矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

続けることの大切さ

2012-01-03 11:21:55 | グローバリゼーション関連
昨日は移動日として始発で自宅に戻りました。今年は体調管理をいままで以上に十分にしたいと思っています。重要な仕事がたくさんあり、確実にこなすためにも必須条件と認識しています。

私が尊敬する方々の年頭blogなどを拝見すると、すばらしいのひとことでした。
「続ける」ことの大切さを学びました。

主張に常に一貫性があること、主張することをみずから実践かつ継続していること。

”Do as I do." なのです。”Do as I say."でない。

TVを見ることは普段は減っていましたが、お正月に偶然みつけた番組が、一度は受けてみたいと思いiTune-Uで1年ぐらいまえに見たStanford UniversityのDr. Tina Seelingの公開番組でした。

ご覧になった方も多いと思いますが、NHK教育番組の白熱教室シリーズの一貫で大阪大学での
参加型講義。

起業家向けのセッションを日本で再現した内容でしたが、すばらしい!のひとことでした。
教育学を学んでいるので、「教育セッションの質」という観点から、学術的に

Quality as transformation (変容としての価値)というもっとも価値の高いものではないかと思いました。

受講生の方のコメントや表情を見ているとまさに、その後の人生が大きく変わるくらいのインパクトを受けた様子が見て取れました。TVというメディアを通してでさえも、あのような
Transformationを起こせるようなセッションの運び方、構成の仕方の点で非常に参考になりました。

漫然とTVでセッションを見ていると「偶然に」起こったセッションの流れのようにもみれますが、Dr. Seelingのひとつひとつのコメントが長年の経験と教育効果の点で精緻に計算された内容であり、プログラムになっていることがわかりました。


一方通行の講義形式ではこうした「体感する」納得感(身にしみる感覚)は得られません。

日本の大学機関で国外の”ブランド大学の「輸入もの」”でなく、「自前で」このような質の高いセッションで学費以上の価値を備えたセッションを実現したいものです。

セッションの公用語が英語になるだけで、対象者が全世界の人達にも広がります。
こうした点を私自身も今年、少しずつ実践します。

話がそれますが、
同じ時間帯にNHKが、世界最高峰のエベレスト山頂から360度の絶景の映像を流していました。最初から番組は見ていましたが、中学生ぐらいのときにエベレスト人類初登頂したヒラリーさんの物語を読んだことがあったので、親しみを覚えました。

やはり目指すは、どの領域でも、

世界最高峰!