俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

四月尽

2010年04月30日 | 俳句

例年に なき春なれど 春惜しむ
(れいねんに なきはるなれど はるおしむ)
12520 【季語】 春惜しむ 【季節】 晩春


春惜しむ 赤信号は 止まれなり
(はるおしむ あかしんごうは とまれなり)
12521 【季語】 春惜しむ 【季節】 晩春


ふるさとは 回転饅頭 春惜しむ
(ふるさとは かいてんまんじゅう はるおしむ)
12522 【季語】 春惜しむ 【季節】 晩春


四月尽 原稿短く 書き足して
(しがつじん げんこうみじかく かきたして)
12523 【季語】 四月尽 【季節】 晩春


水を得ぬ 鯉の姿や 春惜しむ
(みずをえぬ こいのすがたや はるおしむ)
12524 【季語】 春惜しむ 【季節】 晩春


若葉風 耳を澄まして 目を閉じて
(わかばかぜ みみをすまして めをとじて)
12525 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


迷わぬは 曲がらぬ極意 若葉風
(まよわぬは まがらぬごくい わかばかぜ)
12526 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


ふるさとの 山屋消えたり 春霞
(ふるさとの さんやきえたり はるがすみ)
12527 【季語】 春霞 【季節】 三春


竹の秋 光流れて 風漏れて
(たけのあき ひかりながれて かぜもれて)
12528 【季語】 竹の秋 【季節】 晩春


隣屋の 空きを気にして 春の昼
(となりやの あきをきにして はるのひる)
12529 【季語】 春 【季節】 三春


春の昼 うつらうつらで 天国や
(はるのひる うつらうつらで てんごくや)
12530 【季語】 春 【季節】 三春


牡丹花 二輪咲き居て 大と小
(ぼたんばな にりんさきいて だいとしょう)
12531 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


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花写真

2010年04月29日 | 俳句

ここあそこ 名詞が消えし 春の昼
(ここあそこ めいしがきえし はるのひる)
12517 【季語】 春 【季節】 三春


つちふるや サドルに残る 雨の土
(つちふるや さどるにのこる あめのつち)
12518 【季語】 霾る 【季節】 三春
霾る(つちふる)=風に吹き上げられた土や砂(黄土)が降る。


花写真 喜ぶ人の 笑顔よし
(はなしゃしん よろこぶひとの えがおよし)
12519 【季語】 花 【季節】 晩春


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春の夢

2010年04月28日 | 俳句

春の夢 色ある夢を あの夢を
(はるのゆめ いろあるゆめを あのゆめを)
12513 【季語】 春 【季節】 三春


春の夢 追試卒延 いまだして
(はるのゆめ ついしそつえん いまだして)
12514 【季語】 春 【季節】 三春


春の夢 寝ている横に 寝てる女
(はるのゆめ ねているよこに ねてるひと)
12515 【季語】 春 【季節】 三春


花の塵 落ちるまでが 華なのよ
(はなのちり おちるまでが はななのよ)
12516 【季語】 花 【季節】 晩春


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ブランコ

2010年04月27日 | 俳句

ぶり返す 何度目だっけ 寒い春
(ぶりかえす なんどめだっけ さむいはる)
12495 【季語】 春寒 【季節】 初春


若草の まぶしさあふる うすみどり
(わかくさの まぶしさあふる うすみどり)
12496 【季語】 若草 【季節】 晩春


若草や 老人昔は 若かりし
(わかくさや ろうじんむかしは わかかりし)
12497 【季語】 若草 【季節】 晩春


若葉風 砂場の河馬の 大あくび
(わかばかぜ すなばのかばの おおあくび)
12498 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


若葉風 荷台の妹の はしゃぐ声
(わかばかぜ にだいのいもの はしゃぐこえ)
12499 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


一軒家 二階からのぞく 鯉幟
(いっけんや にかいからのぞく こいのぼり)
12500 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


近頃は 小振りが流行 鯉幟
(ちかごろは こぶりがはやり こいのぼり)
12501 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


ベランダで 休眠してる 鯉幟
(べらんだで きゅうみんしてる こいのぼり)
12502 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


こじんまり 横に棹さす 鯉幟
(こじんまり よこにさおさす こいのぼり)
12503 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


滑り台 滑りし次は ブランコよ
(すべりだ すべりしつぎは ぶらんこよ)
12504 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


夜に漕ぐ ブランコの音 軋み有り
(よるにこぐ ぶらんこのおと きしみあり)
12505 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


ブランコを 前にしてする 別れかな
(ぶらんこを まえにしてする わかれかな)
12506 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


花水木 紅の淡さが 寂しくて
(はなみずき べにのあわさが さびしくて)
12507 【季語】 花水木 【季節】 晩春


花水木 紅白あれど 芯緑
(はなみずき こうはくあれど しんみどり)
12508 【季語】 花水木 【季節】 晩春


花蘇枋 彼方に見えし 空の雲
(はなずおう かなたにみえし そらのくも)
12509 【季語】 花蘇枋 【季節】 晩春
花蘇枋(ハナズオウ)=名は花の色が染料の蘇枋(ズオウ)の色に
似ていることからつけられたといはれています。
嵐山 天竜寺庭園が有名。
http://4travel.jp/domestic/area/kinki/kyoto/kyoto/arashiyama/travelogue/10661223/


花楓 小さき花より 緑の葉
(はなかえで ちいさきはなより みどりのは)
12510 【季語】 花楓 【季節】 晩春


花楓 小川の風に 揺れている
(はなかえで おがわのかぜに ゆれている)
12511 【季語】 花楓 【季節】 晩春


春の雨 いまだに啼きし 膝もある
(はるのあめ いまだになきし ひざもある)
12512 【季語】 春 【季節】 三春


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余花残花

2010年04月26日 | 俳句

晩春や 明日も雨と 肩の啼く
(ばんしゅんや あしたもあめと かたのなく)
12480 【季語】 晩春 【季節】 晩春


鞦韆や 風の絵師の 風起こる
(しゅうせんや かぜのえしの かぜおこる)
12481 【季語】 鞦韆 【季節】 三春
鞦韆=ブランコ


自転車の ペダルも軽く 春の道
(じてんしゃの ぺだるもかるく はるのみち)
12482 【季語】 春 【季節】 三春


若葉風 ラーメン餃子 故郷有り
(わかばかぜ らーめんぎょうざ こきょうあり)
12483 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


余花残花 飛花に落花の 残り花
(よかざんか ひかにらっかの のこりばな)
12484 【季語】 花 【季節】 晩春


ブランコは 漕ぐか乗るかで 上手下手
(ぶらんこは こぐかのるかで じょうずへた)
12485 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


雨上がり ブランコの下の 水溜まり
(あめあがり ぶらんこのしたの みずたまり)
12486 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


春の駅 他因の遅れ 声でかし
(はるのえき たいんのおくれ こえでかし)
12487 【季語】 春 【季節】 三春


春の駅 事故より遅延 のぞましき
(はるのえき じこよりちえん のぞましき)
12488 【季語】 春 【季節】 三春


蜂止まる 花の写真に 時止まる
(はちとまる はなのしゃしんに ときとまる)
12489 【季語】 花 【季節】 晩春


いつまでも 西高東低 暮れの春
(いつまでも せいこうとうてい くれのはる)
12490 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


牡丹の 花びら多く 眼が点に
(ぼうたんの はなびらおおく めがてんに)
12491 【季語】 牡丹 【季節】 晩春


知ってます 四つ葉のクローバー あるところ
(しってますよ つばのくろーばー あるところ)
12492 【季語】 クローバー 【季節】 晩春


柿若葉 輝く空に 白雲の
(かきわかば かがやくそらに しらくもの)
12493 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


我が言葉 聞き取り不能 柿若葉
(わがことば ききとりふのう かきわかば)
12494 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


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春陰

2010年04月25日 | 俳句

リラ冷えや 二度も三度も 有り難し
(りらびえや にどもさんども ありがたし)
12465 【季語】 リラの花 【季節】 晩春
リラ冷え=北海道でリラの花が咲く5月下旬の一時的な寒さ。


リラ冷えに 心も冷えて 関節炎
(りらびえに こころもひえて かんせつえん)
12466 【季語】 リラの花 【季節】 晩春


行く春や 早く行かねば 身が保たぬ
(ゆくはるや はやくいかねば みがもたぬ)
12467 【季語】 行く春 【季節】 晩春


外に出て 見上げなければ 春の月
(そとにでて みあげなければ はるのつき)
12468 【季語】 春 【季節】 三春


春の月 見れるだけでも ありがたし
(はるのつき みれるだけでも ありがたし)
12469 【季語】 春 【季節】 三春


朧月 大きさだけは 十日月
(おぼろづき おおきさだけは とおかづき)
12470 【季語】 朧月 【季節】 三春


春昼や 午前から午後 時ゆるく
(しゅんちゅうや ごぜんからごご ときゆるく)
12471 【季語】 春昼 【季節】 三春


春の夜の 微睡みの中 時流る
(はるのよの まどろみのなか ときながる)
12472 【季語】 春 【季節】 三春


春陰や 小便小僧は 社寺の中
(しゅんいんや しょうべんこぞうは しゃじのなか)
12473 【季語】 春陰 【季節】 三春


この春は 龍馬竜馬と ようさん来い
(このはるは りょうまりょうまと ようさんこい)
12474 【季語】 春 【季節】 三春


老いること アブダカダブラ 春の闇
(おいること あぶだかだぶら はるのやみ)
12475 【季語】 春の闇 【季節】 三春


落花より 飛花の多きや 花吹雪
(らっかより ひかのおおきや はなふぶき)
12476 【季語】 花吹雪 【季節】 晩春



雨風の 厳しき世にぞ シクラメン
(あめかぜの きびしきよにぞ しくらめん)
12477 【季語】 シクラメン 【季節】 晩春


雀の子 信号守れ 赤なるぞ
(すずめのこ しんごうまもれ あかなるぞ)
12478 【季語】 雀の子 【季節】 晩春


チューリップ 哀れを誘う 開き過ぎ
(ちゅーりっぷ あわれをさそう ひらきすぎ)
12479 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春


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2010年04月24日 | 俳句

余花の雨 あざやか緑 よみがえり
(よかのあめ あざやかみどり よみがえり)
12455 【季語】 余花 【季節】 初夏
余花=若葉の花、青葉の花


タンポポの 葉の地を這って 茎長し
(たんぽぽの はのちをはって くきながし)
12456 【季語】 タンポポ 【季節】 三春


絮飛びし タンポポの花 稟として
(わたとびし たんぽぽのはな ひんとして)
12457 【季語】 蒲公英の花 【季節】 三春


春光に 包まれて知る 息吹かな
(しゅんこうに つつまれてしる いぶきかな)
12458 【季語】 春光 【季節】 三春


明け初めし 空に広がる 春の風
(あけそめし そらにひろがる はるのかぜ)
12459 【季語】 春の風 【季節】 三春


春暁の 光の中に ある元気
(しゅんぎょうの ひかりのなかに あるげんき)
12460 【季語】 春暁 【季節】 三春


今朝も知る カーテン越しの リラ冷えを
(けさもしる かーてんごしの りらびえを)
12461 【季語】 リラの花 【季節】 晩春
リラ冷え=北海道でリラの花が咲く5月下旬の一時的な寒さ。


八重桜 茶の葉に抱かれ しっとりと
(やえざくら ちゃのはにだかれ しっとりと)
12462 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


垣根から 首出す色気 花牡丹
(かきねから くびだすいろけ はなぼたん)
12463 【季語】 牡丹 【季節】 晩春


桜蘂 心足らずか 足の下
(さくらしべ こころたらずか あしのした)
12464 【季語】 桜蘂降る 【季節】 晩春


コメント (2)
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春暁

2010年04月23日 | 俳句

春暁や ゴミを荒らせし 鴉あり
(しゅんぎょうや ごみをあらせし からすあり)
12453 【季語】 春暁 【季節】 三春


小あじさい 写真撮れど 緑子よ
(こあじさい しゃしんとれど みどりこよ)
12454 【季語】 小紫陽花 【季節】 仲夏


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惜春

2010年04月22日 | 俳句

暮の春 いまだにいまだ 寒い春
(くれのはる いまだにいまだ さむいはる)
12443 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


金盞花 やっと出会えし 路地の隅
(きんせんか やっとであえし ろじのすみ)
12444 【季語】 金盞花 【季節】 晩春


金盞花 仏前よりも 黄の強く
(きんせんか ぶつぜんよりも きのつよく)
12445 【季語】 金盞花 【季節】 晩春


八重桜 葉の色見れば 出る涎
(やえざくら はのいろみれば でるよだれ)
12446 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


桜蘂 勲章の如 我が胸に
(さくらしべ くんしょうのごと わがむねに)
12447 【季語】 桜蘂降る 【季節】 晩春


惜春や 携帯電話 電池切れ
(せきしゅんや けいたいでんわ でんちぎれ)
12448 【季語】 惜春 【季節】 晩春


惜春と 思えし春は いまだなし
(せきしゅんと おもえしはるは いまだなし)
12449 【季語】 惜春 【季節】 晩春


寺社にある ションベン小僧の ミスマッチ
(じしゃにある しょんべんこぞうの みすまっち)
12450 【季語】 * 【季節】 *


八重桜 落花もぼたり ぼたりかな
(やえざくら らっかもぼたり ぼたりかな)
12451 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


河川敷 春風強く 青テント
(かせんじき はるかぜつよく あおてんと)
12452 【季語】 春風 【季節】 三春


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落花

2010年04月21日 | 俳句

眼鏡越し ひとひらの花 手に受けて
(めがねごし ひとひらのはな てにうけて)
12442 【季語】 花 【季節】 晩春


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紫陽花

2010年04月20日 | 俳句

あじさいの つぼみはじけて 子あじさい
(あじさいの つぼみはじけて こあじさい)
12431 【季語】 小紫陽花 【季節】 仲夏
小紫陽花 http://www.hana300.com/koajis.html


緑なす 紫陽花の子の 色淡し
(みどりなす あじさいのこの いろあわし)
12432 【季語】 小紫陽花 【季節】 仲夏


紫陽花の 開き居る日の 待ち遠し
(あじさいの ひらきいるひの まちどおし)
12433 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


雨濡れし 落花の中に 社あり
(あめぬれし らっかのなかに やしろあり)
12434 【季語】 落花 【季節】 晩春


一輪の 桜の落花 手に受けて
(いちりんの さくらのらっか てにうけて)
12435 【季語】 落花 【季節】 晩春


ハンティング 桜の小枝 刺さり居り
(はんてぃんぐ さくらのこえだ ささりおり)
12436 【季語】 桜 【季節】 晩春


紅枝垂 誰に手向けん この紅を
(べにしだれ だれにたむけん このべにを)
12437 【季語】 紅枝垂 【季節】 仲春
紅垂れ=枝垂れ桜


咲き乱る 久留米躑躅の 紅淡く
(さきみだる くるめつつじの べにあわく)
12438 【季語】 躑躅 【季節】 晩春
久留米躑躅(くるめつつじ)=ツツジ科の常緑低木。
ミヤマキリシマの一 品種で、久留米地方で改良されたもの。  
http://www.hana300.com/kurume.html


木瓜の花 野村紅葉の 奥に咲く
(ぼけのはな のむらこうようの おくにさく)
12439 【季語】 木瓜の花 【季節】 晩春
野村紅葉=樹形は広楕円形。
春から秋にかけて紫紅色の葉をもち、葉の時期は常に紅葉しているのが特徴。
イロハモミジの園芸品種で、庭木としてよく使われる。
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/nomuramomiji.html


ふんわりと ただふんわりと 八重桜
(ふんわりと ただふんわりと やえざくら)
12440 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


契沖碑 建立予定地 花の雨
(けいちゅうひ こんりゅうよていち はなのあめ)
12441 【季語】 花の雨 【季節】 晩春


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春の夜

2010年04月19日 | 俳句

陽炎や 地球の裏側 大噴火
(かげろうや ちきゅうのうらがわ だいふんか)
12418 【季語】 陽炎 【季節】 三春


リラ冷えや 地震に津波 噴火まで
(りらびえや じしんにつなみ ふんかまで)
12419 【季語】 リラの花 【季節】 晩春


陽炎や 口耳四寸 学成らず
(かげろうや こうじよんすん がくならず)
12420 【季語】 陽炎 【季節】 三春
口耳四寸の学=口と耳との間でする 学問の意。
聞いたことをそのまま人に伝えるだけの、身につかない学問。
受け売りの学問 。


不況ほど 花見の多き 事実あり
(ふきょうほど はなみのおおき じじつあり)
12421 【季語】 花見 【季節】 三春


ゆとりの子 世に蔓延して 春の闇
(ゆとりのこ よにまんえんして はるのやみ)
12422 【季語】 春の闇 【季節】 三春


手冷たき 寿司職人や 春の風
(てつめたき すししょくにんや はるのかぜ)
12423 【季語】 春の風 【季節】 三春


落花とは 寂しい言葉 花吹雪
(らっかとは さびしいことば はなふぶき)
12424 【季語】 落花 【季節】 晩春


日永さの 整理整頓 途中です
(ひながさの せいりせいとん とちゅうです)
12425 【季語】 日永 【季節】 仲春


三日過ぎ 朧さばかり 春の月
(みっかすぎ おぼろさばかり はるのつき)
12426 【季語】 春の月 【季節】 三春


春深し 溜息混じり 息長し
(はるふかし ためいきまじり いきながし)
12427 【季語】 春深し 【季節】 晩春


春の夜の 一刻などは まんきんたん
(はるのよるの いっこくなどは まんきんたん)
12428 【季語】 春の夜 【季節】 三春
まんきんたん【万金丹】= 伊勢国、朝熊(あさま)山で製し、
解毒・ 気付けなどの効果があるとされた薬の名。


桃の花 あれはそうだと 三日後に
(もものはな あれはそうだと みっかごに)
12429 【季語】 桃の花 【季節】 晩春


焼き肉は 先立つものなく 春おぼろ
(やきにくは さきだつものなく はるおぼろ)
12430 【季語】 春 【季節】 三春


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行く春

2010年04月18日 | 俳句

菜の花の 黄色の世界 纏いたし
(なのはなの きいろのせかい まといたし)
12403 【季語】 菜の花 【季節】 晩春


春なのに 何日も冬 やな天気
(はるなのに なんにちもふゆ やなてんき)
12404 【季語】 春 【季節】 三春


菫より パンジーが見近 核家族
(すみれより ぱんじーがみじか かくかぞく)
12405 【季語】 パンジー 【季節】 晩春


胃が痛む 春の嵐や 二日酔い
(いがいたむ はるのあらしや ふつかよい)
12406 【季語】 春 【季節】 三春


昼夜の 区別がつかぬ 春の午後
(ひるよるの くべつがつかぬ はるのごご)
12407 【季語】 春 【季節】 三春


ボケ予防 掌黒く 春の昼
(ぼけよぼう てのひらくろく はるのひる)
12408 【季語】 春 【季節】 三春


三日月も 役に立たない 花宴
(みかづきも やくにたたない はなうたげ)
12409 【季語】 花 【季節】 三春


行く春や 二日酔いゆえ 朧なり
(ゆくはるや ふつかよいゆえ おぼろなり)
12410 【季語】 行く春 【季節】 晩春


行く春や 訃報の遠きを 望みたし
(ゆくはるや ふほうのとおきを のぞみたし)
12411 【季語】 行く春 【季節】 晩春


行く春や 晩春と言いて まだ寒し
(ゆくはるや ばんしゅんといいて まださむし)
12412 【季語】 行く春 【季節】 晩春


春の友 大同小異 安心す
(はるのとも だいどうしょうい あんしんす)
12413 【季語】 春 【季節】 三春


三日月も 朧なりけり 老いの目に
(みかづきも おぼろなりけり おいのめに)
12414 【季語】 朧 【季節】 三春



どこででも いつでも寝れる 春の俺
(どこででも いつでもねれる はるのおれ)
12415 【季語】 春 【季節】 三春


ブランコを 漕いで早かり 花吹雪
(ぶらんこを こいではやかり はなふぶき)
12416 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


紅白の 花辻辻に 躑躅咲く
(こうはくの はなつじつじに つつじさく)
12417 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


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御礼

2010年04月18日 | ごあいさつ
春の異変でしょうか。
喜ばしいことに、2日連続でブログがランキング入りしました。
ランキング入りもですが、訪問者数が200名を超えたことも
喜ばしい限りです。
今後ともご支援ください。          千秀


    訪問者数   順位   総ブログ数(goo)
3月18日 196    6941   1381481
3月19日 211    5725   1381988
3月20日 188    6958   1382494
3月21日 164    9462   1383012
3月22日 175    8796   1383587

4月16日 212    5945   1396465
4月17日 197    6807   1396955
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飛花落花

2010年04月17日 | 俳句

春土用 昔の仲間と 同窓会
(はるどよう むかしのなかまと どうそうかい)
12397 【季語】 春 【季節】 三春


同窓の 時間が止まる 長閑さよ
(どうそうの じかんがとまる のどかさよ)
12398 【季語】 長閑 【季節】 三春


春行くや 頼もしくあり 頼りなくも
(はるゆくや たのもしくあり たよりなくも)
12399 【季語】 春行く 【季節】 晩春


春行くや 夏秋そして 寒い冬
(はるゆくや なつあきそして さむいふゆ)
12400 【季語】 春行く 【季節】 晩春


飛花落花 いかに死すべき 活きるべき
(ひからっか いかにしすべき いきるべき)
12401 【季語】 飛花落花 【季節】 晩春


弱り目に 頭をもたげる 春の風邪
(よわりめに あたまをもたげる はるのかぜ)
12402 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


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