月30日締め切りのセルフアセスメントの問題を提出できておりませんでした。9月の”もっとも大変な”時期に重なって、ちょっと悲鳴。
今日、その問題が届きましたので、本日中に仕上げます!
本日は、筑波大学のM4学生のアドバンスコースの日でした。
当院から数名の臨床医グループで、1日コースが構成され、私も一人として参加しておりました。
早朝からつくば大学に向けて出発。スムーズに高速道路で到着(以前、路上の交通事故で渋滞し大変なことになったことがありました)。
病棟実習前の学生向けのため、本日のセッションのレベル設定は難しく、31名(全体の4分の1を占める)の学生が参加していましたが、
少し臨床的すぎた印象でした。
学習者の学習stage (到達度)と実践性の設定が非常に難しい。
従来の古典的なスクール形式の教室では、”一方通行レクチャ”になり、望まない形になってしまいます。
建築設計の段階から、ディスカッション形式の教室が主流となり、デザインからつくりかえる必要があることを実感しております。
(外側の入れものから変わる、形から入ることは、有効な入り口だと思っています)。
当院から数名の臨床医グループで、1日コースが構成され、私も一人として参加しておりました。
早朝からつくば大学に向けて出発。スムーズに高速道路で到着(以前、路上の交通事故で渋滞し大変なことになったことがありました)。
病棟実習前の学生向けのため、本日のセッションのレベル設定は難しく、31名(全体の4分の1を占める)の学生が参加していましたが、
少し臨床的すぎた印象でした。
学習者の学習stage (到達度)と実践性の設定が非常に難しい。
従来の古典的なスクール形式の教室では、”一方通行レクチャ”になり、望まない形になってしまいます。
建築設計の段階から、ディスカッション形式の教室が主流となり、デザインからつくりかえる必要があることを実感しております。
(外側の入れものから変わる、形から入ることは、有効な入り口だと思っています)。
生活習慣病とは本当によく言ったもので、毎日の生活パターンによって、自覚できていないけれども太りやすい生活スタイルになっていることを
自覚しています。
夕食が遅い、ストレスのためたべてしまう、それが習慣になってしまう、というのが2年半ぐらい続き、なんとかこのパターンから抜け出します。
うまくいかないことを先に心配して、どうせできない、と潜在意識で思ってしまっており、表在意識ではわかっていても行動できないでいました。
家族ともいろいろ話して、ともかく「食べない」こと、です。
6年前にも、”レコーディングダイエット”で体重コントロールして、10 kg近くやせたのですが、その生活スタイルをもういいかな、とおもってしまってから、ダメですね。。。。
内面が変われば、「見える部分の」行動も変わってきますので、またやり始めることにしました。
周囲の親族とともに、励ましあって、やります!
「やっぱり、これはまずい!」と思って、おしりに火がつけば実行です。
自覚しています。
夕食が遅い、ストレスのためたべてしまう、それが習慣になってしまう、というのが2年半ぐらい続き、なんとかこのパターンから抜け出します。
うまくいかないことを先に心配して、どうせできない、と潜在意識で思ってしまっており、表在意識ではわかっていても行動できないでいました。
家族ともいろいろ話して、ともかく「食べない」こと、です。
6年前にも、”レコーディングダイエット”で体重コントロールして、10 kg近くやせたのですが、その生活スタイルをもういいかな、とおもってしまってから、ダメですね。。。。
内面が変われば、「見える部分の」行動も変わってきますので、またやり始めることにしました。
周囲の親族とともに、励ましあって、やります!
「やっぱり、これはまずい!」と思って、おしりに火がつけば実行です。
10月末の10月26, 27, 28日の3日間、新潟の朱鷺メッセで、感染症の東日本合同学会が開催されます。
12年ぶり、「一回り」して、学会に参加できることに、とても感慨深く思います。
今年、帰国して12年目になります。
思えば、遠くに来たもんだ、という気持ちですが、2004年にまだ南イリノイ大学に勤務中に、ご関係者のご厚意で学会で講演させていただき、
帰国することに大きく決意が傾いた経緯があります。そのときは折しも、中越地震が起こり、親友たちとタクシーに乗っていて大変なことになっていることを知りました。
東日本合同学会は、今年はIDSAの開催日程とまったく同一日程となりました。
IDSAには不参加で、国内での仕事に専念することにしております。
仲よい感染症の仲間たちと、記念会をしたいなあと思っています。
当院からも、フェロー、レジデントと参加予定です。
今年は、初日に日本化学療法学会の抗菌薬適正使用生涯教育セミナーで、ケーススタディの司会、
最終日の28日の午前中に教育講演 9 「感染症アップデート ~診療を変える最新エビデンス〜」として講演させていただきます。
皆様、ぜひ、ご参加ください〜。
学会サイト
12年ぶり、「一回り」して、学会に参加できることに、とても感慨深く思います。
今年、帰国して12年目になります。
思えば、遠くに来たもんだ、という気持ちですが、2004年にまだ南イリノイ大学に勤務中に、ご関係者のご厚意で学会で講演させていただき、
帰国することに大きく決意が傾いた経緯があります。そのときは折しも、中越地震が起こり、親友たちとタクシーに乗っていて大変なことになっていることを知りました。
東日本合同学会は、今年はIDSAの開催日程とまったく同一日程となりました。
IDSAには不参加で、国内での仕事に専念することにしております。
仲よい感染症の仲間たちと、記念会をしたいなあと思っています。
当院からも、フェロー、レジデントと参加予定です。
今年は、初日に日本化学療法学会の抗菌薬適正使用生涯教育セミナーで、ケーススタディの司会、
最終日の28日の午前中に教育講演 9 「感染症アップデート ~診療を変える最新エビデンス〜」として講演させていただきます。
皆様、ぜひ、ご参加ください〜。
学会サイト
いよいよ10日前に迫ってまいりました。
筑波大学水戸地域医療教育センター・水戸協同病院では、感染症の大家David Schlossberg先生が来院されます。
1週間のぜいたくな教育回診とオープンセミナーを予定しております。
ご興味のある方は、websiteご参照ください。
9月19日月祝 13時より、総合内科のチャンピオンシップ 「水戸のくプロレス」
9月22日木曜日 14時から、感染症科オープンセミナー
症例コメンテーター David Schlossberg 先生
症例提示(英語による症例提示)
14:00-14:20 特別セッション : グローバルヘルスを体感する
「東ティモールにおける医療活動」
自治医科大学 5 年生 茂木志歩
14:30-15:10 大阪府立急性期・総合医療センター総合内科
大場雄一郎先生
休憩・準備 (10 分)
15:20-16:00 さいたま医療センター集中治療科
牧野淳先生
休憩・準備 (10 分)
16:10-16:50 聖路加国際病院感染症科
櫻井亜樹先生・森信好先生
休憩・準備 (10 分)
17:00-17:30 David Schlossberg 先生 ご講演
9月24日土曜日 14時から、3施設合同感染症科セミナー (水戸、高輪、自治医大)
感染症科専門医・後期研修医、そのほかどなたでもご参加できます(事前登録などは不要です)
症例コメンテーター David Schlossberg 先生
症例提示 (英語による症例提示)
14:00-14:40 水戸協同病院
休憩・準備
14:50-15:30 高輪病院
休憩・準備
15:40-16:20 自治医科大学
休憩・準備
16:30-17:10 David Schlossberg 先生 ご講演
筑波大学水戸地域医療教育センター・水戸協同病院では、感染症の大家David Schlossberg先生が来院されます。
1週間のぜいたくな教育回診とオープンセミナーを予定しております。
ご興味のある方は、websiteご参照ください。
9月19日月祝 13時より、総合内科のチャンピオンシップ 「水戸のくプロレス」
9月22日木曜日 14時から、感染症科オープンセミナー
症例コメンテーター David Schlossberg 先生
症例提示(英語による症例提示)
14:00-14:20 特別セッション : グローバルヘルスを体感する
「東ティモールにおける医療活動」
自治医科大学 5 年生 茂木志歩
14:30-15:10 大阪府立急性期・総合医療センター総合内科
大場雄一郎先生
休憩・準備 (10 分)
15:20-16:00 さいたま医療センター集中治療科
牧野淳先生
休憩・準備 (10 分)
16:10-16:50 聖路加国際病院感染症科
櫻井亜樹先生・森信好先生
休憩・準備 (10 分)
17:00-17:30 David Schlossberg 先生 ご講演
9月24日土曜日 14時から、3施設合同感染症科セミナー (水戸、高輪、自治医大)
感染症科専門医・後期研修医、そのほかどなたでもご参加できます(事前登録などは不要です)
症例コメンテーター David Schlossberg 先生
症例提示 (英語による症例提示)
14:00-14:40 水戸協同病院
休憩・準備
14:50-15:30 高輪病院
休憩・準備
15:40-16:20 自治医科大学
休憩・準備
16:30-17:10 David Schlossberg 先生 ご講演
フライト中の映画は、なるべく最新のものを見るようにしています。
行きは眠ってしまいましたが、かえりのフライトでは4本みました。
「家族はつらいよ」 定年退職した夫への妻の「逆襲?』
「Heiji」(あのアルプスの少女の映画化) 感動しました!
「Dress maker」 パリで修行したドレスメーカーがオーストラリアの片田舎に帰国して、、最後は驚きの結末で。。
そして一番心に残った「白鯨」、19世紀に捕鯨がさかんに行われていた当時の歴史を知りとても興味深く思いました。
そのほか見たい映画で、ずっとDVDになるのを待っていた2つ。
94歳で現役ニューヨーカー映画、美食家世界を回る、という内容の映画、DVD、amazon デジタルでみたいと思っています。
行きは眠ってしまいましたが、かえりのフライトでは4本みました。
「家族はつらいよ」 定年退職した夫への妻の「逆襲?』
「Heiji」(あのアルプスの少女の映画化) 感動しました!
「Dress maker」 パリで修行したドレスメーカーがオーストラリアの片田舎に帰国して、、最後は驚きの結末で。。
そして一番心に残った「白鯨」、19世紀に捕鯨がさかんに行われていた当時の歴史を知りとても興味深く思いました。
そのほか見たい映画で、ずっとDVDになるのを待っていた2つ。
94歳で現役ニューヨーカー映画、美食家世界を回る、という内容の映画、DVD、amazon デジタルでみたいと思っています。
本日、週1回開催の院内講演会で、徳田安春先生の「勉強のしかた」が開催されました。
スライドなしで、「語り」で進められる展開は、医師の講演会では少ない形式と思います。
私は昨日ICU当番で、睡魔に耐えられないときもありましたが、終盤のまとめのお話はinspiringですばらしく非常にためになりました。
Inspiringする「コンテンツ」を常に持っている、アップデートしていることは、プロフェッショナルとして極めて重要と思います。
"Sharing and Learning"と言われますが、シェアすること、シェアによりお互いに学ぶこと、グローバルなボーダレスな世界での「学びのツール」ですね。
スライドなしで、「語り」で進められる展開は、医師の講演会では少ない形式と思います。
私は昨日ICU当番で、睡魔に耐えられないときもありましたが、終盤のまとめのお話はinspiringですばらしく非常にためになりました。
Inspiringする「コンテンツ」を常に持っている、アップデートしていることは、プロフェッショナルとして極めて重要と思います。
"Sharing and Learning"と言われますが、シェアすること、シェアによりお互いに学ぶこと、グローバルなボーダレスな世界での「学びのツール」ですね。
フライト中にみた映画で、「白鯨」(米 メルヴィル著)に関するものがありました。
そこから非常に興味をもちはじめ、「世界10大小説」をぜひ読んでみたいと思うようになりました。
Wiki pediaであらすじを読んでとてもおもしろいと思ったドストエフスキーの「罪と罰」。
一度は読んでみたかった本。購入しました。
読みたい本がたくさんありまして、メルヴィルの「白鯨」も購入。
新著の「世界に通用する一流の育て方」SB新著も購入。
移動中と寝る前に読んでいます。
そこから非常に興味をもちはじめ、「世界10大小説」をぜひ読んでみたいと思うようになりました。
Wiki pediaであらすじを読んでとてもおもしろいと思ったドストエフスキーの「罪と罰」。
一度は読んでみたかった本。購入しました。
読みたい本がたくさんありまして、メルヴィルの「白鯨」も購入。
新著の「世界に通用する一流の育て方」SB新著も購入。
移動中と寝る前に読んでいます。
今年のAMEE 2016の総括 その1
1. 参加10周年
2. Research paperのreviewerとして4 回目
3. ポスターor oralも2008年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2016年と継続しています。
4. Plenary lecture 全員参加セッションで初めて質問しました。
2006年にストックホルムで開催されたKarolinska and Harvardのjoint faculty developmentコースに参加したのが大きな分岐点となりました。
そこでかけがえのない友人たちと出会い、AMEEを紹介していただき、AMEE学会やシンガポール、New Yorkなどで交流を続け信頼関係も厚いコラボレーションができる形になっています。Friendshipも10周年でした。
医療者教育修士(MHPE)を取得してから、学会でもreviewerのお仕事をいただけるようになりました。リサーチについて勉強する機会となっております。
ポスター(一部はoralで若手の方にしていただきました)は、これまで医学教育活動をreportするものが大半でしたが、Ph.Dプロジェクトの一部の発表もしました。日本からも50名以上の参加者がいたそうで、過去最高のようです。
学会全体としてもハイクオリティーなリサーチが増えている印象を持ちました。進化を肌で感じます。
全員参加のPlenary sessionで、医学生さんのプレゼンテーションが素晴らしく、質問させていただきました。
積極的に質問する姿勢をいつも持っていますが、実行できて1つ目標達成です。
圧巻は最終日のCompetency-based medical education (CBME)コンピテンシー基盤型医学教育の是非を問うシンポジウムで白熱したディスカッションが展開されたこと。
演者が、まさにこの領域の世界的リーダーで、最終日の午前中、参加者も少なくなる時間帯ですが、会場は満場に近い盛況でした。
プログラムで錚々たる演者の名前を見て、絶対参加したいと思い、気合を入れて参加しました。
予想通り、シンポジストのプレゼンテーションは圧巻。
シンポジストとして米国、カナダ、オランダ、など重要組織の重職の方がたを中心に参集していました。
結論として、CBMEは、現時点ではbest availableであるが、労力がかかり、現場では導入・実施に疲弊している状況もある、などの議論が主体でした。
私も発言の機会をうかがっていましたが、時間切れになってきてタイミングが難しく断念しました。
米国、英国、オランダなどのリーダー諸国とその国からの参加者に発言の主導権が握られている状況で、日本はCBMEを80あまりの医学部が導入する準備をしている段階で、そのような国もある、ということをシェアしたいと考えていました。
別の形の”植民地化”でないかとの懸念も、途上国を中心にあります。
議論はTo be continued となっています。
来年のAMEEにも万全の準備をして臨みたいと思っております。
1. 参加10周年
2. Research paperのreviewerとして4 回目
3. ポスターor oralも2008年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2016年と継続しています。
4. Plenary lecture 全員参加セッションで初めて質問しました。
2006年にストックホルムで開催されたKarolinska and Harvardのjoint faculty developmentコースに参加したのが大きな分岐点となりました。
そこでかけがえのない友人たちと出会い、AMEEを紹介していただき、AMEE学会やシンガポール、New Yorkなどで交流を続け信頼関係も厚いコラボレーションができる形になっています。Friendshipも10周年でした。
医療者教育修士(MHPE)を取得してから、学会でもreviewerのお仕事をいただけるようになりました。リサーチについて勉強する機会となっております。
ポスター(一部はoralで若手の方にしていただきました)は、これまで医学教育活動をreportするものが大半でしたが、Ph.Dプロジェクトの一部の発表もしました。日本からも50名以上の参加者がいたそうで、過去最高のようです。
学会全体としてもハイクオリティーなリサーチが増えている印象を持ちました。進化を肌で感じます。
全員参加のPlenary sessionで、医学生さんのプレゼンテーションが素晴らしく、質問させていただきました。
積極的に質問する姿勢をいつも持っていますが、実行できて1つ目標達成です。
圧巻は最終日のCompetency-based medical education (CBME)コンピテンシー基盤型医学教育の是非を問うシンポジウムで白熱したディスカッションが展開されたこと。
演者が、まさにこの領域の世界的リーダーで、最終日の午前中、参加者も少なくなる時間帯ですが、会場は満場に近い盛況でした。
プログラムで錚々たる演者の名前を見て、絶対参加したいと思い、気合を入れて参加しました。
予想通り、シンポジストのプレゼンテーションは圧巻。
シンポジストとして米国、カナダ、オランダ、など重要組織の重職の方がたを中心に参集していました。
結論として、CBMEは、現時点ではbest availableであるが、労力がかかり、現場では導入・実施に疲弊している状況もある、などの議論が主体でした。
私も発言の機会をうかがっていましたが、時間切れになってきてタイミングが難しく断念しました。
米国、英国、オランダなどのリーダー諸国とその国からの参加者に発言の主導権が握られている状況で、日本はCBMEを80あまりの医学部が導入する準備をしている段階で、そのような国もある、ということをシェアしたいと考えていました。
別の形の”植民地化”でないかとの懸念も、途上国を中心にあります。
議論はTo be continued となっています。
来年のAMEEにも万全の準備をして臨みたいと思っております。
今回の麻しんの広域地域でのアウトブレイク。
公開されている疫学情報を見ると、ワクチン未接種の方が大半。年代は20-30代。1990年代前後に生まれた方が大半となっており、ちょうど
ワクチン政策のはざまでワクチン接種していない「ポケット集団」と考えられる未接種集団が発症しているように推測しております。
(より精密な疫学調査は必要かと思います)
当院では、若年患者の無菌性髄膜炎などでは麻しん、風疹、ムンプス、水痘の抗体検査を実施し、陰性の患者にはワクチン接種を推奨するプラクティスを実施しております。普段、医療機関にかかる機会が少ない若年者に対しては、医療機関にアクセスしている機会を逃さずに、確実にワクチン接種をお願いしたいと考えます。
他国に比べ、予防医学の推進が遅れてしまっている日本の医療を「予防ありき」にパラダイムシフトしない限り、「後手になっての治療」の医療から脱出できません。
医学部学生教育でも、「予防」を実習で体験する、実際に患者に指導する機会はほとんどないように見えるため、smoking, modifiable risk factors (高血圧、糖尿病、高脂血症など)は、確実に患者教育していく姿勢を導入したいと考えます。
(余談ですが、症例ケースプレゼンテーションでも)
臨床現場教育でも、成人内科患者のプレゼンテーションで、major risk factorがある患者の場合は、
それらをまず提示するのは「基本中の基本」であり、その認識と浸透を目標にフィードバックしております。
フィードバックされても、「??」『はあ〜?』ときょとんした表情の方も多く、診療文化と共通認識を変えるための課題の大きさを認識しております。。。
改善が必要な例
(主語なしでスタート、年齢も性別もなし、既往歴も最後にしか出てこない)
昨日、発熱で来院しました。咳はでません。家族と来院しました。
脳梗塞の既往あり、xxxx中略xxxxx 既往歴に高血圧と糖尿病があります。
(聞いている医療者が臨床推論をするには困難なまとめ方)
スマートな提示では
年齢、人種、性別を提示、基本の既往歴はここで提示、その後、主訴に関連した現病歴の順。
80歳の(日本人)男性、高血圧、糖尿病、喫煙歴があり10年前に禁煙、左の脳梗塞で右片麻痺の既往があります。
要介護4で自宅療養中です。肺炎球菌およびインフルエンザワクチンは接種歴なしの患者です。
この患者が、昨日、発熱を主訴に、家族が同伴し救急受診しました。
臨床推論力を高めるため、仲間でフィードバックし合いましょう〜。
公開されている疫学情報を見ると、ワクチン未接種の方が大半。年代は20-30代。1990年代前後に生まれた方が大半となっており、ちょうど
ワクチン政策のはざまでワクチン接種していない「ポケット集団」と考えられる未接種集団が発症しているように推測しております。
(より精密な疫学調査は必要かと思います)
当院では、若年患者の無菌性髄膜炎などでは麻しん、風疹、ムンプス、水痘の抗体検査を実施し、陰性の患者にはワクチン接種を推奨するプラクティスを実施しております。普段、医療機関にかかる機会が少ない若年者に対しては、医療機関にアクセスしている機会を逃さずに、確実にワクチン接種をお願いしたいと考えます。
他国に比べ、予防医学の推進が遅れてしまっている日本の医療を「予防ありき」にパラダイムシフトしない限り、「後手になっての治療」の医療から脱出できません。
医学部学生教育でも、「予防」を実習で体験する、実際に患者に指導する機会はほとんどないように見えるため、smoking, modifiable risk factors (高血圧、糖尿病、高脂血症など)は、確実に患者教育していく姿勢を導入したいと考えます。
(余談ですが、症例ケースプレゼンテーションでも)
臨床現場教育でも、成人内科患者のプレゼンテーションで、major risk factorがある患者の場合は、
それらをまず提示するのは「基本中の基本」であり、その認識と浸透を目標にフィードバックしております。
フィードバックされても、「??」『はあ〜?』ときょとんした表情の方も多く、診療文化と共通認識を変えるための課題の大きさを認識しております。。。
改善が必要な例
(主語なしでスタート、年齢も性別もなし、既往歴も最後にしか出てこない)
昨日、発熱で来院しました。咳はでません。家族と来院しました。
脳梗塞の既往あり、xxxx中略xxxxx 既往歴に高血圧と糖尿病があります。
(聞いている医療者が臨床推論をするには困難なまとめ方)
スマートな提示では
年齢、人種、性別を提示、基本の既往歴はここで提示、その後、主訴に関連した現病歴の順。
80歳の(日本人)男性、高血圧、糖尿病、喫煙歴があり10年前に禁煙、左の脳梗塞で右片麻痺の既往があります。
要介護4で自宅療養中です。肺炎球菌およびインフルエンザワクチンは接種歴なしの患者です。
この患者が、昨日、発熱を主訴に、家族が同伴し救急受診しました。
臨床推論力を高めるため、仲間でフィードバックし合いましょう〜。