俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/26  露の身

2006年10月26日 | 俳句

『露の身も 若返りして 君を待つ』
(つゆのみも わかがえりして きみをまつ)




『君なくて 夜寒を過ごす すべあるや』
(きみなくて よさむをすごす すべあるや)




『秋風の 冷たき夜を 一人啼く』
(あきかぜの つめたきよるを ひとりなく)



『散る銀杏 落ちる銀杏 地に満ちて』
(ちるいちょう おちるぎんなん ちにみちて)



『秋時雨 ほろほろ泪 ほろ苦く』
(あきしぐれ ほろほろなみだ ほろにがく)




『そこまでが 近くて遠き 秋時雨』
(そこまでが ちかくてとおき あきしぐれ)




『野ざらしや 秋行く空に 青満ちて』
(のざらしや あきゆくそらに あおみちて)




『雁の列 月を目指して まっしぐら』
(かりのつら つきをめざして まっしぐら)