俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の色

2010年11月25日 | 俳句

古池に 映る景色も 秋の色
(ふるいけに うつるけしきも あきのいろ)
12815 【季語】 秋の色 【季節】 三秋


塔の朱も 夕陽に燃えて 紅葉色
(とうのしゅも ゆうひにもえて もみじいろ)
12816 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋

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竹の春

2010年11月23日 | 俳句

見渡せば 紅燃えぬ 竹の春
(みわたせば くれないもえぬ たけのはる)
12814 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋


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山茶花

2010年11月21日 | 俳句

メモ帳に創句していたものを紹介します。



夏なれば いたずらもよし 明日香風
(なつなれば いたずらもよし あすかかぜ)
12795 【季語】 夏 【季節】 三夏


百日紅 日毎紅増す 濃化粧
(さるすべり ひごとべにます こいげしょう)
12796 【季語】 百日紅 【季節】 仲夏


海の日と 知らずに過ごす 海の家
(うみのひと しらずにすごす うみのいえ)
12797 【季語】 海の日 【季節】 晩夏


甚平や 鏡を見れば 爺くさく
(じんべいや かがみをみれば じじくさく)
12798 【季語】 甚平 【季節】 晩夏


わしわしの 声に目覚めし 日々の朝
(わしわしの こえにめざめし ひびのあさ)
12799 【季語】 わしわし(熊蝉) 【季節】 晩夏


ボタ山も 立て坑すらも 秋の色
(ぼたやまも たてこうすらも あきのいろ)
12800 【季語】 秋 【季節】 三秋


酔の眼は 片眼両眼と 秋の旅
(すいのめは かためりょうめと あきのたび)
12801 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋風に 簾揺れるも 君は来ず
(あきかぜに すだれゆれるも きみはこず)
12802 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋風と 感じるほどに ペダル漕ぐ
(あきかぜと かんじるほどに ぺだるこぐ)
12803 【季語】 秋風 【季節】 三秋


身を屈め 携帯たたく 相撲取
(みをかがめ けいたいたたく すもうとり)
12804 【季語】 相撲取り 【季節】 初秋


露草の 藍色の芯に 黄の雌蕊
(つゆくさの あいいろのしんに きのめしべ)
12805 【季語】 露草 【季節】 初秋


名月や 泣く子にゃ勝てぬ 今昔
(めいげつや なくこにゃかてぬ いまむかし)
12806 【季語】 名月 【季節】 仲秋



曼珠沙華 付かず離れず 忘られず
(まんじゅしゃげ つかずはなれず わすられず)
12807 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


川沿いの 蘆の花揺れ 風を知る
(かわぞいの あしのはなゆれ かぜをしる)
12808 【季語】 蘆の花 【季節】 晩夏


ふるさとへ 近づくほどに 紅葉濃ゆ
(ふるさとへ ちかずくほどに もみじこゆ)
12809 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


シンボルの 立て坑わびし 秋深し
(しんぼるの たてこうわびし あきふかし)
12810 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


秋深し 見る影も無き 我が生家
(あきふかし みるかげもなき わがせいか)
12811 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


火葬場の 白い山茶花 風に散る
(かそうばの しろいさざんか かぜにちる)
12812 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


小春日の 陽のやわらかさ 天の加護
(こはるびの ひのやわらかさ てんのかご)
12813 【季語】 小春日 【季節】 初冬




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立冬

2010年11月07日 | 俳句

立冬や 外装工事で 無季となり
(りっとうや がいそうこうじで むきとなり)
12794 【季語】 立冬 【季節】 初冬


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2010年11月06日 | 俳句

久方ぶりの掲句です。
先日、尼崎倶楽部古寺探訪同好会に参加させていただき
楽しい時間を過ごさせていただきました。

その際、尼崎倶楽部あま句会へのご招待を受け、
下記三首を紹介させていただきました。


古寺の 水面に揺れる 秋の色
(ふるでらの みなもにゆれる あきのいろ)
12790 【季語】 秋の色 【季節】 三秋


秋深し 色無き風も また楽し
(あきふかし いろなきかぜも またたのし)
12791 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋
五行説で四季に色をつけると、秋は白。
ゆえに秋風を「色無き風」


飽き足りぬ 狗尾草に 赤まんま
(あきたりぬ えのころぐさに あかまんま)
12792 【季語】 赤まんま 【季節】 初秋
狗尾草=夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサとなった。




歩けども また歩けども 竹の春
(あるけども またあるけども たけのはる)
12793 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋


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