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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

グループワーク開始 + 混ざることの大切さ

2011-11-07 23:17:10 | Maastricht Universit
11-12月の10週間で、グループワークを完成しなければなりません。

10月31日からスタートし、今週で2週目になります。

日本2名、ポルトガル1名、ベトナム1名(いまはネパールに滞在中)の4名でやっています。

時差があるため、Skype meetingも日本の夜にこれまで3回ぐらいやりました。

Collaborative learning(共同学習)というのがいかにパワフルかを感じます。

先日サウジアラビアのとても優秀でスマートなクラスメートに概念と取り組み方の思考のフレームワークをSkypeで説明してもらう機会がありました。ひとりだと悶々としてよくわからず、何から手をつけたらよいのか混乱して、あきらめモードになっていた私は、非常に明確にやるべきことが決まりました。

また英語での大量の文章を書かねばならず大変ですが、やるしかないですね。

チャレンジあるのみですね。

診療でもとてもチャレンジングな症例を担当する機会があり、なんとか診断に至るようできるかぎりの考えをめぐらしています。

余談ですが、私の知人の研修医の先生おふたりが渡米に向けて懸命にがんばっていらっしゃるご様子を垣間見る機会があり、とても励まされました。

私自身も何かにチャレンジすること、新しいことを学ぶこと、新しいことができるようになることにとてもワクワクするので、彼らのチャレンジをうらやましいなあと感じたりします。

折りしも、今週は、日本のTPP交渉へ参加するかどうか山場です。

いろいろな考え方があって一筋縄にはいかないまでも国益、国家の将来、日本の対外関係など大局観をもって政治判断していただきたいと願っています。

直近の朝刊に大学教育も医療も世界から閉ざされてしまってきていることが記載されているのを読み、なんとかせねば!と思います。

韓国、中国、台湾などの学生が大量に欧米の大学、大学院に留学しているなか、日本の大学への留学生の確保はかなり難しくなっているそうです。

国際的にも優秀な人材が日本に来てくれるように、魅力的な大学教育、戦略性をもった教育カリキュラムの導入が待ったなしの状況でしょう。

東京大学が秋入学を決めて国外からの学生招致、国外への大学への留学促進になればよいですね。。

交流が閉ざされた世界は、やはり停滞して伸びない。混ざり切磋琢磨する環境にあえて身をおくことが逆説的ではありますが、存続するためのもっとも有効な手段ではないでしょうか。

Skype meeting

2011-11-06 10:02:43 | Maastricht Universit
昨夕、サウジアラビアのクラスメートと課題についてディスカッションするskype meetingをしました。ほかの人とディスカッションするだけでも、もやもやしてよくわからなかった点がとても明確になりました。

Collaborative work(共同学習)の大切さを実感します。

新しいカリキュラムのデザインのエクササイズなのですが(もちろん現実に実行することを前提として)、inspireされました。

夢がある学習を継続したいですね。

Feedbackをもらいました。

2011-11-01 17:24:14 | Maastricht Universit
7月ぐらいに提出していた自分の課題に対して、クラスメートがfeedbackすることになっていました。

クラスメートが非常に詳細に見てくれていたのはとても印象的でした。

text中のtypoから、referenceの一部不備から、overviewとspecificな点について詳細にコメントしてくれていたのでとても参考になりました。自分では確認したつもりでも、ミスが残っており、複数の目で確認することの大切さを実感します。

また別のクラスメートからほかの課題で彼らが2人で提出した”作品”を見せてもらったのですが、すばらしい出来栄えで感心しました。本当に世界のレベルは高いものだと改めて思います。

自分が"普通”レベルから抜け出すためにはどうしなければならないか真剣に考えたいと思います。コンプレックスを感じざるを得ません。。。自分のユニークさをいかに出すかなのですが。競争でなく、”共創”の時代、”協創”でもあるそうです。

日本時間の11月14日月曜日の夜に、Skypeで自分のリサーチプロトコールをpresentationすることになりました。
頑張らねばと思います。

明日から共同プロジェクト開始

2011-10-30 23:21:54 | Maastricht Universit
マストリヒト大学で、クラスメートと共同プロジェクトが開始になりました。

明日から10週間で仕上げなければならず大変です。

2週間後にも、skypeに似たシステムを使って現地と別件でmeetingがありプレゼンテーションする希望を出しました。feedbackをもらえるので積極的にプレゼンテーションしようと思って手を挙げています。3名限定なのであたるといいですが。。

本日、無事に羽田に帰国しました。羽田は近くて便利ですね。

MHPE 2011 at AMEE

2011-09-19 08:01:48 | Maastricht Universit
2011年の欧州医学教育学会AMEEでの記念写真です。

Maastricht Universityのアラムナイの集まりがありました。

さきほどみんなで共有しているfacebookのMHEP group でシェアされたものです。

世界中の仲間と同じ認識で学べるのは貴重です。




無事に帰国しました。

2011-06-13 22:30:27 | Maastricht Universit
家族が恋しい時期になっていましたので帰国できてほっとしています。

帰国後、日本らしい梅雨の時期でちょっとじめじめしていますが、アジサイがきれいですね。

今回はアムステルダムからKLMで、10時間30分あまりであっという間に帰国しました。

快適な席でゆっくりできました。

フライト中はできるだけ自分の感性を磨くこと、世界の最新情報に触れる意味もこめ最新映画を見るようにしています。今回は2本見ました。

”Hall Pass"という軽いタッチのアメリカンコメディを見ました。


”Juan”という天才アーティストが主役で、モーツアルトのDon Giovanniの現代解釈で、オペラ音楽がずっと聴ける映画。オペラがよかったです。最後のほうで寝てしまい結末がわかりません。

あっという間で、オランダ滞在はまるで夢のような日々だったことを改めて感じています。多国籍合宿生活が恋しいですね。。。

明日から、かなりタイトなスケジュールでプロジェクトをこなしていく予定です。


同時進行の大きなプロジェクトが4本あるので、ひとつひとつ確実にと思っています。


久しぶりに家族の元気な声を聞いて安心しました。来年は一緒に行けるといいなと思っています。今年は週末の日帰り旅行では達成できませんでしたが、ドイツのロマンチック街道へ行ってみたいです。

今後、毎日することとして、英語力強化と運動・健康管理ですかね。

特にWriting 公式文書を書くことをもっと頻度をあげて行うこと。

CNN, BBCでの情報収集

体力づくり(運動ですね!)

体重コントロール(オランダでかなり太った感じです)

Facebook, skypeでのクラスメートの交流(超重要!)

個人的な信頼、友情を絶やさないためには、現地に学会などで行くときにはこまめに連絡を取り、ひとことでも、facebookなどでコメントすることかなと思います。

マストリヒト大学での自分のリサーチメンターには定期的に連絡を取ることで合意済み。
3-4週間に一度は進行状況を報告できるとよいと思います。




本日ですべての予定を終了しました。

2011-06-11 08:15:03 | Maastricht Universit
マストリヒト大学でのセッションも本日ですべて終了しました。


前回と比べ、地域の様子がわかっていた分、かなり活動的、効率よく動けたと思います。
北米の大学院と比べ、組織文化として、相手の文化に対する配慮がきめ細かい印象です。

人数が30名弱であることから、かなりみんな親しくなり、個人的な話も仲間同士とファカルティの間でもできることが、かぎりなく貴重です。

今日は、みんなとフェアウェルパーティ(ランチ)がありました。

また私のリサーチのメインメンターが4人のメンティーをディナーに誘ってくれて、地元の料理を食べました。このあたりは、白アスパラが有名なのですが、その白アスパラをつかった魚料理、極上の白ワイン(これまで経験した白ワインのなかでもっともおいしいと感じるワインでした)をみんなで堪能しました。

その後、近くのメンターの自宅にお招きいただき、個人的なことをみんなでシェアしました。家族のことなどいろいろな仕事以外のことをおしゃべりして、そのメンターが我々のことを個人的によく知りたいと思っていることがよくわかりました。

すばらしい指導者だと思いました。今後、リサーチを指導していただけることをとても光栄に思います。

みんなですべてのプロジェクトを終了して、来年またここに戻ってこようねと約束しました。







早朝skype meeting とGraduation ceremony

2011-06-09 21:20:25 | Maastricht Universit
今日は早朝にskype meetingがありました。はじめての公式skype meetingで緊張しましたが、なんとか終了できほっとしています。現地のディスカッションを直接聴く事ができたことをとても幸いに思います。

その後SPSSを使った最後の統計workshopが本日ありました。3時間の長丁場でしたが、こちらも無事に終了しました。

8年前に1年間かけて学んだbiostaticsですが、詳細の大半を忘れているため思い出す作業を続けてきました。コンセプトを深く理解するためには積み上げが必要ですが、今回は3週間という短いなかで、平均値のtest, 2つの集団の平均の比較、2つの変数の関係性などに関して、最低限の基本が扱われていました。SPSSを必要なときにどのように操作するかのトレーニングもほぼ終了しました。独立してSPSSを使って、簡単なデータ処理はできるようになったと思いますが、やはり、統計処理の妥当性を証明することや大きなデータファイルを扱うことになるとStaticianの協力なしでは無理であることに変わりありません。

また今日は午後から夕方にかけて、1年先にセッションを開始した方々の"Graduation ceremony"があります。2年間、distance-learningで医学教育学を学び、リサーチプロジェクトを終了した方がたです。昨年は、7名ぐらいが卒業されました。今年は例年よりも多い年で特別とのコメントを事務局から聞きました。

卒業生の方々のハードワークをを一緒にたたえお祝いしたいと思います。

卒業生のためのお祝いディナーも用意されており、我々や今年初めて参加した人たちも招待されており、よいネットワーキングの場にもあります。世界中の医療機関で医学教育に携わる医療従事者たちなので、すばらしい機会です。

Facebook内につくったMHPE Maastricht というグループに、大学の公式アラムナイも加わることになりました。大学の公式アラムナイSHEILA といいます。Abstract・ポスター を発表予定の8月末からのウイーンでのAMEE 欧州医学教育学会では、アラムナイの会があり楽しみにしています。


Class 写真とSemi-farewell party!

2011-06-09 05:58:15 | Maastricht Universit
今日、今回のセッションの開始直後にとったクラス写真ができました。

ハードコピーでみんなに配布されたのですが、本当にすばらしい思い出になる写真です。

またセッションも明日と明後日で終了で、終盤、みんな金曜日までに提出すべきペーパーとプレゼンテーションの準備に追われています。

その合間ですが、金曜日には母国に帰国するクラスメートも多いため、Semi-farewell partyをしました。たくさん集まってくれて、とても楽しいひとときでした。





今日は、午後、University of MaastrichtのInfection Control, Department of Clinical MicrobiologyのHeadの先生とお会いできました。ご多忙のなか、無理にお願いしたアポイントメントでしたが、快く時間を確保してくださり、感激しました。今後、
プロジェクトで協力していただく予定です。プロジェクト以外に、一度、別の機会に病院を見学させてほしい旨をお願いしたらこちらも快諾していただけました。MRSAの比率が0.03%程度という驚異的な業績を維持しているオランダの現場を私も体験させてもらえそうです。

プロのアドバイス、リーダーシップ、ボランティア

2011-06-08 00:15:04 | Maastricht Universit
今年は、昨年と比べ大学の事情がわかっているため、かなり行動が広がりました。

本当にすばらしいlearning environment, 常にサポーティブなスタッフとファカルティに恵まれています。

今週は月、火、水と3回のアポイントメントがあります。事前にemailで質問内容を送付しているので、ミーティングは短時間ですがかなりproductiveなものです。9時から5時までのビジネスアワーは大学のファカルティにとって1分、1分非常に重要なので、要点を明確にした質問をし、なるべく”Get to the point" のディスカッションになるよう努めています。

幸い3人、医学教育では贅沢なくらい世界のトップの方かたにお会いし、自分のプロジェクトについてアドバイスいただいています。いろいろな視点から教えていただき、非常に勉強になります。


少し話がそれますが、ボランティアに関連したお話です。

私は光栄にも、今年登録した1年目のクラスの方に、自分のはじめての遠隔教育のことを話す機会をいただきました。以前に書きましたが1年前には想像もしていなかったことでした。

また、今回の滞在中で、ボランティアでこの大学の医学教育のプログラムを紹介する人を募っていたので、まだ間に合うなら、と思って応募してみました。300 wordsぐらいでどうしてこの大学を選んだのか、どこがよい点か、世界中から学生が集まっていることなどを書きました。ひとりでも多くの(特に日本の方々に)学生がさらにここに集まることを期してこのボランティアしました。

いろいろなビジネスセミナーなどでも学びましたが、社会が進化する過程で、どのひとも必ず何か提供できるものあるので、得意な分野で自分がリーダーシップを発揮することもあれば、苦手や未知の分野でフォロアー(フォローする側)になることもあり、そのような持ちつ持たれつの関係から、いろいろな学びがありますね。










大陸制覇のクラスメート!

2011-06-08 00:10:10 | Maastricht Universit
週末の日曜日は、2011年に登録したクラスの3人と、私と一緒に働いていたドイツ人の友人と4人で食事に行きました。メンバーは、私(日本)、ドイツ人の友人、ウガンダの友人、カザフスタンの友人です。バラエティに富んだメンバーです。

ドイツの友人は、以前、テキサス大学で一緒に働いた当時医学生だった女性です。ウガンダの人はドイツの友人のグループメート、カザフスタンの人も同じグループの人です。話を聞いてみると、ウガンダの友人は、小児科医で、以前、中国の南部で小児科のトレーニングをしていたそうです。そのため、中国語(北京語)がペラペラだといっていました。とっても驚きました!その後、母国で働いたあと、UC BerkleyでMPH (パブリックヘルス)を勉強したとのことでした。そして今回医学教育学を学ぶためオランダへ来たということです。彼曰く、自分は、ユーラシア大陸(中国)、アフリカ大陸(ウガンダ)、アメリカ大陸(米国)、そしてヨーロッパ大陸(オランダ)と、4つの大陸を制覇したとうれしそうに話していました。

ウガンダは植民地時代の名残から英語圏ですが、地元の言葉、中国語を話す、さらにフランス語はアフリカで話されることが多いため外国語としてフランス語を学ぶそうです。カザフスタンの友人も、ロシア語、英語、カザフスタン語、ドイツ語とmultiliungal で、うらやましい限りです。先祖はドイツ系だそうですが、ロシアの文化圏で育ったとのことです。ドイツの友人は、英語、ラテン語(学問上)、スペイン語ができます。すごいですね。

2週間前に出会ったときから、ウガンダの友人がとても社交的で、普段慣れているアフリカ系の人のとてもシャイな感じがないので不思議に思っていましたら、このようなグローバルな経歴の持ち主だったので納得しました。人の振舞い方、性格、行動パターン、表情までにも、これまでの国際経験がここまで出るものなのかなあと感慨深く思いました。本当に“世界市民 Global citizen” としての教育の大切さを身にしみました。

盛りだくさんの週末。よく学び、よく遊び、観光しました。

2011-06-05 20:59:59 | Maastricht Universit
今週末は、午前中に勉強、午後short trip のようなスケジュールで動いています。

せっかくヨーロッパの中心に位置しているので日帰りで行ける範囲には観光に行くつもりでいました。リサーチプロジェクトを少しでも前に進め、かつこちらに滞在中にできる限りさまざまなエキスパートの助言をいただくためいろいろアポイントメントを取っています。時間が限られていますがそのなかでアドバイスを消化しつつ自分のものにして、帰国後すぐにもscientifically soundなプロジェクトを実行できるようにと思っています。

来週は、月曜日、火曜日にアポイントメント、さらにマストリヒト大学の感染症科のHeadの先生とEmailでやりとりできました。できればface-to-faceでお会いできればと思っています。

週末は、いくつかshort tripに行きましたのでその写真などをまた後日uploadします。

残念ながら、いまのフラットのインターネット環境はwirelessですが非常に遅く写真1枚もuploadできないことも多い状況です。まるで電話回線レベルの遅さです。
インターネットが遅いため、文献検索などができないことも多く、仕事にならないことも多々あります。その点が難点です。それ以外は非常に快適でとても癒される場所です。


(Short trip)
マストリヒトの街の中心を流れるRiver Maasをクルーズ。その後、洞窟探検し、夕方は
街の広場でクラスメートと食事しました。

翌日、片道3時間半かけてルクセンブルクに行きました!!

はじめて訪れるこの街は963年に築かれた城壁などOld Town 旧市街が世界遺産に登録されています。

充実した週末でした。文化を学び、人を知るという人生勉強しています。


Cochrane protocol accepted!
さらに、週末Good Newsがきました。昨年7月末から取り組んでいるCochrane protocolが
acceptされました。2011年7月にpublish予定です。これから実際にsystematic reviewを行います。複数の大きなプロジェクトがほぼ同時期に進行するのでちょっと大変ですが、
なんとかどのプロジェクトもうまくいくようにマネージしたいと思います。






今日は、午後マス川下りと洞窟ツアー

2011-06-04 05:53:58 | Maastricht Universit
私が滞在しているオランダの今週は、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日の4連休となっているそうで、街全体がお祭りモードになっています。大学も、木曜日は祭日、金曜日は私たちのコースは午前中のみセッションがあり、午後はフリーでした。

せっかくなので昨年行けなかったマストヒトの人工の洞窟(第2次世界大戦中には避難場所になっていた)で、全長200 kmにも及ぶ洞窟の見学ツアーに行きました。

洞窟は真っ暗ですが、壁にいろいろな絵が書かれており、当時の様子が垣間見れます。
人間のクリエイティビティのすごさ、極限でも創造性を生かした活動をする点に驚きました。

洞窟ツアーのガイドさんは女性の方でとても気さくな方でとてもよいガイドをしてくださいました。本来はオランダ語のみの解説なのですが英語しかわからない参加者が多かったのでところどころ英語でもはなしてくれて助かりました。

今日はクラスメート4人で行動していましたが、ポルトガル出身の友人はとても明るく朗らかで楽しいひとときでした。

マス川下りも風に吹かれて、晴天のなか心地良かったです。

インターアクティブレクチャ・グループディスカッション

2011-06-02 16:26:53 | Maastricht Universit
もともとこちらの大学は、1970年代に創立されて以来、世界の最先端の教育手法を取り入れた教育を実践し、オランダ国内外で定評があります。

どのような分野でも、PBLは実践可能であり取り入れたコースが組まれています。

今回は、主に医学教育学に関連したリサーチの手法で、我々が慣れているnatural scienceにおけるquantitative research (定量化研究、量的研究)と、あまりなれていないqualitative research (定性的研究、質的研究)について主に学んでいます。

リサーチの基本、educational science, sociology, anthropology など関連した分野のことも含めて質的研究について学ぶ機会を頂、非常に刺激的です。

コースの主体は、PBL, SPSSによる量的研究における統計のまとめ、質的研究のインターアクティブレクチャ、グループティカッションなど盛りだくさんです。


一方通行のレクチャは皆無です。レクチャは、自動的にインターアクティブになります。
クラスメートの発言で学ぶことがいかに大きいかも実感します。

下記は、質的研究のうち、アンケート、インタビュー、フォーカスグループなどの手法を
どのようなケースに適応するかの、ケーススタディで、グループセッションをしているところです。レクチャと組み合わせた3時間のセッションでした。グループディスカッションは白熱することもありました。最後に全体でのディスカッションでした。





レクチャをただ受身で聞くより、ケーススタディでどの場面にどれを使うのが適切か
Pros, Consを含めた議論で楽しかったです。

例のひとつ:エチオピアの結核スクリーニング率が低いのはなぜか。これをリサーチする場合どの方法がよいかなどです。

識字率、通信手段などを考慮し、村に行って、村長に話を聞く、各家庭を訪問して個別面接する、あるいはフォーカスグループなどの方法が挙がりました。

また、one-on-one 個人個人で、自分のメンターとじっくりプロジェクトについて話合う時間も”時間割”には組み込まれています。

そして、とても大切なのが、ビジネスアワー内の”Self-directed study" と言いますが自主学習時間が公式スケジュールとして、9時から17時の間に組まれています。

成人学習においてインストラクターとクラスメートと一緒のセッションと自主学習の割合は4:6がよいと言われているそうです。


Gijselaers, W. H., & Smith, H.G. (1995). Effects of quantity of instruction on time spent on learning and achievement. Educational research and Evaluation, 1,
183-201.


つまり成人学習においては、”自主学習を主体”として、それを”補助する”促進する”ために教官とのセッションがあるという位置づけです。

オランダのクラスメートの話では、大学、physical therapy (リハビリ)、看護師過程
などでも、PBLなどは取り入れられているとのことでした。

ブラジルのクラスメートは6名(同じ大学から!!!)いますが、彼らは、医師(内科系、小児科系、産婦人科系)、physical therapist, 歯科医、心理学、など総合大学の
すべてで2005年にPBLを導入して、どんどん教員を、大学が費用を全額負担して送りこんでいます。2名は医学教育学のPh.D.も取る予定です。

本当に組織を挙げた改革に、感銘を受けています。

技術で世界で存在感を認めてもらってきた日本が、今後も世界で生き延びるには、人材教育しかない、と私は感じています。"BRICS"と呼ばれる台頭している元途上国が、これだけの資本投資をしていることを、日本が認識することが急務ではないか、と思います。

ベトナム、インドネシアも、複数の人材を同時に送ってトレーニングの機会を提供しています。もちろん、政府(インドネシアの場合、オランダ政府の奨学金制度を利用)が投資しています。


今日は、大学の休日となっており、フラットからみえる裏庭を見ながら勉強しています。
庭の緑を見ているだけでとても癒される空間です。




自分のチームワーク力

2011-06-02 01:33:59 | Maastricht Universit
いま、どの分野でも、どんな仕事をしていても、”たったひとり”で完結することはきわめて少なくなっています。

夫婦、家族しかり、職場もどんなに小さくても、ひとりで完結することはまれです。
芸術家や芸能人なども、表舞台はひとりでも、裏方では多数の人と共同作業になりますものね。

今回、国籍を超えて、他の人の”思い込み””世界の見方”などを経験することができ、
とても貴重です。自分が気がついていない”めがね”(世の中の見方)を、認識することができれば、それをコントロールすることができます。

認識できるかどうかが大きな違いを生むと痛感しました。

自分自身の欠点(弱点)も見えました。

私は、結構、せっかちですし怒りっぽいところがあります。三つ子の魂百までということわざがありますが、自分の思い通りにならないと駄々をこねる子どものようなところは
結構、まだ自分に残っています。

今日新しく4人グループを形成して、本国に戻り一緒にプロジェクトをすることになったのでその打ち合わせをしていました。グループ内で出張や当直などのことで話し合いがありましたが、わかっていはいてもつい腹を立てる自分がいました。

もっと大人になって、より寛容になりたいものだと思いました。反省。。。

こういう”振り返る機会”というのは、”相手と遭遇する機会”がないと起こりません。
世界市民 global citizenとして、成熟した行動が取れるように、どんな宗教や文化や
考えや価値観がある人とでも、渡り合えるように訓練したい(意識して行動したい)と思いました。

世界共通のマナーは、やはり文化などにも配慮した言葉遣い、行動だと改めて思います。