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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

Prague presentation and friends

2013-08-27 23:47:30 | AMEE 欧州医学教育学会
7年来の親しい友人と記念撮影しました。


今日は、ようやくカレル橋という歴史的な橋に行きました。2008年にも訪れましたが、何度来ても美しいところです。


夜は、クラッシックのコンサート(室内弦楽五重奏)で、有名なレパートリーが聴けてとてもよかったです。プラハフィルハーモニーの団員だそうで、さすがにレベルが高いなあと素人ながら
思いました。質が違うことが私にもわかりました。

その後、15世紀の古い時計の見えるレストランで食事しました。ご一緒した日本人の先生といろいろな話ができてよかったです。


午後には、私たちのグループのoral presentationもあり、無事に終了しました。

残り1日で午前中で終了です。Maatricht大学の看板教授の講演があるので、最後まで残って聴いて帰りたいと思っています。

ePoster on IDATEN

2013-08-26 13:21:27 | AMEE 欧州医学教育学会
10年間のIDATENの活動を、ePosterで発表しました。気温が下がって寒く、服装もカジュアルビジネスな感じで参加しました。







Audienceからは、日本国内だけのものなのか、国際的な活動もしているのか、との質問がありました。
やはり、国際的な活動としても考えていく必要があると思いました。示唆に富んだ質問でとても有益でした。

発表が終わって、緊張がほぐれたせいか、かなり疲れを感じます。お昼休みに一度、ホテルに戻ってこれを書いています。

まだ2日残っているので体力を残しておきたいです。メラトニンのおかげで、日中、あまり眠くならないのがありがたいですが、早朝から長時間の活動になるため、さすがに疲れを感じています。

Maastrichtのクラスメートと再会しました。パワフルでとてもモーティベーションが高い友人なので、エネルギーをもらいました。すでにプロジェクトをスタートさせた、とうれしそうで、
pace makerのような友人に恵まれてありがたいです。私も負けずにプロジェクトを推進します~!


To be continued...

学会 2日目。

2013-08-25 15:54:45 | AMEE 欧州医学教育学会
かなり、忙しいスケジュールですが、時差ぼけが少ないのでなんとかこなしています!






昨夜、日本の学生さんとSkype meeting. External menteeのやる気満々の方で、こちらもエネルギーをいただきました。

早朝からbreakfast meetingで、メンター二人とacademicな話ができてよかったです。さっそく今回のmeetingのsummaryを書いて明日のgatheringで再度、少し話し合うことになっています。

その後、日本人の友人の先生と合流して、楽しいランチタイムでした。あいにく今日は小雨で肌寒いです。

これからPlenary sessionとreceptionがあり、昨夜、米国の親しい友人からEmailをいただきなんとか会えればと思っています。

プラハはやはり美しいです。帰る前に、クラッシックのコンサートのチケットが取れましたので知人らと聞きに行く予定です。楽しみです!

明日のePosterのプレゼンテーションをがんばりたいと思います。この学会の良い点は、posterもoral presentation の機会があるので、interactive session になり
学術的なコメントをもらえて有益です。高い仕上がりにしたいと思っています。Best performanceします。


AMEE 欧州医学教育学会 1日目

2013-08-24 22:50:41 | AMEE 欧州医学教育学会
本日から、AMEE 欧州医学教育学会が始まりました。 Pre-conference workshopで、午後は、母校Maastricht Universityのworkshopに参加しました。

2時間半のセッションで、Work-based assessment すなわちMini-CEX (実際の患者への医療面接と診察を直接観察で評価する)に関するワークショップでした。

構成のとても実践的で、さすが、と感激しました。最近Ph.Dのプロジェクトを終了したアルゼンチンのグループでのセッションでした。

まず医療面接のビデオを見て、それを実際に評価する体験をして、その後ディスカッションです。

さらに、レジデントにフィードバッックしたファカルティへのフィードバックがあり、普段の自分のattitudesを振り返る機会でした。かなり反省する部分が多かったです。

別件ですが、母校のJohns Hopkins Bloomberg School of Public Healthの現役MPH学生のmentor になるお話をいただいており、そのオリエンテーションのスライドを
webで見たばかりでした。

さすがに米国の大学、大学院は、フレームがしっかりしており、最初からmentor/mentee両方に期待される内容をしっかりと提示してきます。

こうしたガイドに沿ったmentor-menteeの関係を構築するように、とのことでした。Professional and personal developmentを大きな目標としており、supportの仕方なども
おおまかにガイダンスがあります。振り返りのよい機会となりました。

明日は、早朝から朝食ミーティング。その後、午前中ワークショップ。午後はフリー。明後日は8:30 からePosterのPresentation があるので、言い回しなどの最終確認予定です!

仲間、友人知人に会えるのがとても楽しみです!

成田に向けて出発です!

2013-08-21 06:04:33 | AMEE 欧州医学教育学会
今日は始発の新幹線で成田に向けて出発です!4時に起きました。家族の食事の段取りをして安心していきます。

学会1日日目にプレゼンテーションがあるのでもう少し頭を整理して臨みます。

医学教育のクラスメートに会えるのが楽しみです。

エジプトの友人に連絡しました。彼女がとても前向きなのでうれしくなりました。
祖国への誇りを感じて、お手本にしたいと思います。

初めてのSwiss Airを楽しみにしております。

パリに滞在しています。

2012-09-01 07:53:23 | AMEE 欧州医学教育学会
欧州医学教育学会が終了し、パリに滞在しました。

クラスメートと1日行動を共にしましたが、ほかの人と意見を交換するのはとても有益です。
インドネシアの超エリートの人たち(ハイスクールを飛び級しているので、医学部卒業したのが20歳と22歳ぐらいの人たちです)とカナダ人の友人と4人で行動しました。カナダの友人はとても社交的で、もともとはインド系移民なのですが、そのためかアジア系にも
臆せず積極的に話しかけてきてアジアの文化を共有しつつ、育ちは北米なので白人系とも
欧米の文化が共有できるので非常に幅広く交友しています。すごいなあと感心しました。

さて、パリは、夕方は気候が過ごしやすく、夜12時ごろでもまだまだたくさんの観光客が街でにぎわっています。昨夜、4人でエッフェル塔に登りました。23年ぶり!です。

大学3年生ときにオックスフォードで英語を学んでいたのですが、その帰りに英語のクラスで一緒だったフランス人の友人と凱旋門で待ち合わせをして案内してもらい、セーヌ川クルーズなどをしたことを思い出していました。なつかしいですね~。

その後12年前(すでに10年以上たっています!)にもロンドン大学で熱帯医学を学んでいたときに週末にパリの日本人の先生を訪ねてきたことがあります。夕食をごちそうになり、8時ぐらいから食事を開始して2時間で最後のコースまでいってしまったのが、地元のペースではかなり早くて、なんとなく居心地が悪かったのを覚えています。4時間ぐらいかけてディナーは食べるそうですね。。。アントレー(メイン)2つをゆっくりと、その後、お口直しのシャーベットなどが出てきて、チーズ、デザートとつづき、お腹がいっぱいになったのも思い出します。

今回は以前と比べて、英語での対応が増えてかなり改善している印象で、とても助かっています。

今日はまた驚きのエピソードがありました。今回は滞在時間も短いので場所でホテルを選んでいました。かなり高かったのですが快適な時間のための投資?と思い切っていました。ルーブル美術館の手前のホテルReginaという4つ星のところでしたが、Concierge (コンシアージ)の対応が群を抜いてすばらしかったです。ゲストの顔をほぼ全員把握しているようです。フロントで今朝チェックアウトしていました。その後、近くにいたので夜にタクシーを呼んでほしいとフロント頼みにいったら一般観光客と思っていったんは角のタクシーコーナーへ行って、と言われましたが、その後、あなたはゲストなのに失礼しました、と走って追いかけてきて、タクシーを止めてくれました。さすが4つ星ホテルはサービスが違うと感心しました!”おもてなし””サービスの質”の点で、とても勉強になるひとときでした。

学会最終日

2011-09-01 07:16:15 | AMEE 欧州医学教育学会
学会最終日は、自分のポスター発表がありました。

AMEEのよいところは、ポスターも2分ぐらいですが発表の機会があることです。

短時間にいかに要領よく自分のやったプロジェクトを話せるか、プレゼンテーションスキルのトレーニングになります。

幸い多くの方に聞いていただけたのでよかったです。同じグループの方は同一カテゴリでのリサーチなので関連分野だけあって他の国の事情にも熱心に耳を傾けてくれます。

今年は南アフリカ共和国からの方のプレゼンが非常に印象的でした。

最終日、夕方少し時間があったので本当に歩いていて気持ちよいので街を散歩しました。

その後、もう5年来の友人で家族ともども仲良くしていただいている米国の解剖学の先生たちと食事会になりました。ウイーン最後の夜が、ウイーンのCity Hallでのコンサートつきディナーでした。本当に楽しいひとときとなりました。学術的にはもちろん、個人的にも親しく時間を共にできる頼もしい仲間です。シンガポールの学会主催者の先生ご夫婦も一緒になり5人での食事になりました。

ヨハン・シュトラウスのワルツや有名な人気のオペラの一節をメドレー形式で見せてくれるShowでした。楽しかったです。










たくさんの出会いと再会

2011-08-30 06:56:03 | AMEE 欧州医学教育学会
欧州医学教育学会AMEEは、毎年すごい勢いで成長、拡大しています。

今年は2,800名参加者がおり、なんと84カ国からの参加です!

Liveで学会の基調講演がonlineで見れます。

今日は、大きな目的のひとつである自分のプロジェクトを複数の方と相談でき非常に充実しました。

Harvard Macy Instituteというfaculty developmentのプログラムがあるのですが、そこのアラムナイランチもありました。

以前から、本当にすばらしいメンターとして尊敬している通称Liz (本当はエリザベス)
と再会でき、かなり親身に相談に乗ってくれました。

また彼女のスピーチは、いつもこころがこもっており聴衆のこころにスーっと入りやすいのですが、久しぶりに心にしみるお話を聴けて感激しました。

情報自体は、onlineでも十分得られる時代ですが、face-to-faceでのinteractionでの刺激や気づきは何にも代えがたいと感じました。

夕方は、Maastricht Universityの集まりがありました。超多忙な私のメンターと
ようやく会え、リサーチのための相談の時間をかなり取っていただき、これまた感激していました。

インストラクターとして見習うべき姿勢を多くのすばらしい教育者の先生たちから学びます。彼らの表情、態度、姿勢から十分すぎるぐらいのメッセージを受け取りました。

私自身は、まだまだ彼らにはほとんど及びませんが、よきロールモデルとして今後も
連絡を取り合いたいと思います。

6ヶ国語を話す人。。

2011-08-29 04:34:55 | AMEE 欧州医学教育学会
ヨーロッパの醍醐味は民族が入り混じることだと思います。

大学生のころ英国のオックスフォードで英語を学びましたが、そのときの衝撃はいまでも忘れることができません。一人で何ヶ国語も話せることが本当に驚きでした。

今日、たまたま出会った現地の方は、6ヶ国語も話せるそうです!

私たちには英語で、アルゼンチンから来た人たちにはスペイン語で即座に返答するのが驚きです。普段はドイツ語のようです。英語のアクセントがドイツ語なまりでした。

フランス語、イタリア語、など起源が同じ言語は単語も似ているからわかりやすいとのことですが、文法などを瞬時に切り替えるのは、やはりこどものころから言語が入り混じる環境にいたからでしょうね。頭で考えるのではなく、体が覚えているのだと思います。

また出会いとは不思議ですが、タイから来た女性グループの方々とすぐに親しくなりました。5人グループでしたが、皆さん役職の高い方々で、医学部のassociate deanや
バンコクの病院の小児科のdirectorなど、すごい方がたです。

タイからは、トップが医学教育学会に熱心に参加するのが毎年印象的です。

なんとか日本からもこのようにたくさん参加者が増える方法はないかなあと思案します。

危機意識を共有することが最初の一歩ですね。

明日から本学会です。いろいろ勉強したいと思います。


AMEEの写真など。

2011-08-28 06:16:52 | AMEE 欧州医学教育学会
会場の赤色が鮮やかなのでシェアします。










長いワークショップの後、夜はがんばってモーツアルトのコンサートに行ってきました。

せっかくウイーンに来たので、一度くらいは観光名所のひとつともなっているオペラ座に行ってみたくてチケットを買いました。



観光客向けの楽しいプログラムで、モーツアルトの人気レパートリーがたくさん出てきました。



オペラも含まれており、男性と女性ひとりずつ交互に歌ってくれました。

最後は3曲アンコールが用意されており、ニューイヤーコンサートのように
ヨハンシュトラウスの”青きドナウ”などのレパートリーが演奏されました。

すばらしい演出に感激し、眠気も吹っ飛びました。

facilitationファシリテーションとは?

2011-08-28 05:59:30 | AMEE 欧州医学教育学会
長い一日が終わりました。

ワークショップは6時間に及びましたが、とても楽しいひとときでした。

朝6時半から朝食、今日は外で食べました。

ウイーンで初めて電車と地下鉄を乗り継がないといけなかったので早めにホテルを出発しました。

駅で切符の買い方がわからず、少し困りましたが、行きがかりの人に教えてもらいなんとかクリアしました。電車から地下鉄への乗り換えもなんとかできました。

今日は、あまり迷わずにスムーズにできました。ひと安心。

学会場はオーストリア航空みたいに赤色のソファーが置いてあったりして赤色が映えます。

9時すぎからとても和やかな暖かい雰囲気で、30名ぐらいの参加者でワークショップが開始されました。私のテーブルには、スイスと英国の人(元はスペイン出身だそうです)。

参加者では、6名がタイから、オーストラリア、ニュージランド、南アフリカ、オーストリア、英国、などさまざまでした。日本からは私だけでした。

自己紹介した後、セッション開始です。

前半、ファシリテーションとはなにか?という問いかけに、みんなでインターアクティブにディスカッション。

はっとしましたが、ファシリテーションというのは、やはり”レクチャ”とはかなり異なるものです。

・学生主体(教官主体ではなく)の学習を促す
・自主学習を促す
・安全に発言できる学習環境をセットする

ということなどが中心です。改めて復習すると感慨深いものがありました。

”教官が、自分が教えたいことを一方的に伝える”こととは異なるのです。

効果的な学習を促す状況の3C/S

Constructive 以前の知識の上に構築する
Contextual  背景の中で学習する(自分になんらかの関連性がある)
Collaborative 共同学習する

Self-directed 自主学習する

ファシリテーターの役割は、上記の3C/Sが可能な環境(climate)を創出することだと
悟りました。

日頃の自分の態度も振り返るよい機会となりました。

全体として今日のセッションは、非常にこころにくいデザインで、楽しいひとときでした。

後半は、small group sessionでのファシリテーションの実践でした。4人一組で、生徒役、ファシリテーター役を交代で行いました。

実践・実行があるセッションは、身につきやすいですね。


ファシリテーションは、もともと備わったものではなくて、トレーニングして磨くスキルである、とうちのグループの人が発言して、なるほど、と思いました。

今日のセッショは、世界中から参加者が集まっており、インストラクターと参加者両方からいろいろなことを学びました。共同学習の効果を実感しました。