俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

(中秋の)名月

2012年09月30日 | 俳句

中秋の 名月も勝てぬ 嵐来る
(ちゅうしゅうの めいげつもかてぬ あらしくる)
14831 【季語】 名月 【季節】 仲秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風

2012年09月29日 | 俳句

台風の 通過予報に 不安風
(たいふうの つうかよほうに ふあんかぜ)
14824 【季語】 台風 【季節】 仲秋


日の本を 縦断するや 台風圏
(ひのもとを じゅうだんするや たいふうけん)
14825 【季語】 台風圏 【季節】 仲秋


口開けし 嫁の寝顔の 爽やかさ
(くちあけし よめのねがおの さわやかさ)
14826 【季語】 爽やか 【季節】 三秋


句を撚り 釣瓶落としの 俳句会
(くをひねり つるべおとしの はいくかい)
14827 【季語】 釣瓶落とし 【季節】 三秋
釣瓶落とし=秋の落日


芒の穂 風の吐息に 揺れ惑い
(すすきのほ かぜのといきに ゆれまどい)
14828 【季語】 薄の穂 【季節】 晩秋


茜差す えのころ草に 四分の熱
(あかねさす えのころぐさに しぶのねつ)
14829 【季語】 狗尾草 【季節】 晩秋
狗尾草(えのころぐさ)=猫じゃらし


半袖と 長袖の間 欲しき秋
(はんそでと ながそでのあいだ ほしきあき)
14830 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曼珠沙華

2012年09月28日 | 俳句

さりげなく 白粉花と 曼珠沙華
(さりげなく おしろいばなと まんじゅしゃげ)
14821 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋
マンションの駐車場の片隅に咲いていました。


まほろばの 色香漂う 曼珠沙華
(まほろばの いろかただよう まんじゅしゃげ)
14822 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 集めて説法 石地蔵
(まんじゅしゃげ あつめてせっぽう いしじぞう)
14823 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋旱

2012年09月27日 | 俳句

都会では 遠慮しいしい 曼珠沙華
(とかいでは えんりょしいしい まんじゅしゃげ)
14813 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


彼岸花 十四五本も マンションに
(ひがんばな じゅうしごほんも まんしょんに)
14814 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


曼珠沙華 名前多きは 不幸故
(まんじゅしゃげ なまえおおきは ふこうゆえ)
14815 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


一頭と 勇ましけれど 秋の蝶
(いっとうと いさましけれど あきのちょう)
14816 【季語】 秋の蝶 【季節】 三秋


秋暑し 直りし汗疣 顔を出し
(あきあつし なおりしあせも かおをだし)
14817 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


馬になる ただ鹿になる 嫌になる
(うまになる ただしかになる いやになる)
14818 【季語】 鹿 【季節】 三秋


宰相は 一度で十分 秋がある
(さいそうは いちどでじゅうぶん あきがある)
14819 【季語】 秋 【季節】 三秋
秋・・・空き・・飽き


秋旱 人材乏し 日の本よ
(あきひでり じんざいとぼし ひのもとよ)
14820 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山口百恵

2012年09月26日 | 俳句
すすき穂の 顔の向きこそ 風の向き
(すすきほの かおのむきこそ かぜのむき)
14802 【季語】 薄の穂 【季節】 晩秋


すすき穂の 体の揺れは 風の息
(すすきほの からだのゆれは かぜのいき)
14803 【季語】 薄の穂 【季節】 晩秋


秋暁や 空風を見て 深呼吸
(しゅうぎょうや そらかぜをみて しんこきゅう)
14804 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


長き夜を 目覚めの遅き 言い訳に
(ながきよを めざめのおそき いいわけに)
14805 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


松茸も 待つだけ無駄と 知りながら
(まつたけも まつだけむだと しりながら)
14806 【季語】 松茸 【季節】 晩秋


松茸は 松竹梅と 無縁なり
(まつたけは しょうちくばいと むえんなり)
14807 【季語】 松茸 【季節】 晩秋


赤蜻蛉 護美車来る テーマ曲
(あかとんぼ ごみぐるまくる てーまきょく)
14808 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


吾亦紅 何年待てば 雁来紅
(われもこう なんねんまてば がんらいこう)
14809 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋
雁来紅=葉鶏頭


秋扇 用は済んでも 手離せず
(あきおうぎ ようはすんでも てばなせず)
14810 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


罪作り 山口百恵の 曼珠沙華
(つみつくり やまぐちももえの まんじゅしゃか)
14811 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋
曼珠沙華=サンスクリット語でマンジュシャカ。


まだ見えぬ 秋刀魚の顔の なつかしさ
(まだみえぬ さんまのかおの なつかしさ)
14812 【季語】 秋刀魚 【季節】 晩秋



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓑虫

2012年09月25日 | 俳句

雨風に 負けぬ根性 背高泡立草
(あめかぜに まけぬこんじょう あわだちそう)
14795 【季語】 背高泡立草 【季節】 初秋


筋雲の 薄くかかりて 今日は秋
(すじくもの うすくかかりて きょうはあき)
14796 【季語】 秋 【季節】 三秋


蓑虫や 存在感薄き 簑の中
(みのむしや そんざいうすき みののなか)
14797 【季語】 蓑虫 【季節】 三秋


窓ガラス 秋陽の強く 窓を開く
(まどがらす あきひのつよく まどをひらく)
14798 【季語】 秋 【季節】 三秋


窓の外 眩しくもあり 爽やかも
(まどのそと まぶしくもあり さわやかも)
14799 【季語】 爽やか 【季節】 三秋


始まりし 工事の音に 秋旱
(はじまりし こうじのおとに あきひでり)
14800 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


秋なれど 喧過ぎて 暑くなり
(あきなれど かまびすすぎて あつくなり)
14801 【季語】 秋 【季節】 三秋




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良夜

2012年09月23日 | 俳句

秋天は 訳の分からぬ 雲ばかり
(しゅうてんは わけのわからぬ くもばかり)
14784 【季語】 秋天 【季節】 三秋


中秋は 半月あれば それでよし
(ちゅうしゅうは はんげつあれば それでよし)
14785 【季語】 名月 【季節】 仲秋


半月の 上弦の月も 名月ぞ
(はんげつの じょうげんのつきも めいげつぞ)
14786 【季語】 名月 【季節】 仲秋


半月も 貴女が見れば 名月と
(はんげつも あなたがみれば めいげつと)
14787 【季語】 名月 【季節】 仲秋


外食を 迫られてする 良夜かな
(がいしょくを せまられてする りょうやかな)
14788 【季語】 良夜 【季節】 三秋


仏壇の 酒拝借し 良夜かな
(ぶつだんの さけはいしゃくし りょうやかな)
14789 【季語】 良夜 【季節】 三秋


檀れいの だん書けねども 良夜かな
(だんれいの だんかけねども りょうやかな)
14790 【季語】 良夜 【季節】 三秋
檀れい=元宝塚トップスター


伊勢路来て 神々しきや 曼珠沙華
(いせじきて こうごうしきや まんじゅしゃげ)
14791 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


地獄へと 誘い咲くや 曼珠沙華
(じごくへと いざないさくや まんじゅしゃげ)
14792 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


秋暁の 雲の輝き 朱薄き
(しゅうぎょうの くものかがやき あかうすき)
14793 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


いつも出る 僕の悪い癖 菊膾
(いつもでる ぼくのわるいくせ きくなます)
14794 【季語】 菊膾 【季節】 晩秋
「僕の悪い癖」=TVドラマ「相棒」の
主人公杉下右京の決めぜりふ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

露の世

2012年09月23日 | 俳句

露踏める 証としての 朝の靴
(つゆふめる あかしとしての あさのくつ)
14774 【季語】 露 【季節】 三秋


露の世や 未練ばかりは 残すまじ
(つゆのよや みれんばかりは のこすまじ)
14775 【季語】 露の世 【季節】 三秋


里芋の 美味煮ころがし 嫁の笑み
(さといもの びみにころがし よめのえみ)
14776 【季語】 里芋 【季節】 三秋


花野から 枯れ野を見れば 世は情け
(はなのから かれのをみれば よはなさけ)
14777 【季語】 花野 【季節】 三秋


鶏頭は 鶏冠に似てか 頭に来
(けいとうは とさかににてか あたまにき)
14778 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


温水器 直れば熱し 秋の風呂
(おんすいき なおればあつし あきのふろ)
14779 【季語】 秋 【季節】 三秋


曼珠沙華 導かれしは 昔日に
(まんじゅしゃげ みちびかれしは せきじつに)
14780 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


思い草 思案の果てに 項垂れて
(おもいぐさ しあんのはてに うなだれて)
14781 【季語】 思い草 【季節】 仲秋
思い草=南蛮煙管(なんばんきせる)


蓑虫よ もんた程には 寝ていまい
(みのむしよ もんたほどには ねていまい)
14782 【季語】 蓑虫 【季節】 三秋


リヤカーの 荷台の揺れや 秋の夢
(りやかーの にだいのゆれや あきのゆめ)
14783 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虫の声

2012年09月22日 | 俳句

爽やかや 寝覚めに聞きし 虫の声
(さわやかや ねざめにききし むしのこえ)
14763 【季語】 虫 【季節】 三秋


秋夕日 髪金色に 外人に
(あきゆうひ かみこんじきに がいじんに)
14764 【季語】 秋 【季節】 三秋


手を繋ぎ 石垣伝う 秋散歩
(てをつなぎ いしがきつたう あきさんぽ)
14765 【季語】 秋 【季節】 三秋


色が失せ 不安広がる 秋の暮
(いろがうせ ふあんひろがる あきのくれ)
14766 【季語】 秋 【季節】 三秋


腹立つが むかつくになる 冷まじさ
(はらたつが むかつくになる すさまじさ)
14767 【季語】 冷まじ 【季節】 晩秋
冷まじ=秋深し


顔のない 宰相再選 暮の秋
(かおのない さいそうさいせん くれのあき)
14768 【季語】 秋 【季節】 三秋


白壁に 鶏頭の花 燃え立ちて
(しらかべに けいとうのはな もえたちて)
14769 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


白壁に 寄り添いて立つ 鶏頭花
(しらかべに よりそいてたつ けいとうか)
14770 【季語】 鶏頭花 【季節】 三秋


豆腐屋の 前の鶏頭 美味を知る
(とうふやの まえのけいとう びみをしる)
14771 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


路地裏の 秋桜畑 蝶乱舞
(ろじうらの こすもすばたけ ちょうらんぶ)
14772 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋
秋桜=コスモス


見つめられ 顔が崩れて 薄寒き
(みつめられ かおがくずれて うすさむき)
14773 【季語】 薄寒 【季節】 晩秋
薄寒=うそ寒=うすら寒





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋彼岸

2012年09月21日 | 俳句

平和デー 実感乏しく 秋彼岸
(へいわでー じっかんとぼしく あきひがん)
14757 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


段々と 知人少なく 秋彼岸
(だんだんと ちじんすくなく あきひがん)
14758 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


秋彼岸 生きてる人より 死んだ人
(あきひがん いきてるひとより しんだひと)
14759 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


やっとこさ 秋の実感 手の元に
(やっとこさ あきのじっかん てのもとに)
14760 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の夜は 音量上げて 気を静め
(あきのよるは おんりょうあげて きをしずめ)
14761 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の宵 せめて欲しきや 酒と月
(あきのよい せめてほしきや さけとつき)
14762 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋茄子

2012年09月20日 | 俳句

待ちかねし 空とバスの日 秋の空
(まちかねし そらとばすのひ あきのそら)
14753 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋茄子や 美味に美味しく 味わえり
(あきなすや びみにおいしく あじわえり)
14754 【季語】 秋茄子 【季節】 三秋


秋出水 各地の被害 底なしに
(あきでみず かくちのひがい そこなしに)
14755 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋
秋出水=洪水


マッサージ 一人極楽 嫁の秋
(まっさーじ ひとりごくらく よめのあき)
14756 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年09月19日 | 俳句

隣国も 秋彼岸入り 戦入り
(りんこくも あきひがんいり いくさいり)
14747 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


温水器 壊れて秋も 半ばなり
(おんすいき こわれてあきも なかばなり)
14748 【季語】 秋半ば 【季節】 仲秋


風に揺る 秋桜撮るに 我が影も
(かぜにゆる こすもすとるに わがかげも)
14749 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋


我が字体 鼠が這って 秋更けり
(わがじたい ねずみがはって あきふけり)
14750 【季語】 秋更くる 【季節】 晩秋


梨喰えば 瑞々しさに 舌を巻き
(なしくえば みずみずしさに したをまき)
14751 【季語】 梨 【季節】 三秋


腹の立つ 腹が出た出た 秋旱
(はらのたつ はらがでたでた あきひでり)
14752 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敗荷(はいか)

2012年09月18日 | 俳句

ちぎれ雲 流れ流され 秋の空
(ちぎれぐも ながれながされ あきのそら)
14737 【季語】 秋 【季節】 三秋


竜巻に 豪雨高潮 大野分
(たつまきに ごううたかしお おおのわき)
14738 【季語】 野分 【季節】 三秋


ベランダの 窓越しに見る 昼の虫
(べらんだの まどごしにみる ひるのむし)
14739 【季語】 昼の虫 【季節】 三秋


捨て案山子 寄り添う友の 二三体
(すてかかし よりそうともの にさんたい)
14740 【季語】 捨案山子 【季節】 晩秋


稲雀 寄れば遠のく 天の邪鬼
(いなすずめ よればとおのく あまのじゃく)
14741 【季語】 稲雀 【季節】 三秋


鬼の子は 父よと啼きて まだ独身
(おにのこは ちちよとなきて まだひとり)
14742 【季語】 鬼の子 【季節】 三秋
鬼の子=蓑虫(みのむし)


敬老の日 知らぬ振りして 通り過ぐ
(けいろうのひ しらぬふりして とおりすぐ)
14743 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


年寄りの 反証もとめ 鏡見る
(としよりの はんしょうもとめ かがみみる)
14744 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


生国の 知れる敗荷よ 国境
(しょうごくの しれるはいかよ くにざかい)
14745 【季語】 敗荷 【季節】 仲秋
敗荷(はいか、やれはす)=破れ蓮(やれはちす)


新月や 橋の下では 眉に唾
(しんげつや はしのしたでは まゆにつば)
14746 【季語】 新月 【季節】 仲秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敬老の日

2012年09月17日 | 俳句

血圧計 心拍多いと 敬老日
(けつあつけい しんぱくおおいと けいろうび)
14725 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


敬老と 言われて不満 まだまだと
(けいろうと いわれてふまん まだまだと)
14726 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


名前のみ としより老人 敬老と
(なまえのみ としよりろうじん けいろうと)
14727 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋
戦後、としよりの日、老人の日、敬老の日と名前だけが変わった。
じじばば捨ての日も近い。


敬老の日 聞いただけでも 超不快
(けいろうのひ きいただけでも ちょうふかい)
14728 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


毎日が 敬老の日なら 許せるか
(まいにちが けいろうのひなら ゆるせるか)
14729 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


写真を キモイと言われ 秋旱
(しゃしんを きもいといわれ あきひでり)
14730 【季語】 秋旱 【季節】 三秋
キモイ=気持ち悪いの若者言葉


来年は 買い揃えたし 秋簾
(らいねんは かいそろえたし あきすだれ)
14731 【季語】 秋簾 【季節】 仲秋


秋出水 通常災害の 予感あり
(あきでみず つうじょうさいがいの よかんあり)
14732 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋
秋出水=洪水


団栗を 転がしみれば 寝んころり
(どんぐりを ころがしみれば ねんころり)
14733 【季語】 団栗 【季節】 晩秋


廃線の 線路の跡に 草の花
(はいせんの せんろのあとに くさのはな)
14734 【季語】 草の花 【季節】 三秋


邯鄲や 親しき友の もてなしに
(かんたんや したしきともの もてなしに)
14735 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
「邯鄲(かんたん)」=ル・ル・ルと美しい声で鳴く秋の虫。
「邯鄲の夢」の故事から命名された。邯鄲の鳴き声
 http://www.youtube.com/watch?v=Sbhg748alSU&feature=relmfu


柚胡椒 生七味など 贈らんか
(ゆずごしょう なましちみなど おくらんか)
14736 【季語】 柚 【季節】 晩秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋出水

2012年09月16日 | 俳句

新月を 愛でる心が わびの基
(しんげつを めでるこころが わびのもと)
14715 【季語】 新月 【季節】 仲秋


泣く子まで 若返り見る 新月を
(なくこまで わかがえりみる しんげつを)
14716 【季語】 新月 【季節】 仲秋


突風の 吹いて雷 なりて秋
(とっぷうの ふいてかみなり なりてあき)
14717 【季語】 秋 【季節】 三秋


塩辛の 蜻蛉飛び出し 空に消え
(しおからの とんぼとびだし そらにきえ)
14718 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋


撫子は 弱い花でも 日本強し
(なでしこは よわいはなでも ジャパンつよし)
14719 【季語】 撫子 【季節】 晩夏


秋祭り 窓から入る 太鼓の音
(あきまつり まどからはいる たいこのね)
14720 【季語】 秋祭 【季節】 三秋


幼子は 太鼓の祭りで ドンドコドン
(おさなごは たいこのまつりで どんどこどん)
14721 【季語】 秋祭 【季節】 三秋


道端に 咲き乱れしは 女郎花
(みちばたに さきみだれしは おみなえし)
14722 【季語】 女郎花 【季節】 初秋


薬師草 五弁の花の 群れ咲けり
(やくしそう ごべんのはなの むれさけり)
14723 【季語】 薬師草 【季節】 初秋
薬師草=弟切草


ベランダの 秋出水跳ね 畳濡る
(べらんだの あきでみずはね たたみぬる)
14724 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする