矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

学会最終日

2011-10-24 07:53:52 | Boston IDSA
学会は本日で最終日でした。

午前中、Fungal infectionのセッション、2010年のハイチのコレラのアウトブレイクに関するセッションがあり、終了しました。

Fungal infectionは、在米中は、MD Anderson Cancer Centerという全米第一位にランクされるがんセンターを含むテキサス大学ヒューストン校のプログラムでフェローをしていたこともあり、重症な症例を見る機会にも恵まれていました。助からないことが多い疾患ですが、
この10年ぐらいの進歩はめざましい限りです。

ケースを元にしたinteractive sessionで、米国屈指のエキスパートの先生5人ぐらいのパネリストのコメントは、非常に勉強になりました。

その後、今回でIDSA Presidential plenary(学会長講演)では、IDSAの成り立ち、歴史、今後のsocietyとしての課題、方向性の提示があり、感銘を受けました。最初は2000人ぐらいの会員数だったというお話、2つのジャーナルを刊行していたお話、フルタイムの学会職員を雇ったのは活動をしてからしばらくたってから(2001年ぐらい)だったとのこと。その後、驚異的に発展し、今年は昨年の記録を上回る4988人(確かこのように行っていたと思います。5000人弱)のIDSA参加者がいたとのことでした。

ICAACが12000人参加者がいるのでその半分ぐらいですが、臨床に特化したとてもよい学会です。いつもinspireされています。

感動的な最後のセッション後、半日あき時間がありました。

幸運にも、お昼から3時間ぐらいのWhale watchingのツアーあったので参加しました。

念願のくじらをたくさん、間近で見ることができて感動しました!

潮を吹いている姿はダイナミックで生命の根源を感じますね。


















NY時代の友人と再会しました。ともにID fellowshipに進んだのでいつも当時のお話をしますが、古い友人のありがたさを感じます。学会中にランチをごちそうしてくれました。